【富山県】冬の初雪山|真っ白な美しい稜線(2026年3月)
大地山を越えて初雪山へ。大きな雪庇が有名らしいですが、富山にこんな良い山があるとは知らなかったです…。初雪山は距離が長く初心者向けではないですが、体力に合わせて大地山まででも十分に楽しめます。
残雪期の頃合いの季節でしたが、この日は新たに10〜40cmの雪が積もり、ノートレースの真っ白な稜線はとても美しく、さらに無風で快適。フルラッセルは異常に大変でしたが、1人静かにどっぷりと雪山を堪能し、大満足な山行でした。
- 場所:富山県
- 日程:2026年3月11日(水)平日
- 獲得標高:1903m
- 距離:20.1km
- 登山時間:12時間(ラッセルだと標準CT15時間と予想)
- 登山レベル:中級(初級、中級、上級で分類)雪山登山の知識はある前提。人は少ないが危険はなく道も明瞭で冬でも登りやすいため中級。ただし距離が長いため、大地山までが無難。
心踊る自然
大地山への最後の登り。ふわふわのノートレース。
大地山山頂手前からの景色。自分のトレースと立山連峰の景色が素晴らしい。
大地山から初雪山を望む。ノートレースであそこまで行けるのかと不安がよぎる。
もう拝めないと思っていた霧氷。
初雪山への道はとにかく綺麗な稜線。風がなく静かな山を堪能。
山頂の柱が見えてきてからが長かった。
初雪山から望む朝日岳方向。360度眺望良しの良い山です。
登山計画
ルート
04:20駐車場→08:05大地山→11:50初雪山→14:10大地山→16:20駐車場
登山時間: 12時間(ラッセルだと標準CT15時間と予想)
駐車場
朝日小川ダムの駐車場。広いので、20台ほどは停めれそうです。この日は、私の一台だけでした。
登山装備
- 服装上(冬インナー、半袖)
- 服装下(冬インナー、ソフトシェル)
- 足元(冬靴)
- ゲイター
- ワカン
- 手袋(インナー、ソフトアウター)
- バラクラバ
- ストック
- サングラス
- カメラ(α7Ⅲ、SEL24105F4)
- 三脚
- ドリンク(1.5L)1.5L使用
- 行動食(ゼリー2、タブレット、羊羹)
- 昼ごはん(パン、バー)
登り出しのみ使用
- ソフトシェル上
予備装備(使用せず)
- レインウェア下
- ハードシェル上
- ダウン上
- 冬手袋
- 救急セット
- ツェルト2
登山
04:20登山開始。駐車場は新雪が5cmほど詰まっており、もちろん誰もいません。星が見えており快晴に期待。真っ暗なトンネルを抜け、登山道とは言えない林業屋さんの道を登りますが、雪はほぼなくトレースもないので、目視では道がわからない…。
他の人の通ったルート情報と、自分の位置情報を確認しながら進むも、どこが正しいルートかわからず…、藪漕ぎして木を掴みながら道なき道を直登しました。暗闇で初見は厳しいとは思いますが、雪の少ない今は適さないルートのようです。


やっと雪がついた場所まで来るも、少し藪漕ぎが続きます。
やっと藪漕ぎが終わり、安定した登山道に出ました。新雪は20-30cmぐらいで軽いため、過去の踏み跡は意味がなく、中々のラッセルです。


木々の隙間も広くなり、立山連峰の山々がよく見えてきました。
太陽の優しい光で新雪がキラキラ輝き、雪山ってやっぱり良い。


登り初めて2時間ぐらいで眺望が良くなってきました。遠くの山々は、左側の剱岳、毛勝山、僧ヶ岳に続く山並み。毛勝山は登ったことありましたが、こんなふうに並んでいたのかと今更ながらに実感。
朝日岳方向。
ここまで来ると富山の街の眺望も良くなり、360度開けて気持ちの良い稜線。
大地山まであと少し。ふわふわのノートレースは見ていて美しいですが、新雪は少し増えて20〜30cmのラッセルです。ワカンの意味はあるのか?雪が軽すぎてかなり沈みます。
登ってきたトレースと立山連峰。自分1人だけが進んできた道というのはたまらんね。
直近のレポから霧氷はもう期待できないと思っていましたが、少し生き残りがいました。
ふわふわのノートレースを進めば、
08:05真っ白な大地、大地山到着。
さてさて、遥か遠くに初雪山は見えるが、ここからのフルラッセルを考えると足は重い…。ここまでのラッセルでも大変だったのに果たして辿り着けるのか…。当初は登山に10時間で、下山後に温泉入って帰る予定でしたが、直帰前提で登山に12時間かけてでも登るぞーと決意。
過去のトレースはうっすら見えますが、そこを歩いても沈むため楽な道はなし!稜線は、雪が風で飛ばされて歩きやすいことを期待していたのですが、ほぼ無風で綺麗に雪が積もっており、さらに新雪は増え、初雪山への道は30-40cmのラッセル。
大地山を振り返る。季節外れのラッセル登山にテンションは上がり、雪山登山って感じがして最高です。今日の登山にこの山を選択してよかった。
霧氷と太陽。
初雪山!
雪山全盛期はもっと凄い雪庇なのでしょう。また厳冬期に登りにこよう。(次は誰かのトレースで登りたい。)

変わり映えしない景色に見えるかもしれませんが、かなり進んではいるのです。
360度の眺望、富山を代表する山々を眺めながらひたすらに登ります。雪庇だけを気を付ければ危険箇所はありません。吹き溜まりは新雪が50cm程度ですが、どこが吹き溜まりかわからないという不思議。
快晴、無風、ちょっと霧氷もある。もう残雪期の頃合いでさくっと行けると思っていましたが、予定外の雪山登山。嬉しいやら悲しいやら。久々のラッセルに足が悲鳴を上げています。
山頂の柱をとらえた!
ちょっと雲が出てきましたが、初雪山側は快晴。後ろを振り返ると、大地山が雲隠れしそうです。誰か後続が来て、ラッセル交代してくれないかなーと探しますが、まぁいないわな。

ずっとラッセル。最近気にしていた腰痛がないのは良かったが、股の筋肉が喜びの悲鳴をあげている。
初雪山の山頂が見えた!もうすぐだ!と思ってからが長いです。傾斜がきつくなり、ラッセルがよりきつくなります。
右側には、ずっと見えていた朝日岳方向。凄い景色。

後ろを振り返り、左側の白金の頭。登山道はないので、冬季限定ルートでしょう。このルートも歩いてみたい。
11:50初雪山到着。景色を見にちょっと道を外れてラッセルという元気もなく、最低限のルートどり。
時間もないので、下山します。この時点で、大地山方向は雲に隠れて眺望もなくなっています。ここまで天気がもったことに感謝。自分の踏み跡を辿れば多少は楽です。
さらば、初雪山。最高でした。
雲の中に行きましょうか。
少し降ると、雲の中で真っ白で、何の景色も見えない中をひたすら進みますが、トレースがなかったら道がわからなくなりそうです。足はもう限界で、筋肉が喜びの悲鳴を上げ続けているので、立ち止まる頻度も多くなりながら一歩一歩。

14:10大地山。大地山までくると足跡が増えた!アイゼンの人で、私のトレースに重なっており、これは歩きやすい。だが、ダム側ではなく、夏用登山口方向だったので、途中でおさらば。登りやすさを考えても、私もそちらから登ればよかったです…。
ここまで来れば登り返しも少なく、とにかく降るのみ。
ダム側の道は、雪が溶けてきて、5cmぐらいの雪が表層雪崩起きていますが、雪は少なく危険はない規模です。登りでは何も思いませんでしたが、気温が高くなると雪崩が増えるのを実感。
それにしても、雪がないとこの道は厳しい。道はわからんわ、薮は多いわ、木を掴みながらやっと降りれる急斜面だわで、やっとダムの道路に着地。トンネルを抜け、やっとこさ駐車場。道路が開通していれば、登山口側のルートを使うべきでした。
16:20駐車場。フルラッセルで雪山を堪能した、12時間の大山行をやりきり大満足。また厳冬期に来ます。
今回の山行で活躍した道具
カメラ装備
カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。
ノースフェイスのカメラバッグ
α7Ⅲは寒冷地で十分使用できるので安心です。
登山の時はいつもSEL24105F4!今回は、星空も撮るためにSEL1635F4が主です。
登山装備
いつも愛用しているファイントラックのナノタオル。よく乾きよく吸う良いタオル。
サングラスは、E-NOX EIGHTの調光レンズ。縁がなく視界性抜群です。
値段は高いが、それに見合う素晴らしいソフトシェル。防水ではないですが、防風性能は高く、よっぽどの爆風でない限り雪山でも活躍しています。4年使っても新品同様の丈夫さ。
ファイントラックのコアノパンツ。雪がつかず、防風性能に優れており、ハードシェルの代わりに度々使ってます。
アクティブスキン上下は雪山必須装備です。汗冷えを感じません。
インナーはスマートウールのライナーグローブ。それなりに暖かく、スマホを触る感度も良いので愛用しています。
今回はアイゼンでしたが、チェーンスパイクはとりあえずザックに忍ばせるサイズで便利です。
何かあった時のお守りツェルト2ロング。テント代わりにもなるので、買っといて損なし。
登山スポットまとめ
初心者向けまとめ
実際に登った、初心者や子供向けの山のまとめです。
雪山登山まとめ
実際に登った雪山のまとめです。
沢登りまとめ
実際に遡行した沢登りのまとめです。
特に印象に残った登山まとめ
過去の登山まとめです。