2019年に登った山の中で、特に心が震えた登山をまとめます。
感動をくれた山に、人に、自然に感謝します。
それぞれの記事はブログ下部にまとめています。
- 荒島岳、ホワイトアウトの白の世界
- 銀杏峰、白き大地で遊ぶ
- 別山、厳冬期の弾丸登山
- 百四丈滝、白山が育んだ自然の造形氷壺
- 西穂高岳、美しき北アルプス
- 金剛堂山、 珍しい虹色現象
- 白山、残雪期の夜間登山
- 蝶ヶ岳、常念岳、テント泊縦走
- 白山、別山、テント泊縦走
- 沢上谷、神様が創った滑り台
- 火打山、妙高山、雲上の台地
- 唐松岳、美しい後立山連峰
- 撮影機材など
- 過去登山記事
荒島岳、ホワイトアウトの白の世界
2019年2月2日、福井県。
雪が積もった白い地面。そこにガスがかかれば全てが真っ白の世界になるホワイトアウト。人生で初めて経験した私は、その状況を楽しんでいた。道を間違えれば崖かもしれない。GPSとコンパスだけが頼みの綱だが、五感の力を目に集中すれば、道が見える気がした。そんな感覚が面白い。
銀杏峰、白き大地で遊ぶ
2019年2月5日、福井県。
いつもは単独行の私。久しぶりに人と登り、雪山を楽しんだ。1人でははしゃぎきれないヒップソリも、誰かと一緒なら子供に戻って遊べる。いつもは強風が吹き荒れているであろう山頂の台地も、今日は静かにポカポカで、優しく見守ってくれているようだった。
別山、厳冬期の弾丸登山
2019年2月24日、石川県、岐阜県。
厳冬期に日帰りで行こうとする人はまずいないであろう、白山のお隣の山、別山。山が迎えくれてくれた好天で、雪質も歩きやすい。
誰の足跡もない山頂で、静かに手を合わせる。この感覚が堪らない。そして、振り返るとそびえ立つ白山。街を見守ってくれている霊峰は美しく圧倒的だ。
百四丈滝、白山が育んだ自然の造形氷壺
2019年3月9日、石川県。
白山が育んだ巨爆、百四丈滝(ひゃくよじょうのたき)。落差90mから落ちる水は飛散し、滝壺はない。そして冬になると、その水は氷壺と云われる巨大な芸術作品を作り出す。
日の出前に登り出し、美しすぎる朝焼けを見れただけでも来て良かったと感動し、滝の展望台地は爆風で生命は感じられない世界でも感動。滝だけではなく、そこに至るまでの全てが美しかった。
西穂高岳、美しき北アルプス
2019年4月19日、岐阜県、長野県。
人間はちっぽけだ。
金剛堂山、 珍しい虹色現象
一つ見るだけでも珍しい虹色現象の3コンボ。この不思議な現象は各地で見られたようだが、この山から見ていたのは私だけだ。
- 太陽の周りに輪っかができる『ハロ』
- 太陽を通る環の『幻日環』
- 太陽の下に見える虹の『環水平アーク』
白山、残雪期の夜間登山
2019年5月5日、石川県、岐阜県。
何度も登った白山も、残雪期にご来光を見たのは初めて。風は弱く、静寂な世界に暖かさを届ける太陽の光は美しい。
蝶ヶ岳、常念岳、テント泊縦走
西には穂高岳、東には長野の街を望むことができる蝶ヶ岳〜常念岳。朝日が長野の田園風景を照らし、山々を照らし、どこを見ても美しい。
白山、別山、テント泊縦走
2019年7月15日、石川県、岐阜県。
ご来光前、テント場はガスの中。諦めつつ展望所に向かうと、だんだんと明るくなる世界、期待していない時に見れるご来光ほど美しいものはない。雲海との組み合わせは最高だ。
白山の池の多くにひっそりといるサンショウウオ。小さな池で生まれてくる生命の神秘は見守りたくなるし、頑張って生きて欲しいと強く思う。
沢上谷、神様が創った滑り台
2019年8月18日、岐阜県。
沢登りの先にある自然は、全てが手付かずで、圧倒的な姿が多い。どんなふうに創られたかも想像できないが、多分これは神様の滑り台だ。
火打山、妙高山、雲上の台地
2019年10月23日、新潟県。
登山口から続く紅葉の道。一面が真っ黄色で足が進まない。平日ということもあり独り占めの紅葉をゆっくりと満喫する時間は至福の時だ。
火打山に登る頃はあいにくの曇りだったが、だからこそ現れてくれた雷鳥。初めて見た野生の雷鳥は群れすぎていて笑った。雷鳥の近くの景色は雲の上の台地。天気が悪くたって、だからこそ見れる景色があるんだ。
唐松岳、美しい後立山連峰
2019年12月15日、長野県。
ただひたすらに、ずっと見えていた五竜岳が美しい。
同じルートでも、同じ季節でも、自分の知識が増えると、体力に余裕が生まれると、見えるものが変わってくる。多分山は変わらなくて、自分が変わることで見える景色も変わってくる。山って面白いね。
2020年はどんな感動を味わえるのか楽しみです。
撮影機材など
登山ではこのカメラバッグでカメラを持ち運んでいます。めっちゃ便利です。
α7IIとSONYのレンズが私の相棒です。
写真の勉強でこの本が目から鱗でした。もっと勉強しよう。