ツェルト2ロングを、2019年5月24日の蝶ヶ岳で使用して、テント泊をしてきたので、その感想をまとめます。
結論としては、十分快適に寝れたので、軽量化が必要な場面では率先してツェルト泊を活用できます!また、緊急時のお守りとしても活躍してます。
ツェルト仕様(カタログ値と所感)
ツェルト:ツェルト2ロング(finetrack)
設営寸法:長さ220cm、幅100cm、高さ95cm(快適に寝転がれる寸法です)
重量:340g
使用人数:カタログでは2〜3人(快適に使うなら1人だと感じました)www.finetrack.com
ツェルト泊
設営条件に左右されにくい、ストックを使用した設営でツェルト泊を行いました。
設営に使用した道具
ツェルト泊をする時は、ツェルト以外にも少し道具が必要になります。必要性などの詳細は次項で説明します。
- ツェルト(ツェルト2ロング)
- グランドシート(何でもOK。テントの付属品のシート使用)
- ストック(トレイルプロショック。長さ調整が出来るものを使用)
- 張紐(自在付き)
ツェルトと張紐はセットで袋に入れてます。
設営方法
グランドシート設置
ツェルトの底面は、紐で結んで止まっているだけなので、少し隙間ができます。地面が濡れていたりすると中まで濡れてしまうので、グランドシートを敷くのが良いと思います。テント用のグランドシートを使いましたが、何でも良いと思います。
ツェルトを広げ、底面を結んで連結
ツェルト2ロングの底面は、開いているおり、結んでつなげる構造です。つなげた状態でグランドシートの上に設置します。風で飛ばされないよう、ツェルトの中にザックを突っ込みます。
ストックを立て、張紐で張ってツェルトを持ち上げる
説明書では、ストックの持ち手側が上になっていましたが、上手く固定できなかったので、持ち手を下にして張りました。長さを微調整できるストックなので、あまり苦労せず張れました。
張紐を石や楔で固定
テントと同じです。張紐に自在を取り付けており、ループを作って石を通して固定しました。
張紐不足のため風で潰れる
張紐をあと2つ追加すれば良かったです。最低限の張紐だと風の影響でツェルトが潰れて中が狭くなってしまいました。横側左右2箇所を張ることで、より快適な環境になるでしょう。次回は短めの張紐を2つ追加します。
移住性能、耐久性能
使用した環境
日付:2019年5月24日
場所:蝶ヶ岳
天候:晴れ、風速8mぐらい
気温:推定5度(夜の気温は未計測ですが、寝た時の装備から予想しました)
サイズ感
設営寸法:長さ220cm、幅100cm、高さ95cmなので、身長175cm、体重65kgの私でも、快適に眠れる空間でした。荷物を適当に配置しても問題なし。2人で泊まろうと思えば可能なレベルだと思います。高さは少し低めで背筋伸ばして座ると頭が擦れます。
寒さ、結露
下記装備で就寝しましたが、寒くなく、とても快適でした。テントと比べて寒さは変わらない印象です。
服装:象足、ダウン上下
寝具:ダウンハガー800#3、サーマレストネオエアーXライト
結露については、今回は湿気はあまりない環境だったので特に問題なしでした。
その他
前室はないため、靴は中に入れました。雨の日とかの場合はビニール袋を敷くなどの対応が必要でしょう。
特に心配だったのが、風で飛ばされないかです。ポールで固定されているテントと比較すると、ストックと張紐だけでは、防風性能は低いと感じました。ストックがずれることはなかったですが、構造上ずれやすく、強風でとばされるリスクはあると感じました。
結論
ツェルト2ロングを購入して良かったです。金額は高めで、買うかどうか悩みましたが、緊急時のお守りとしていつもザックに入れていますし、夏場は軽量テントとして活用できるので、汎用性は高いです。
このツェルト2ロングにした理由は、安心のfinetrack品だからというのが大きいです。金額は高いですが良いものを作っているので、これであればテント代わりにも使えると確信があり、こいつに決めました。よかったです。
使用した時の記録
蝶ヶ岳でのツェルト泊。テントを持って行きましたが、良い機会だったので、ツェルト泊してみました。
登山ではこの方法でカメラを携行しておりますが、非常に便利です。