LIFE LOG(自然と遊ぶ)

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登山の楽しさ、美しさを伝えたい。登山、写真。

α7Ⅲを登山に使用したレビュー〜雪山で使える性能〜

登山で見る山の絶景を写真に残したい。

3年間使用したα7Ⅱからの買い替えで、2020年12月に美品中古でα7Ⅲを購入しましたので、登山で使用したレビューをまとめます。現時点での使用期間は浅いため、随時加筆していきます。

なぜα7Ⅲにしたのか?

元々α7Ⅱを使用しており、レンズも揃っているので、わざわざ他メーカーにする理由はありませんでした。α7Cかα7Ⅲのどちらにするかは悩みましたが、α7Ⅲにしました。決めた理由はこの記事をどうぞ。kuromenboo.hatenablog.com

α7Ⅲの登山での使い心地

私は登山しながら撮るスタイルです。

  • 1回の登山時間は約8時間
  • 雨の日は基本登らない
  • たまに一泊テント泊(雪山は日帰りのみ)
  • 一泊の時は2時間ほど星空撮影
  • 撮影枚数は、1日約150枚
  • 画像サイズはJPEGの1番いい形式のエクストラファイン
  • カメラはカメラバッグに入れてお腹付近に固定(下記リンク)

kuromenboo.hatenablog.com

大きさ、重量

  • 小さくて、登山の邪魔になるレベルではない。
  • カメラバッグで固定して負荷を分散しているため、カメラが重いと感じることはほとんどない。
  • 小指があまって使いづらいという話も聞くが、α7Ⅱと同じでそれ以外のカメラを使ったことがないので、特に不便に感じない。
  • 雪山で厚手のグローブをつけた状態でのダイアル操作(絞り、シャッタースピード)は可能だが、WB変更やピント位置変更などの細かい操作は誤操作してしまう。

私が雪山で撮影するときは、インナー+このソフトグローブを使うことが多く、この組み合わせであれば操作は問題ないです。寒さについては、-12度環境下でも問題なかったですが、濡れに弱いですし、それなりに寒いので、使える状況の判断が必須です。

湿雪の場合や、ラッセルが伴う場合はこのグローブは使用せず、雪山用の厚いグローブで対応しており、その場合は操作性は悪いと感じます。ただ、操作性のために一眼レフを選ぶ必要性までは感じないレベルです。

バッテリーの減り、寒冷地性能

α7Ⅱからα7Ⅲでバッテリー容量が2.2倍になっており、素晴らしい進化です。

-10度以下の雪山で6時間程使用しましたが、30%程度しか減りませんでした。また、寒冷地でもバッテリーが急に減ることもなく快適です。α7Ⅱは、氷点下環境下で長時間使用すると、すぐバッテリー切れになり、使い物になりませんでした。

 

・2020年12月:長野、東天狗岳

温度計は-12度、山頂は風速7mはありましたが問題なしです。

 

防塵防滴性能

特に、防塵防滴性能については困っていません。

  • 天気が悪い日は登らないし、雨の時はザックにしまうので、積極的に濡らしたことはありません。
  • お腹付近のカメラバッグがいい仕事をするので、小雨や雪だとしまわずに使っても濡れる心配なし。

作例

α7Ⅲで撮影した写真たちです。f:id:kuromenboo:20201227215642j:plain

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結論

α7Ⅲは、登山に最適です!α7Ⅱは寒冷地性能の面でダメでしたが、α7Ⅲでは改善され、より登山で使用しやすくなりました。

登山でα7Ⅲを使う点についてまとめると、

  • 問題なく十分楽しめます。
  • 軽いので重量にシビアな登山では適任。
  • 雪山の寒冷地でも使用可能。(-12度ではokだが、それ以下は未確認)

α7Ⅱとα7Ⅲで比較すると、雪山で使用しないならば、α7Ⅱでも十分な印象ですが、暗闇でのAF性能向上や、マルチセレクターが便利だったり、細かい進化はありますが、値段との相談になると思います。

これからカメラを買おうとしている人は、どのカメラでもいいです。とりあえず買うという一歩を踏み出してほしいです。綺麗な景色を写真に納め、ほかの人と共有することは楽しいです。

ナイスネイチャーしましょう!

2020年12月時点で使用しているレンズ達。

SEL24105F4。この画角の広さ、写りの良さは間違いないです。

SEL1635F4。広角レンズは目の前の景色全てを写せるので、登山に最高。

SEL55F18。扱いやすい単焦点としては丁度良いです。登山でも使える。

SEL135F18。登山では使い辛いですが、撮っていて楽しいGレンズ。

写真の勉強は楽しいです。美しいを言語化することは大事ですね。

登山のオススメ装備

カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。

ノースフェイスのカメラバッグ

値段は高いが、それに見合う素晴らしいソフトシェル。防水ではないですが、防風性能は高く、よっぽどの爆風でない限り雪山でも活躍しています。4年使っても新品同様の丈夫さ。

さすがファイントラックの優秀なソフトシェル。防水ではないですが、雪はつかないし、防風性能は高いので、雪山でよく使っています。

アクティブスキン上下は雪山必須装備です。汗冷えを感じません。

終始このグローブで行けてしまいました。もちろん防水の雪山グローブは必須ですが、カメラ撮影がしやすく最高です。

ツェルト2ロングは、緊急用のお守りとして安心ですし、テント泊としても使えるので汎用性が高い。

kuromenboo.hatenablog.com

安心のトレイルプロショック。

kuromenboo.hatenablog.com