LIFE LOG(自然と遊ぶ)

自然と遊ぶ

登山の楽しさ、美しさを伝えたい。登山、写真。

石鎚山〜人生初の山頂で拝む初日の出〜(2020年1月)

「山頂から見る初日の出」前々から見たいと思っていた太陽を、今年は見ることができました。運良く天気も良く、山には霧氷も付き、2020年も良い一年になりそうです。

場所:愛媛県

日程:2020年1月1日(水)

獲得標高:1050m

歩行距離:9.2km

登山時間:6時間40分

出会った自然の造形美

石鎚神社から見る天狗岳。この形が美しく、太陽が登る前の綺麗なグラデーションも美しい。f:id:kuromenboo:20200107155818j:image

2020年の初日の出。太陽が、山を霧氷を照らし、オレンジ色の絶景を見せてくれました。
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石鎚山から見える瓶ヶ森(かめがもり)。あの窪んだ形状は珍しく、何度も見てしまう山です。f:id:kuromenboo:20200107155848j:image

計画

ルート

登り【(03:20駐車場→03:25ロープウェイ乗り場→03:55始発→)04:10ロープウェイ駅、登山開始→04:25成就社→06:15山頂】

山頂待機【1時間半のんびり】

下り【07:45天狗岳へ→08:05天狗岳→10:45ロープウェイ駅】

登山時間:登り2時間15分(CT2時間40分)、下り2時間40分(CT2時間30分)

1月1日のみロープウェイの始発は04:00、日の出は07:12。3時間あるので、標準タイムで行ければ問題なしですが、ラッセルがあると厳しそうです。f:id:kuromenboo:20200108223257j:plain

駐車場

ロープウェイ駅の駐車場に駐車。03:20の時点ではまだまだガラ空き。年末料金なのか、1000円でした。

装備

  • 行動着上(インナー、長袖、ソフトシェル)

  • 行動着下(インナー、暖かタイツ、防風ソフトシェル)

  • バラクラバ

  • 足元(冬靴、ゲーター、アイゼン)軽アイゼンの方が良かった。あと、ご来光狙いじゃなかったら冬靴いらない。
  • 手袋(インナー、マトンソフトグローブ)
  • カメラ(α7II、SEL24105F4)
  • ドリンク(水筒0.8L+予備1L)0.5L使用。
  • ハードシェル上下(上だけ使用、下も山頂待機時には必要だと感じたが、面倒なため使用せず)
  • ダウン(山頂待機時使用)
  • 小物(ヘッドライト、救急セット)
  • ツェルト(使用せず)
  • 冬用手袋(使用せず)
  • サングラス(使用せず、表面に雪があるだけで眩しくなかった)
  • ピッケル (使用せず)
  • 食事(行動食)

料金

  • 駐車場:1000円
  • ロープウェイ往復:2000円(モンベル会員なら1800円、その時にカード持ってなくて割引できず。。)
  • 湯之谷温泉:500円+100円(石鹸)

登山

駐車場→ロープウェイ乗り場

03:20駐車場着。4時のロープウェイ始発に乗りたい所ですが、思ったより停まってて乗れるか不安になります。急いで準備して出陣します。昨日は19:00に寝れたから元気です。f:id:kuromenboo:20200106231544j:image

03:25ロープウェイ乗り場到着。始発に乗れるのか!?1回で何人乗れるのかよくわかりませんが、乗れました。
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03:40に窓口オープン。1/1だけは始発が4:00です。
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私の後ろに5人ぐらい乗れたぐらいでしょうか?この時間(3時25分)に来れば始発は行けそうですね。03:55に運転開始し、ロープウェイの中は電灯が壊れており、暗闇の運搬を楽しみました。
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ロープウェイ山頂駅→石鎚山山頂

04:10ロープウェイ山頂駅。標準コースタイムは2時間40分で、日の出は7:12。3時間しか無いので、急いで登ります。まずは、登山者でなくても行ける成就社までサクサクと歩きます。
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04:25成就社。ここで、2020年初詣。いろいろとお祈りします。
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ここから登山者の世界です。雪はほとんど積もっていませんが、木の階段が多く、ひじょーに滑りやすいので、アイゼンを装着しました。軽アイゼンが最適です。
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後ろを振り返ると愛媛の街灯りが見えます。前にも後ろにも登山者がいて安心ですね。
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途中でテント発見!寒そうですね。
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二の鎖元小屋。6人ほど中で休憩していました。トイレは場所だけあり、携帯トイレ使用スペースになっています。f:id:kuromenboo:20200106231731j:image

石鎚山山頂

06:15山頂到着。日の出07:13だから1時間待機だー。
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気温は-10度。風は5mないぐらいでしょうか。
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上にダウンジャケットとハードシェルを装備して、日の出を待ちます。下は、靴を脱いで履き替える元気がなかったんで、そのまま待機しましたが寒かったです。
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07:00には多くの人が登ってきて日の出待ちです。
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石鎚山の初日の出を撮影するカメラ隊はいい場所を確保しています。私が到着した6:00には、まだ人は少なく場所は選べる状態でした。カメラマンの密集具合からすると、この奥が一番の撮影ポイントのようです。みんなジッツォの三脚使ってて、金持ちが多いのか!?
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太陽が生まれそうです。ただ、α7IIの寒冷地仕様弱すぎ問題が発生し、バッテリー交換して20秒ぐらいしか使えず、バッテリーを交換しまくりです。確かに寒冷地には弱いですが、ここまで弱いのか…やはりα7Ⅲなのか…
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2020年初日の出が生まれましたー。山頂で新年を迎えられて幸せだ。
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皆さま新年おめでとうございます。
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右奥が撮影ポイントです。撮影した後、そのまま待機している人がいたんですが、明日も撮影するんですかね!?
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天狗岳往復

07:50天狗岳へ。石鎚山最高地点の天狗岳に向かいます。ピッケル装備すべきか迷いましたが、なしで行けました。
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右も左も崖なので景色は最高です。左手に見える瓶ヶ森がめっちゃ良い。あの形はなんだ!?四国の山も美しいですね。
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天狗岳はこの地点が核心です。右側も崖なので慎重に行きましょう。風が10mほどあり、体が持って行かれますし、地面が凍っていて歩きにくいです。天狗岳に登らずに戻る人もいたので、不安な人は早めに戻る決断が大事です。
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08:05天狗岳山頂。ここでも手を合わせて祈ります。太陽が出て暖かくなると、カメラのバッテリーも多少は持つようになりましたが、やはりα7Ⅲなのか…
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来た道を戻りますが、右に落ちると終わりです。右から左に風が吹いていたのがまだ救いでしたが、危険です。
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石鎚山→ロープウェイ山頂駅

08:30名残惜しいですが下山します。待機時間も入れると山頂に2時間半もいました。どこ見ても美しいから時間が許す限りいたくなります。
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石鎚山では、登る人には「おのぼりさん」下る人には「おくだりさん」と声をかけるようです。霊峰としての慣しでしょうかね。
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この木道が、アイゼンがないと滑りまくるので必須ですよ。
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やっぱり瓶ヶ森かっこいいなーとずっと思いながら下山しています。
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きおんは-3度ぐらい。ここまで来ると風もなく暖かいぐらいです。
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夜はわかりませんでしたが、石鎚山は中々そびえ立っていてカッコ良いですね。今回は巻道を使いましたが鎖場も楽しいです。
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10:50ロープウェイ駅到着〜。のーんびりと下山しました。
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 下山後の温泉は、「湯之谷温泉」へ。入館料500円。アメニティはなしなので100円の石鹸を購入して全身洗いました。ちょっと地元感がある温泉でしたが、小さいながらもサウナもあり、良い湯でした。yunotani.cside.com

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今回の山行で活躍した道具

カメラ装備

カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。

ノースフェイスのカメラバッグ

α7IIのバッテリーは貧弱でも、何とか撮影は続けられます。今回は寒さで1分に一回ぐらいポケットで暖めたバッテリーと交換が必要でしたが故障疑惑ありです。修理出します。

kuromenboo.hatenablog.com 

この画角が便利すぎる。SEL24105F4

登山装備

値段は高いが、それに見合う素晴らしいソフトシェル。防水ではないですが、防風性能は高く、よっぽどの爆風でない限り雪山でも活躍しています。4年使っても新品同様の丈夫さ。

さすがファイントラックの優秀なソフトシェル。防水ではないですが、雪はつかないし、防風性能は高いので、雪山でよく使っています。

アクティブスキン上下は雪山必須装備です。汗冷えを感じません。