沢登りの必需品「沢靴」。フェルト?ラバー?メーカーは?どれがいいか悩みますよね。
私は2017年に沢登りを始めて以来、20回以上沢登りを経験してきました。沢靴は、一足目はモンベルのサワーシューズ(フェルト)、二足目はサワタビ(ラバー)を使用してきました。
メリット・デメリットがあり、どちらが良いかはスタイルの違いもありますが、この記事では、実際に「サワーシューズ」を使って感じたメリット・デメリットを紹介します。
- サワーシューズってどんな沢靴?
- 実際に使ってわかったサワシューズの魅力
- デメリット:ここはちょっと気になる
- モンベルの沢靴まとめ
- 結論:「サワーシューズ」は初心者の最初の沢靴におすすめ
- オススメの沢登り装備
- 沢登りレポート
- 特に心に残った登山レポート
サワーシューズってどんな沢靴?
地下足袋とわらじに、モンベル独自のアイデアを投入して作られた沢登り用のシューズです。
- メーカー:モンベル(登山用品の大手)
- ソール:フェルト
- 素材:4mm厚クロロプレンゴム(ウェットスーツ素材)
- 価格:比較的リーズナブル
2017年に購入してから20回以上の遡行で使用しましたが、さすがにフェルトがなくなったため引退です。
実際に使ってわかったサワシューズの魅力
全体的に滑りにくい
濡れた岩でもしっかりと踏めばグリップします。苔のついた岩はそれなりにグリップしますが、滑らないわけではないです。
ボルダリングシューズのように、点で立ってグリップするような力はないですが、面で踏めばあらゆる環境でもしっかりグリップするイメージです。沢登り界隈の玄人も愛用している物なので、テクニック次第では攻めた登攀も可能なのだと思います。
柔らかいソールで「面」で踏める
柔らかめのソールなので、足裏全体で岩に接地できて安定感があります。苔だらけの岩でも、面で踏むことでグリップを保つことができます。ただし、柔らかい分、岩にぶつけると痛いですし、足腰が強くないと踏ん張りが効きにくいです。
フェルトソールがよいクッションになり、長距離の歩きでも足裏への疲労は小さいです。
クロロプレンゴムが暖かい
ウェットスーツと同じ素材が使われており、水中保温性が高く、冷たい沢水に足を突っ込んでも冷たさを感じません。
フィット感は良好
全周に渡って紐が張り巡らされており、しっかり固定できます。
デメリット:ここはちょっと気になる
登攀力は足りない
岩でもそれなりにグリップしますが、スラブなど点で立って登るような時は、抜けやすい印象です。面で踏める環境であればグラップしますが、点だと滑りやすいです。登攀力はラバーの方が有利です。
臭いが気になる
靴下を履かずに使うと、中々の悪臭を放ちます。靴下を導入してからは、悪臭はなくなったので使う時は靴下もセットで購入することをお勧めします。親指と4本でわかれてるので、少し特殊な靴下が必要です。
モンベルの沢靴まとめ
モンベルには数多くの沢靴が販売されており、使っていた仲間たちの感想も交えて意見を綴ります。
| 製品名 | ソール | 特徴・コメント |
|---|---|---|
| サワタビ | ラバー | 登攀向け。コスパ良好。 |
| サワークライマー | ラバー | 登攀向け。足首の自由度が高く、性能も高評価。リールの予備は要常備。仲間が使用。価格気にしなければこれが欲しかった。 |
| サワーシューズ | フェルト | バランスタイプ。コスパ良好。登攀力はラバーに劣るが、クッション性があり疲れにくい。 |
| サワートレッカー | フェルト | サワーシューズの強化版という印象。(使ったことはないため推測) |
結論:「サワーシューズ」は初心者の最初の沢靴におすすめ
長距離歩いても疲れにくく、全体的に滑りにくいので、沢登りの一足目としては、サワーシューズはおすすめです。
ボルダリングのように、しっかりグリップしながらシャワークライミングを楽しみたい方には、サワタビがおすすめです。webshop.montbell.jp
オススメの沢登り装備
沢登り装備は色々試してきて、自分に合った装備がわかってきました。
防水リュック
私が使っている防水リュックはこれです。完全防水で水は入ってきませんし、重量が軽いので、沢登り以外にも使い勝手がよく日帰り登山ではよく使ってます。
沢靴
沢靴はラバーソールのこれです。安いのは良かったですが、ソールが薄いので長時間歩くと足裏が痛くなります。指が割れた靴下使ってます。
ハーネス
ハーネスはロッククライミング用がオススメです。強度も高く、カラビナをかける場所も最適化されてるし、重さは気になりません。
確保用
ロープで確保しながら登るとき用のマイクロトラクション。滑りが抜群に良く、小さいので買って良かった一つです。ロープに固定し、登る側には動くが、落ちる側では止まり、安全を確保できます。
防水カメラ
沢で使っている防水カメラはこれです。大きな不満はなく、マクロ撮影もできて便利です。
沢登りレポート
実際に行った沢登りレポートのまとめです。
特に心に残った登山レポート
これまでの登山で見た絶景たちです。