LIFE LOG(自然と遊ぶ)

自然と遊ぶ

登山の楽しさ、美しさを伝えたい。登山、写真。

初冬の槍ヶ岳でテント泊〜新穂高から南岳経由で周回〜(2023年10月)

1週間前に山頂気温-15度の寒波が来て、完全に雪山と化した槍ヶ岳。山荘は11/3まで営業なので、滑り込みでテント泊に行ってきました。

雪が降ると人は来なくなるようで、登山者には1人も会いませんでしたが、それがとても良く、とても静かに、槍ヶ岳登山を満喫できました。

夕焼け、月光、朝焼け、澄んだ空気で遠くまで見える景色は何と美しいのでしょう。また、槍ヶ岳から南岳へのルートはアドベンチャーで、楽しく雪山を先取りできました。

場所:岐阜県、長野県

日程:2023年10月30-31日(月火)平日

累積標高登り降り:1日目2693/658m、2日目446/2480m

歩行距離:29.8km(1日目14.2km、2日目15.5km)

登山時間:1日目9時間20分、2日目8時間

出会った美しい自然

槍ヶ岳手前から見る西鎌尾根、双六岳方向。f:id:kuromenboo:20231107155922j:image

槍ヶ岳山頂から穂高岳方向。
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360度絶景の貸切。
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穂高連峰
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沈む太陽。
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月の出。
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月光と槍ヶ岳
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ビーナスライン
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南岳への縦走等。
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南岳山荘と大キレット
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日程と装備

ルート

1日目

新穂高から奥丸山経由で槍ヶ岳

04:40駐車場→10:00奥丸山→14:00槍ヶ岳山荘、テント設営とか、15:40槍ヶ岳へ→16:00槍ヶ岳、40分撮影→17:00テント着

(夕焼け撮影、18:00夕食とか、19:20月光撮影、19:40就寝)

登山時間:10時間(標準CT:10時間15分)

2日目

南岳経由で下山。

(03:30起床、トイレ、朝ごはん、片付けしてたら朝焼け始まり、撮影してたら出発遅くなった)

登山:06:40出発→10:00南岳→12:20槍平小屋→15:00駐車場

登山時間:8時間20分(標準CT9時間)

山行中の気温はこんな感じで、あまり冷えませんでした。

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駐車場

新穂高第3駐車場(登山者用無料駐車場)。雪が降るとめっきり減るらしく、4,5台しか停まっていませんでした。f:id:kuromenboo:20231107214723j:image

装備

行動時

今週はまだ冷えるのか?山頂気温、天気予報とにらめっこし、-5度程度と予想。冬靴?アイゼン?ハードシェル?ソフトシェル?防寒着は?季節の変わり目の装備選びに悩みました。

  • 行動着上(冬インナー、半袖、ソフトシェル)
  • 行動着下(スポーツタイツor冬インナー、防風ソフトシェル)
  • 足元(冬靴)
  • 帽子orバラクラバ
  • サングラス
  • ヘルメット(必要時)
  • 手袋(インナー+防風)
  • ストック
  • アイゼン
カメラ関係
  • カメラ(α7Ⅲ、SEL24105F4、SEL1635F4)
  • 三脚(ゴツメ)
  • 予備バッテリー、レリーズ(使用せず)
テント関係
  • テント、フライ
  • グランドシート
  • エアーマット
  • 寝袋(ダウンハガー#1)
  • ハードシェル上(使用せず)
  • レインウェア下(使用せず)
  • 防寒着上(ダウン、フリース)
  • 防寒着下(ダウン)
  • 寝る様(ヒートテック上下)
  • ゾウ足
  • 着替え(半袖)
  • 手袋(インナー1、冬用2)
食料関係
  • ドリンク(1日目:行動中1.5L、夕飯で0.5L使用、2日目:2Lで不足)
  • プラティパスボトル、水はテント場で補給
  • コンロセット
  • 1日目:昼(パン)夜(カップ麺、アルファ米、ソーセージ、卵)行動食(バー1、ゼリー1)
  • 2日目:朝(チーズ、卵)行動食(バー2、ゼリー1) 
その他
  • 小物(救急セット)使用せず
  • モバイルバッテリー
  • メガネ
  • トイレ紙
  • ゲーター(使用せず)
  • ピッケル(使用せず)

全装備、21.6kg(水含む)。綺麗に並べる元気がなかったので雑多ですが…f:id:kuromenboo:20231107215009j:image

登山1日目(新穂高温泉→奥丸山→槍ヶ岳

新穂高→奥丸山

04:40暗いうちに駐車場出発。まずは新穂高のトイレへ。え、夜でも暖房?そしてウォシュレットもある。最高すぎじゃないですか?寒いとこに出たくない…笑。

まずは延々と暗い林道を進み、奥丸山のルートへ。


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記録は乏しく、人はあまり入っていないであろうルートなので不安でしたが、そこまで荒れておらず藪漕ぎもないので問題なかったです。


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笠ヶ岳方向、抜戸岳。登るに連れて眺望が開けてきて、北アルプスの山々が出迎えてくれます。
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穂高岳方向。上だけ雪がついて、3段紅葉と言っても良いのでは?
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10:00奥丸山到着。ここまで来ると、笠ヶ岳双六岳穂高岳、そして、槍ヶ岳。かなりいい景色です。大休憩して、昼ごはんにします。だーれもおらず、虫もいないため、とても静かな山行です。ネックは冬靴が重たいぐらいで、この時は履いてきて失敗したかなと反省してました。(上に見える白い世界では必須なので、履いてきて良かったのですが)f:id:kuromenboo:20231107221259j:image

奥丸山→槍ヶ岳山荘

ここからの景色はもう最高。小さな小屋と後ろに双六岳たち。
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穂高連峰は格別ですな。
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唯一の欠点は、ここから見る槍ヶ岳がイマイチなぐらいです。YAMAPには載っていない尾根ルートですが、ちゃんと道がありました。
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槍ヶ岳に近づくにつれ、ガッツリ雪が出てきました。
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誰か下山しています。小さい。
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登ってきた道を振り返ると、いい景色。真ん中が奥丸山ですが、主峰に囲まれた小山ですね。f:id:kuromenboo:20231107221309j:image

槍ヶ岳まであと30分ぐらいの所で、がっつり雪が出てきて、登山道が埋まり、滑ると危ないかもの直登です。アイゼンを装着し、ピッケルは悩んだのですが、ガチガチではないため、ストックのままですが、普通はピッケルが無難でしょう。
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踏み跡のように見えたのですが、トレースはなく、どこが登山道かもわからないので、少し困りつつ直登。
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西鎌尾根と双六岳方向。こりゃ間違いなく縦走したくなるルートです。
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14:00槍ヶ岳山荘到着。テラスで2人がのんびりしてましたが、山小屋に泊まる人は3人で、テントは私だけとな!雪が降るとめっきり人が減るそうです。f:id:kuromenboo:20231107221306j:image

もしも槍ヶ岳山荘がいっぱいだったら、殺生ヒュッテに行かなきゃと考えていましたが、まさかテント貸切とは。
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槍ヶ岳に登る前に、まずはマイホーム建設です。雪がない場所はなく、初めての雪上テント泊でワクワク。どこからの景色が良い?トイレの近くが良いよね?とどこでも良いと言われると悩んだ末、山小屋に近い場所を選択。正直どこも景色良いですね。f:id:kuromenboo:20231107221208j:image

風がないため、適当に荷物を広げて、少しづつ。雪上テント泊は、整地が重要らしいと何かで見た。傾いていたら凸凹があると建てた後後悔するとか?スコップは持ってきてないので、ピッケルで整地しましたが、いけるもんですね。f:id:kuromenboo:20231107221244j:image

雪が緩く、ペグが刺さらない!埋めて雪を被せる作戦でしっかり固定。完成!地面は少し凸凹でしたが、エアマットがあれば何も気になりませんでした。
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槍ヶ岳

15:40いざ槍ヶ岳へ。山荘で聞いたところ、上部はアイゼン必須でピッケルはなくても良いとのこと。その通りでしたが、ピッケルはあったほうが良かったです。f:id:kuromenboo:20231107221302j:image

雪で岩が埋まると急な雪壁になるため、難易度爆上がりです。今回は鎖が出てたからまだ良かったですが、それでも下りは危険でした。もし埋まってたら、無理かもしれません。

アイゼンで引っ掛けてこけないよう、ハシゴも慎重に。f:id:kuromenboo:20231112142137j:image

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16:00槍ヶ岳到着。むかーしの記憶では狭い印象でしたが、結構広い。三脚立てて記念撮影。f:id:kuromenboo:20231107221633j:image

360度絶景です。遠くまで美しい山々、影槍ヶ岳、雪のついた穂高連峰、滝雲。風もなく、寒くない為、無限にいられると思っていたら、40分経過してました。

穂高岳
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富士山。
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影槍。
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貸切。
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笠ヶ岳
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こんな最高の景色を貸切で見れる贅沢。今日、今、ここに来れて良かったと本当に思いました。

世界がゴールデンになってきて綺麗なのですが、ヘッドライトも持ってきておらず、冷えて凍るとピッケルもないためやばい…と思いながら降りたくない気持ちが強く撮影を楽しみます。f:id:kuromenboo:20231107221722j:image
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穂高岳。この構図が好きで何枚撮ったかわかりません。f:id:kuromenboo:20231107221630j:image

16:40流石に暗くなる前に戻るため、下山開始。
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登りはそうでもなかったのですが、やはり下りとなると怖いです。槍ヶ岳は登りと降りでルートが違いますが、ちゃんと降りルートで行ったほうが安全です。
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ゴールデンからオレンジに変わり、こんな中腹で夕焼けを見る予定ではないのに…撮りたい気持ちも強いですが、早く安全地帯に行って自分の命を安心させたい。
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上部が危険でしたが、下まで来ると鎖が多く一安心です。
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ゴールデンタイムも終わりを迎えようとしています。
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17:00テント到着。ここまで来ると一安心。

槍ヶ岳山荘付近

テントに到着する頃にはもう日が沈みそうです。今日は空気が澄んで、なんで綺麗な夕日なんでしょう。f:id:kuromenboo:20231107221650j:image

赤槍。f:id:kuromenboo:20231107221715j:image

太陽、おやすみ。
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上の槍写真の2分後にはこんな景色。全てが美しくて、コロコロ変わります。
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夜が、来ます。f:id:kuromenboo:20231107221719j:image

夜が来るとまたもや見所、ドラゴンボール!月の出!
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18:00正直まだまだ撮りたいところですが、ひと段落して、晩御飯タイムです。カップ麺やアルファ化米など、毎回簡単飯です。スーパーで目について購入した、味付け卵、炭火焼き鶏が結構良かったです。
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19:20夕食が終わり、外の世界はどうなったかなと、月光撮影開始。気温は0度ぐらいで寒くないはずですが、体感は低く感じるため、以下の格好で丁度でした。

  • 上(網インナー、ヒートテック、ダウン、ソフトシェル)
  • 下(網タイツ、ヒートテック、ダウン、ソフトシェル)
  • 手(インナー、防風手袋)

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星はほとんど見えませんが、月光に照らされる景色も綺麗です。ヘッドライトはギリギリいる明るさで、肉眼ではここまで見えないのですが、撮ってみて、お!となる撮影は楽しいです。
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19:40就寝。上(インナー、長袖)、下(インナー、ダウンパンツ、ソフトシェル)、ゾウ足で快適。夜の気温は-4度とあまり冷えなかったので、寝袋#1だとオーバースペックでした。
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登山2日目(槍ヶ岳→南岳→新穂高温泉

槍ヶ岳山荘付近

03:30起床。03:00起床予定が、寝袋から寒い場所に出るのが嫌すぎて、二度寝してしまいました。カップ麺作るのが面倒になり、行動食をつまんで、トイレを済まし、行動開始!

05:00気づいたらこんな時間。本当はこの時間に出発予定だったのですが…。まずは星空撮影です。ダウン+ソフトシェルで問題ない気温。月が明るく星は見えませんが、これはこれで撮っていて面白い。f:id:kuromenboo:20231107225146j:imagef:id:kuromenboo:20231107225227j:image
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05:30片付け出すも、次は朝焼けタイム!大喰岳からの槍ヶ岳が綺麗なようなので、朝焼けまでにそこまで行きたいと思う時もありました…。これはもうここで朝日を迎えよう。f:id:kuromenboo:20231107225115j:image
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06:00朝日の時間になると、山小屋宿泊者全3名が出てきました。f:id:kuromenboo:20231107225058j:image

ビーナスベルトがとても好きなのですが、今日のは特に濃く、堪りません。
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06:00太陽おはよう。
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地味に自撮り。
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本格的に片付け再開!埋めたペグは、朝になると雪が凍って、ピッケルで掘らないと発掘不可な状態でした。しっかり固定できてるからまぁこれもありです。地面も凍ったおかげで水も付かず、テントの片付けが簡単だったのは嬉しい誤算でした。

槍ヶ岳→南岳

06:40出発。5時出発予定だったのですが…撮影しすぎが1番のロスの原因ですが、こればっかりは仕方ない。まずは、大喰岳(おおばみだけ)へ。
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普通に雪山で、岩と雪のミックスで落とし穴も多く、想像以上にヤバいかも…。
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07:30大喰岳。確かに良い景色。
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雲ひとつない快晴。風は少しあるが寒くはなく、上下ソフトシェルに防風手袋と、セミ雪山装備で丁度良い。
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気持ちよさそうに見えますが、崖の真横を行く岩場に雪がついたようなルートもあり、知ってたらこのルート辞めてたかも…と挫けそうな気持ちです。
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ここまできたら諦めもついて、気合を入れてこの季節外れの雪山を楽しむ気持ちになってきました。ちなみにトレースはずっとありません。
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08:30中岳。最後の岩場、ハシゴもあり、槍ヶ岳山頂へのルートみたいで、大荷物での山行はきつかったですが、危険地帯は抜けました。集中してて、危険箇所の写真撮り忘れてました…。
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いざ、若干見える南岳山荘へ。そこから降りです。
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槍ヶ岳よりもこっちの方が雪が多く、予定外の道の悪さに異常に時間かかってます。
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近づくとどこから行くんだと思うルートも多数。動物が良いトレースを残しており、ついて行ってます。
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まだ10月にシュカブラとは。
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後は平和な道!に見えるでしょう?岩の上に雪が積もっており、めっちゃ落とし穴があります。ほんとにやめて欲しい。
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振り返って槍さん。
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3段紅葉の上からパターン?紅葉ない?
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09:40南岳。やっと危険地帯が終わり、無事に辿り着いて良かったと一安心。
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あれか!あれが、大キレットか!
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初めて見た大キレット。今まで来たルートから考えても、雪がつくと到底行けると思えません。
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一安心して、のんびりご飯タイム。だーれもいない静かな素晴らしい場所。
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南岳→新穂高温泉

さらば大キレット。夏に来るね。
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後は降るだけだし、余裕余裕とか思いながらですが、雪がつくと印象も変わりますね。
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あれ?何か崖の横でしかも雪付きで滑ったら落ちるやつやん?これが最後の危険箇所でした。
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この場所、真冬なら雪崩の巣で通れたものではない気がします。
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どこから降って来たんだろう?
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下界は秋。
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槍平山荘見えてますが、異常な程の急な道に冬靴の重さもあり、もういいからお家に帰りたい。
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槍平通過!ここで、水分切れ…。昨日は1.5Lで行けたから、2Lあれば良いとミス判断。後は平坦な道だからまだ良いが、反省。
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初めての登山者!思ったら山小屋関係の人でした。
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林道が長い!後1時間。車で迎えに来てくれたら、3000円までなら払います。
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下界は秋ですね。
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15:00下山!

正直、雪がついたこのルートをテント泊装備で行けたのは、運が良いタイミングだったと思いますが、最高の山行でした。

今回の山行で活躍した道具

カメラ装備

カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。

ノースフェイスのカメラバッグ

α7Ⅲは登山の相棒です。寒冷地でも十分使用できるのでα7IIから乗り換えました。

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登山は基本SEL24105F4。これ一本あれば十分です。

登山装備

値段は高いが、それに見合う素晴らしいソフトシェル。防水ではないですが、防風性能は高く、よっぽどの爆風でない限り雪山でも活躍しています。4年使っても新品同様の丈夫さ。

ファイントラックのコアノパンツ。雪がつかず、防風性能に優れており、ハードシェルの代わりに度々使ってます。

アクティブスキン上下は雪山必須装備です。汗冷えを感じません。

インナーはスマートウールのライナーグローブ。それなりに暖かく、スマホを触る感度も良いので愛用しています。

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アライテントのエアライズ2。定番のテントだけあって特に問題なく使えてます。ただ、サイズはエアライズ1で良かった…

冬でも大活躍してくれる、サーマレストのネオエアーXライト。レギュラーサイズでちょうど良い。

その他関連記事

過去に特に心が震えた登山のまとめです。

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その他山行

オススメの雪山です。

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オススメの沢登りです。

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観光新道から白山へ〜初冠雪の翌週〜(2023年10月)

今年はまだホームマウンテン白山に登れていない!ということで、先週に冠雪した白山へ。今年は異様な早さで、紅葉より先に雪が降りました。観光新道から登り、御池巡りして、砂防新道で下山、個人的に大好きなルートです。紅葉はまだでしたが、やはり良い山ですね。

場所:石川県

日程:2023年10月11日(水)平日

獲得標高:1725m

歩行距離:14.5km

登山時間:5時間30分

出会った自然の楽しさ

観光新道から見える白山。f:id:kuromenboo:20231014201734j:image

微紅葉と別山f:id:kuromenboo:20231014201740j:image

御前ヶ峰から見る室堂。
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翠ヶ池の青さ。
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大汝峰から見る白山。
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日程と装備

ルート

08:50駐車場→11:45白山御前ヶ峰→12:30大汝峰→14:20駐車場

登山時間:5時間30分(標準CT:10時間20分)

駐車場

別当出会駐車場。平日でも満車だったらどうしようかと思いましたが、9時の時点で半分程でした。f:id:kuromenboo:20231014201859j:image

装備

室堂から上は肌寒くなりましたが、この格好でも問題なく快適でした。

  • 行動着上(インナー、半袖)
  • 行動着下(スポーツタイツ、半ズボン)
  • 手袋
  • 足元(トレランシューズ
  • ドリンク(水筒2.5L)2.2L使用
  • α7Ⅲ、SEL24105F4

以下、未使用

  • チェーンアイゼン
  • 防寒具(ウィンドシェル、ダウン)
  • 小物(ヘッドライト、救急セット)
  • ツェルト

登山

08:50登山開始。会社に行くのと同じ時間に家を出て、この時間に登れるホームマウンテンです。f:id:kuromenboo:20231014202041j:image

近道の砂防新道に行きがちですが、今日は観光新道へ。稜線に出てからの景色がとても良いのです。
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このルートもよく整備されています。


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お主、こんな高山にもいたのか…気付いたら目の前に迫る困りもの。f:id:kuromenboo:20231014202112j:image

稜線到着。ゴールデンタイムの始まり〜。
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イワギキョウ?昼になると咲くのかしら?まだ閉じている子や、開きそうな子たちが並んでました。
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登ってきた道を振り返る。あの谷から一気に登ってきました。正面もっこりは、市ノ瀬から登れば通るルートで、そこも見所がありおすすめです。
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岩をくぐる。
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釈迦ヶ岳がドン。砂防新道からは見えないです。3年?ほど登山道閉鎖されてましたが、解放されて登れるようになってます。
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せっかくなので自撮り。笑顔は忘れずに。少しだけ紅葉してますね。
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殿ヶ池避難小屋。とても素晴らしい立地で、景色が最高です。
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ここから見える男前別山市ノ瀬別山→白山→釈迦ヶ岳の周回ルートは、白山全部堪能の素晴らしいルートです。
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登ってきた道を振り返る。
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弥陀ヶ原。ここまできたら室堂はもうすぐですが、山頂はまだ遠い。
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夜は氷点下ですか。
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室堂。平日ですが、多くの人で賑わっていました。
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上から室堂。昼ぐらいになると別山は雲で見えなくなりがちです。
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11:45御前ヶ峰。少しガスってますが、これぐらいの雲がある景色の方が好きです。
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安定の構図。剣ヶ峰、大汝峰。
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大きな岩に登って見える景色。ここから見たご来光は一生忘れない。
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大音量で音楽を流す人、大声で会話する人、仲間同士で楽しんでるのはいいのだが、静かに山を楽しみたい身としては迷惑。早々に御池巡りに向かいます。
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ちょっと待って、翠ヶ池、青すぎじゃない?何の成分であんなことになるんでしょう?
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御池巡りをすると、白山が火山だと実感します。
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大汝峰から見える安定の構図。雲がかかった景色が好き。
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The雲海。
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12:30大汝峰。広い山頂です。
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室堂に向かいますが、白山は北アルプスを彷彿させる様々な景色が見える、やはり最高の山ですね。
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下山はカメラをしまって、ラン!といいつつ自分に甘く歩きまくってしまうのは内緒。
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14:50駐車場到着。

締めの温泉は白峰温泉へ。と思ったのですが、サウナ故障中ということで、比咩の湯へ。と思ったのですが、サウナは女風呂側の日。結局家に近い、ピュア涌泉寺でのんびりとサウナを楽しみました。ここは温泉の中に長めの滑り台があり、子供には嬉しい施設です。

オススメの登山道具

カメラ装備

カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。

ノースフェイスのカメラバッグ

α7Ⅲは寒冷地で十分使用できるので安心です。

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登山の時は基本SEL24105F4です。

登山装備

トレランシューズはアカシャ。履いてみてフィット感から選択しました。

チェーンアイゼンは軽く手軽に持ち歩けるので便利。

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ファイントラックのナノタオルは毎回持っていってます。登山後の温泉でのタオルとしても使えて便利。

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何かあった時のお守りツェルト2ロング。テント代わりにもなるので、買っといて損なし。

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その他関連記事

これまでの登山で見た絶景たちです。

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3歳の娘と取立山へ登山〜開けた山頂でのんびりランチ〜(2023年9月)

3歳5ヶ月の娘と取立山へ。短時間に登れて景色も良く、人が多く安心なので、子供を連れて気軽に楽しめる良い山です。はらぺこ青虫の食べた葉っぱを大層気に入り、山頂でラーメンを食べて遊び、下山は攻めの歩きでとても楽しそうで良かったです。

場所:福井県

日程:2023年9月23日(土)

獲得標高:558m

歩行距離:5.9km

登山時間:3時間40分(ランチ含む)

登山のハイライト

山頂でのランチでニコニコ。f:id:kuromenboo:20230924210853j:image

日程と装備

ルート

10:35駐車場→11:00大滝→12:15取立山、1時間ランチ→13:15下山開始→14:15駐車場

登山時間:3時間40分(標準CT:3時間20分)

駐車場

大人気の取立山ですが、この日は20台ほどで少なめでした。

装備

  • 行動着上(半袖)

  • 行動着下(半ズボン)

  • 足元(トレランシューズ)

  • カメラ(α7Ⅲ、SEL35F1.8)

  • ミニ三脚

  • ドリンク(1.5L)1.3L使用
  • 行動食(バー、ジェル、タブレット

  • ランチ(カップ麺、バーナー、水1L)
  • 小物(ヘッドライト、救急セット)使用せず

  • ウィンドシェル、手袋(使用せず)

子供用準備

気温は20度〜25度。丁度よかったです。

  • 子供服装上(長袖)
  • 子供服装下(長ズボン)
  • ザック(モンベル、ベビーキャリア)
  • おやつ、ジュース
  • オムツ関係(オムツ、ウェットティッシュ、オムツ袋)
  • ウィンドシェル、カッパ、防寒着、手袋(使用せず)

登山

10:35駐車場。ここで拾った石を大事そうに、下山するまでずっと持ってました。f:id:kuromenboo:20230924212107j:image

11:00大滝。滝壺まで行けるので心地よく好きです。
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滝が好きで、「まだ見る」と5分ぐらい眺めました。
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すぐに寝ましたー。f:id:kuromenboo:20230924214526j:image

こつぶり山、取立山が一望できるこのポイント、秋には紅葉がとても綺麗になります。
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こつぶり山で起きてからは、大好きな絵本「はらぺこあおむし」の食べた葉っぱがあるごとに指を指して、大層楽しそうでした。
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12:15取立山。寝て起きて完全に目覚めたらやっと動き出します。白山は綺麗に見えてましたが、写真を撮り忘れてた…f:id:kuromenboo:20230924214225j:image

山頂でカップ麺。フォークで食べてくれるかと思ったら素手で食されておりました。f:id:kuromenboo:20230924212100j:image

三脚で写真を撮るのですが、丁度撮るタイミングで違う方向をわざと向いて、他の人に笑われました。笑
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下山で20分ほど歩いた!パパはうれしい。攻めの姿勢ですごい速度で走り降りるのは嬉しいようなやめて欲しいような。
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14:15下山。

今回の山行で活躍した道具

子供登山装備

モンベルのベビーキャリアを使っています。家で試用した時から、乗るのを楽しんでくれて、きゃっきゃ楽しんだ後いつの間にか寝てくれます。ちゃんと固定すれば、横に傾けても子供が落ちる心配はありません。

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うちの子は帽子をかぶりたがらないので、サンシェイドで日除けしています。乗り降りの邪魔にならず、いい日除けです。ただ、高さが出るので木に引っかかりやすいので注意が必要です。

カメラバッグとして活躍している「ノースフェイス のカメラバッグ」、フロントバッグとして、子供用ドリンク、おやつなどすぐにアクセスできて便利です。

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登山装備

子供と登る場合、増して安全面に気を配った装備が必要になります。夏山ではスキンメッシュが重宝します。汗びえしないのはやはり良い。

何かあった時のお守りツェルト2ロング。テント代わりにもなるので、買っといて損なし。

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ファイントラックのナノタオルは、汗を拭くのもよし、頭に巻くのもよし、帰りの温泉でタオル代わりにも使用可能。テント泊で2日使用しても臭くならない、必需品です。

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子供撮影機材

子供登山の時は撮影する余裕がないため持って行きませんでしたが、子供撮影や、登山ではα7Ⅲが大活躍しています。登山ではミラーレスで軽量ですし、寒冷地でも十分使用できます。子供撮影時は瞳AFの追尾機能が優秀でピント合いまくりです。

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いつも使うレンズはSEL24105F4です。

子供撮影は単焦点が良く、今日はSEL35F18。

子供と登った山

子供と登った山の記録です。適度な距離で、何かあっても良いように人が多い場所を選択しています。

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その他関連記事

子供登山記事ではないですが、これまでの登山の記録です。

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針ノ木岳サーキット夜間登山〜ライチョウもいる最高の縦走路〜(2023年8月)

今年のお盆は不安定な天気で、午前は晴れでも午後から雨予報。夜間登山して昼前に下山するプランで、扇沢から針ノ木岳サーキットへ。流れまくる満点の星、久々に見ると泣けてくる朝焼け、気持ちの良い稜線、ライチョウ家族。コースタイムは長いので手軽とは言えませんが、1日で周回できる稜線歩きとしては、格別なボリューム感のある素晴らしいルートでした。

場所:長野県

日程:2023年8月18日(金)お盆と土日の間の平日

獲得標高:2380m

距離:20.1km

登山時間:9時間50分(標準CT13時間20分)

心踊る自然

ヘッドライトを消し、天の川と流れ星だらけの夜空を何度も見上げる。f:id:kuromenboo:20230820192213j:image

薄明かりに照らされる、これから行く稜線に思いを馳せる。
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グラデーションの先にある最高峰。
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山で見るご来光の何と綺麗なこと。
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男前なズバリ岳は、今回の数あるピークの中で最も好き。
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どんどん湧いてきたライチョウの家族。逃げなすぎて心配になるレベル。
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アップダウンを繰り返す気持ちの良い稜線歩き。
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ずっと左側にそびえる立山連峰f:id:kuromenboo:20230822213059j:image

登山計画

ルート

01:00駐車場→04:40針ノ木岳、20分のんびり→05:40ズバリ岳→07:10赤沢岳→07:45鳴沢岳→08:45岩小屋沢岳→09:30種池山荘→10:50駐車場

登山時間:9時間50分(標準CT13時間20分)

駐車場

扇沢市営無料駐車場。00:30に到着した時点で空きは5台ほど。一応平日なので、ガラ空きかと思っていたのでビックリです。f:id:kuromenboo:20230820143709j:image

登山装備

  • 服装上(半袖)
  • 服装下(スポーツタイツ、半ズボン)
  • 足元(トレランシューズ)
  • キャップ
  • タオル
  • カメラ(α7Ⅲ、SEL24105)
  • ミニ三脚
  • ドリンク(ハイドレーション3L+予備0.5L)1.5L使用
  • 行動食(ゼリー2、バー3)

予備装備

  • レインウェア上下
  • ダウン上
  • 手袋
  • 救急セット

合計8.5kg

登山

01:00車が多いことに驚きましたが、午後から天気崩れるので、みんな同じように夜間登山するのかと思ったら、誰もいなくてなぜ!?と少し寂しい中スタート。


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新月の夜、天の川が肉眼で見える満点の星空です。
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何度か渡渉を繰り返すルートですが、夜はルートがわかりにくく、慎重に目印を追わないとすぐ間違えます。


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時々ライトを消し、満点の星空を何度見上げたかわかりません。10秒に1回ぐらい流れます。f:id:kuromenboo:20230820200411j:image

焼けてきました。泊まりの山行に行けていない今、久々に見る朝焼けに感動。
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04:40針ノ木岳到着。気温13度で風もあり寒い。
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山頂からの景色だけじゃなく、縦走中ずっと見える景色ですが、北アルプス立山連峰、富士山、360度絶景です。

北アルプス
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立山連峰
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これから歩く縦走路。
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富士山。
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蓮華岳。あの鞍部から上がってきました。
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中々太陽が出なくて寒く、上着を出そうか悩みましたが、どこから見ても絶景なので、体を温めるために先に進みます。
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太陽おはよう!暖かい光が体に染み渡るー。
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あれ?これ恐竜っぽくない⁉︎と後から写真を見てテンションが上がりました。
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針ノ木岳の次のピーク、ズバリ岳。
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想像していたよりも岩場でヘルメットいるか悩ましいレベルのルートです。結構ざれており、下りではあまり使いたくない道です。
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まだ誰にも遭遇していませんが、針ノ木岳に人が見えます。針ノ木小屋に泊まっていた人でしょうか?
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太陽眩しいっ!本当に午後から雨降るのかなーと思う時もありますが、まだ5時半です。
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05:40ズバリ岳到着。ここからも立山連峰見えますし、ホントにずっと景色が良い。
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まだまだ縦走は続き、後3つのピークを越えます。f:id:kuromenboo:20230820200435j:image

あれ?ひょっこりはん
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ライチョウに出会えてラッキーと思っていると、次々に湧いてくるではありません。子供4匹お母さん1匹の家族でした。目の周りが赤いのがオスKen on X: "雷鳥、こんなに近くで見たの初めて。無限に見てられる。 https://t.co/HFkWccooT3" / X

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まだまだ続くよ幸せな時間。
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ただ、このルートに不満があります!ハイマツが登山道すぐ脇に群生しているのですが、朝露で足が濡れまくります。トレランシューズは防水性なんてないので、中まで濡れます。稜線で乾くかなー?ハイマツで濡れるーの繰り返し。これは岩小屋沢岳まで続きます。
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ホントに常に360度絶景で困ったもんです。
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07:10赤沢岳。
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歩いてきた道を振り返る。砂が出て茶色くなってる鞍部から上がってきてきました。
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私にとって、こっちから見る剱岳は新鮮ですが男前ですね。あの雪が多い部分が、測量隊が登った長次郎谷ですか、雪を背負って登り、雪を背負って帰るルート。
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まだまだ続くよ縦走路。
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このにっくき水滴め、綺麗ではあります。
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ピークに本日初めての登山者発見。
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07:45鳴沢岳。雲が多くなり、太陽は隠れがちな天気になってきました。
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信越乗越山荘が見えてきました。このルートには3つも山小屋があり、好きなとこに泊まり放題です。
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少し小雨がぱらつくこともありますが、強く降ることはなかったです。気温は20度ぐらい。
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前から来る登山者が必要以上に鈴を鳴らしており、何してんだろうと思っていると、次のピークこえたあたりにクマが出たとのこと。威嚇しても逃げないし30分も足止めされたとは、どっか行ってればいいのですが…f:id:kuromenboo:20230820200202j:image

08:45クマ鈴をこれでもかと鳴らしながら、岩小屋沢岳到着。ガスが上がってきました。
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針ノ木岳から岩小屋沢岳までのルートは、道幅が狭く少し歩きにくかったのですが、ここから先は非常に歩きやすい!クマに注意しながら行ってましたが、結局合わず…ただ、そばの草むらで大型の動物が動く気配はあり、あれがクマだったのか…。
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稜線歩きが終わり、下山の分岐地点である種池山荘が見えてきました。
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09:30種池山荘到着。ここまで3人しか会いませんでしたが、ここには大勢の登山者がいます。
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あの1番先の山が針ノ木岳で、ここまで来たのって凄く良い!
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多くの人が爺ヶ岳鹿島槍ヶ岳に登るのでしょう。意外に元気だから行けた気はしますが、子供の保育園に間に合わせるために急ぎ下山しないと、温泉を楽しむ時間がなくなってしまう。
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少し下ると雲が上がってきており、ガスの中。それにしても歩きやすい。


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10:50駐車場。青空は見えますが山は雲の中。下界はあっちぃ。
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帰りの温泉は「薬師の湯」へ。何か聞いたことあるダムカレーをいただきました。サウナ好きなのですが、とても熱く発汗が気持ち良い!温泉もいい感じで満足でした。
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針ノ木岳サーキット登山。聞いたことないピークの縦走ですが、どの山も素晴らしく、とても気持ちの良い尾根歩きができました。コースタイム10時間越えるルートは山登った感が強く最高です。

今回の山行で活躍した道具

カメラ装備

カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。

ノースフェイスのカメラバッグ

α7Ⅲは寒冷地で十分使用できるので安心です。

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登山の時はいつもSEL24105F4!

登山装備

使っているトレランシューズはアカシャ。

いつも愛用しているファイントラックのナノタオル。よく乾きよく吸う良いタオル。

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サングラスは、E-NOX EIGHTの調光レンズ。縁がなく視界性抜群です。

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特に印象に残った登山まとめ

過去の登山まとめです。

kuromenboo.hatenablog.comkuromenboo.hatenablog.comkuromenboo.hatenablog.comkuromenboo.hatenablog.com

ロープウェイで谷川岳に3歳の娘と登山〜ガスからのぎり雲海〜(2023年7月)

ロープウェイを使って谷川岳に、3歳の娘を背負って登ってきました。最後30分歩きましたが、基本はリュック、そんなもんです。ガスの中を登り、雲の切れ間から見えた青空と谷川岳。老若男女、大勢の人で賑わう人気の山でした。

場所:群馬県

日程:2023年7月22日(土)

獲得標高:918m

歩行距離:7km

登山時間:4時間30分(標準CT5時間10分)

登山のハイライト

谷川岳から望む東側。崖まで緑色の山容は面白い。
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トマノ耳から見るオキノ耳。良い稜線。
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トマの耳と青空。シャッターチャンスは一瞬です。
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30分歩きました!


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日程と装備

ルート

07:30ロープウェイ頂上駅→09:20トマノ耳→09:40オキノ耳→12:00ロープウェイ頂上駅

登山時間:4時間30分(標準CT:5時間10分)

駐車場

中出コー谷川岳ロープウェイ駐車場に駐車(500円)。06:50に到着しましたが、混んでおらず手前に停めれました。

装備

  • 行動着上(インナー、半袖)
  • 行動着下(半ズボン)
  • 足元(トレランシューズ)
  • カメラ(α7Ⅲ、SEL24105F4)
  • ミニ三脚
  • ドリンク(2L)1L使用
  • 行動食(バー、ジェル、タブレット
  • 小物(ヘッドライト、救急セット)使用せず
  • ウィンドシェル(使用せず)

子供用準備

山頂は10度の日もあるようですが、実際は20度ほど。着せすぎましたが、汗はかいてなさそうでした。

  • 子供服装上(長袖x2)
  • 子供服装下(長ズボンx2)
  • 普段靴
  • 帽子
  • ザック(モンベル、ベビーキャリア)
  • おやつ、ジュース
  • オムツ関係(オムツ、ウェットティッシュ、オムツ袋)
  • 手袋薄手(使用せず)
  • ウィンドシェル、レインウェア、フリース(使用せず)

登山

この暑い季節、避暑地である谷川岳はかなり混み合うかと思いましたが、07:00オープンで、07:10分に到着し、待ち時間5分ほどで乗れました。f:id:kuromenboo:20230802141353j:image

ゴンドラは子供の好きな乗り物です。上に行くと真っ白け。


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07:30ロープウェイ頂上駅。ぐんまちゃんお気に入りになったようで、ぬいぐるみ買うと言い続けていましたが、時々名前を忘れて、何を欲しいんやったっけ?と可愛いもんです。f:id:kuromenboo:20230802141735j:image

子供用リュックと子供持って、リフトって乗れるのでしょうか?ちょっと怖い。
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ガスガスの中を登ります。天気予報的に、山頂は雲の上のはず!谷川岳は初心者向きで舐めてましたが、意外に登りが急で汗だくです。
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幽玄な感じが良いです。
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鎖や岩場もあり、道幅が狭いですが、この時間はまだ止まるほどの渋滞はありません。
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樹林帯を抜け、そろそろガスが切れてくる雰囲気出てきましたが、ここでぐずり出す娘。奥義のアンパンマンチョコレートでご機嫌復活。
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青空!これはガス抜けるよーと期待大!
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意外にもガスは抜けず、雲に囲まれていますが、ちらっと見える山容が美しい。
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09:20真っ白なままトマノ耳到着。本当に何の景色も見えません。
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撮ってもらいましたが、リュックのフレーム畳み忘れてるや。
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後ろで早く帰りたいと言っている娘、何とかなだめて、とりあえず、オキノ耳まで行ってみます。
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振り返ってトマノ耳。よく見る景色はこのアングルか!谷川岳の象徴的な姿ですね。
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西側は比較的ガス少なめで、遠くまで見えます。
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09:40オキノ耳。ふむ、やはり真っ白け。
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東側、あの有名な一ノ倉方向でしょうか?崖までびしっとついた緑が面白い山容です。
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異常な数の燕が飛んでおり、あの岩が巣になってそうです。と、のんびり景色を楽しんでいる間に娘はネムネム。朝早く起こされ、車では寝てましたが、疲れてるよね、付き合ってくれてありがとう。
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怪獣が静かになったので、ガスが晴れるのを待つことにします。トマノ耳が、見えない!
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ガスが流れた一瞬、姿を現した!
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あ、青空も見えた!雲ひとつない景色よりコロコロ変わる景色の方が好きです。
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トマノ耳で記念撮影。起きちゃいましたが、ご機嫌好調!
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さらば、谷川岳。下山します。
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下は相変わらずガスの中。
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娘より小さい子発見!親子登山者見ると応援したくなります。頑張って山に連れて行きましょう!
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自ら歩くと言い、安定感ある足取りで歩き出しました。成長してきて嬉しいよー。


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12:00帰ってきました。
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お気に入りのぐんまちゃん。結局別のもので手を打ち、ぬいぐるみは買ってません。笑
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反対のゴンドラに手を振る姿は微笑ましい。
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娘は2ヶ月ぶりの登山で、嫌いになってないか不安はありましたが、相変わらず何とか楽しんでいました。成長が早いのでいつ心変わりするか不安は続きます。

今回の山行で活躍した道具

子供登山装備

5回ほど、この子供用登山靴を使いましたが、今日はサイズアウトのため普段ようで行きました。0.5刻みでサイズがあるのがありがたい。しっかりグリップして歩きやすそうでしたが、防水なので汗はこもりやすい印象でした。kuromenboo.hatenablog.com

モンベルのベビーキャリアを使っています。家で試用した時から、乗るのを楽しんでくれて、きゃっきゃ楽しんだ後いつの間にか寝てくれます。ちゃんと固定すれば、横に傾けても子供が落ちる心配はありません。

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うちの子は帽子をかぶりたがらないので、サンシェイドで日除けしています。乗り降りの邪魔にならず、いい日除けです。ただ、高さが出るので木に引っかかりやすいので注意が必要です。

カメラバッグとして活躍している「ノースフェイス のカメラバッグ」、フロントバッグとして、子供用ドリンク、おやつなどすぐにアクセスできて便利です。

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登山装備

子供と登る場合、増して安全面に気を配った装備が必要になります。夏山ではスキンメッシュが重宝します。汗びえしないのはやはり良い。

何かあった時のお守りツェルト2ロング。テント代わりにもなるので、買っといて損なし。

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ファイントラックのナノタオルは、汗を拭くのもよし、頭に巻くのもよし、帰りの温泉でタオル代わりにも使用可能。テント泊で2日使用しても臭くならない、必需品です。

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子供撮影機材

子供登山の時は撮影する余裕がないため持って行きませんでしたが、子供撮影や、登山ではα7Ⅲが大活躍しています。登山ではミラーレスで軽量ですし、寒冷地でも十分使用できます。子供撮影時は瞳AFの追尾機能が優秀でピント合いまくりです。

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安定のSEL24105F4。

子供撮影は単焦点が良く、日常ではSEL35F18を使っています。

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