2016年から雪山登山を本格的に始め、今に至るまでのめり込んできました。
雪山は、凛と冷え、生物の気配はなく、色のない真っ白な世界で、時には過酷な環境だからこそ、山の恐ろしくも美しい部分を見ることができて、とにかくめちゃくちゃ良い!
【シェイクスピア氷柱群:上級者向け】
雪山登山と言っても、残雪期や厳冬期で環境が大きく変わりますが、この記事では、厳冬期(主に12月〜2月)でも登れて、私が実際に登った山をまとめています。
【高見山:初級者向け】
2020年12月時点の私の拠点は、石川県ですが、2016年〜2018年は大阪府が拠点でしたので、その時に登った関西地方(奈良、三重、滋賀兵庫)をメインに、大阪府から車で日帰りで行ける場所を主に記載します。
厳冬期の雪山登山は、非常に危険です。積雪量により難易度は大きく変わり、天候の変化も早く、雪崩のリスクも伴います。自分の力量と山の難易度を見極めて、楽しく登りましょう。
【伊吹山:中級者向け】
※難易度は、危険度、体力度、ルートの明確さ、登山者数から個人的に判断しており、あくまで目安です。自分自身が登れるかは、詳細記事を読んで判断して下さい。
※山の場所は複数の県にまたがっていることが多いので、登山口を代表県にしています。
奈良県の山
琵琶の滝、巨大氷瀑(勝負塚山)★★★★★
登山した日:2018年2月
難易度:上級者向け(接近する場合)
登山者数:ほぼいない
オススメ度:★★★★★
大寒波が来た時しか氷瀑化しない琵琶の滝。通常は、高見台から眺めるだけの大滝だが、近年稀に見る大寒波で氷瀑化し、中腹に立つことができた。足元を滝が流れる感覚は忘れられない。
黒滝、翼の氷瀑(明神岳)★★★★★
登山した日:2018年2月
難易度:中級者向け(道が不明瞭)
登山者数:ほぼいない
オススメ度:★★★★★
登山者は入ることはない場所にひっそりと鎮座する、翼の氷瀑、黒滝。大寒波により姿を表し、翼を広げたように見えるその姿は、とても美しい。
シェイクスピア氷柱群(大普賢岳)★★★★★
登山した日:2018年2月、2017年1月
難易度:中級者向け
登山者数:多い
オススメ度:★★★★★
シェイクスピア氷柱群と名の付く氷瀑たち。劇場の幕開けのようなその姿、また周囲に並ぶ氷瀑の壮大さ、そしてその上部にはアイスクライミングでしか到達できな場所に鎮座する閻魔大王と名の付く氷瀑。誰だよカッコよい名前つけた奴。素晴らしい名前じゃないか。
大普賢岳★★★★★
登山した日:2018年1月、2017年12月、2017年3月
難易度:中級者向け
登山者数:普通
オススメ度:★★★★★
巌窟で見れる氷筍、適度なパウダーラッセル、山頂からの大展望、良い山です。
八経ヶ岳★★★★☆
登山した日:2018年1月
難易度:上級者向け
登山者数:ほぼいない
オススメ度:★★★★☆
冬に日帰りで到達できる距離ではないからこそ、雪山のひっそりとした自然そのものを味わえる山。凍てつく寒さの中、全てが白くなった世界は美しい。
三峰山★★★★★
登山した日:2018年1月、2016年12月
難易度:初級者向け
登山者数:多い
オススメ度:★★★★★
霧氷と、下界の緑の対比が美しい。初心者が多く入る山なので安心して登れるのも良い。
稲村ヶ岳★★★★☆
登山した日:2017年12月
難易度:中級者向け
登山者数:普通
オススメ度:★★★★☆
展望台からの景色は最高。登山道を少し外れた場所にある宝剣を探すのも楽しい。
明神平★★★★★
登山した日:2017年12月
難易度:初級者向け
登山者数:多い
オススメ度:★★★★★
私はガスっており最高の景色は見れなかったが、明神平から見る青空、霧氷のコラボはとても美しいことだろう。
弥山★★★★☆
登山した日:2017年3月
難易度:中級者向け
登山者数:少ない
オススメ度:★★★★☆
距離があるためやや難易度は高いが、静かな雪山を楽しめる。
高見山★★★★★
登山した日:2016年12月
難易度:初級者向け
登山者数:とても多い
オススメ度:★★★★★
こんな手軽に美しい霧氷が見られるなんて。登山者数は多すぎるほどなので、早めに登りたい所。
三重県の山
風折滝、氷瀑(池小屋山)★★★★★
登山した日:2019年2月
難易度:中級者向け
登山者数:少ない
オススメ度:★★★★★
登山道に雪はなく、本当にこんな場所に氷瀑があるのかと思う場所に、急に現れる風折滝。その存在感に圧倒される。
御在所岳★★★☆☆
登山した日:2018年2月
難易度:中級者向け(ゴンドラ使用しない場合)
登山者数:普通
オススメ度:★★★☆☆
岩と雪のミッスクになる箇所もあるので注意が必要。ゴンドラで上にいけば手軽に美しい景色が味わえる。
滋賀県の山
蛇谷ヶ峰★★☆☆☆
登山した日:2018年2月
難易度:初級者向け
登山者数:普通
オススメ度:★★☆☆☆
ガスっているとあまり面白みのない山だった。ただ、急傾斜なのでヒップソリには最適。
伊吹山★★★★★
登山した日:2018年1月
難易度:中級者向け
登山者数:普通
オススメ度:★★★★★
独立峰なので、風が強くトレースは消えやすい。天気によって難易度は大きく変わるので注意が必要。冬専用の直登ルートを登り切った先、山頂からの景色はお墨付きだ。
綿向山★★★☆☆
登山した日:2018年1月
難易度:初級者向け
登山者数:多い
オススメ度:★★★☆☆
人気の高い初心者向けの山。下山時のヒップソリはハマる楽しさ。
武奈ヶ岳★★★★☆
登山した日:2017年3月
難易度:初級者向け
登山者数:多い
オススメ度:★★★★☆
滋賀の雪山登山と言えばこの山。稜線歩きは気持ちよい。
蓬莱山★★☆☆☆
登山した日:2017年1月
難易度:初級者向け
登山者数:少ない
オススメ度:★★☆☆☆
夏道に雪がついただけなのであまり面白みはない。
兵庫県の山
氷ノ山★★★★★
登山した日:2018年3月
難易度:初級者向け
登山者数:多い
オススメ度:★★★★★
稜線歩きも気持ちよく、人気がある山。
その他、大阪から日帰り可能な山
大山(鳥取)★★★★★
登山した日:2018年2月
難易度:中級者向け
登山者数:多い
オススメ度:★★★★★
ぜひ日の出を狙って登って欲しい。剣ヶ峰の先から登ってくる太陽の姿はたまらなく美しい。
2020年12月現在の拠点は石川県なので、北陸地方(石川、福井、富山)の雪山のオススメまとめです。kuromenboo.hatenablog.com
オススメの登山装備
カメラ装備
カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。
ノースフェイスのカメラバッグ
α7IIの寒冷地性能は貧弱で、4時間ぐらい経過して一度冷え切るとダメです。バッテリー交換しながら何とか撮影はできますが、雪山には全く向かなかったので、α7Ⅲの乗り換えました。kuromenboo.hatenablog.com
kuromenboo.hatenablog.com雪山でも安心して使えるα7Ⅲ。
雪山では即死のα7Ⅱ。寒冷地以外だと十分の性能でした。
この画角が便利すぎる。SEL24105F4。
広角レンズは登山に合うと思います。逆光耐性が高いSEL1635F4。
登山装備
値段は高いが、それに見合う素晴らしいソフトシェル。防水ではないですが、防風性能は高く、よっぽどの爆風でない限り雪山でも活躍しています。4年使っても新品同様の丈夫さ。
さすがファイントラックの優秀なソフトシェル。防水ではないですが、雪はつかないし、防風性能は高いので、アウターとして雪山でよく使っています。
アクティブスキン上下は雪山必須装備です。汗冷えを感じません。
インナーグローブは、いくつか試しましたが、スマートウールに落ち着きました。カメラを使うので薄めを好んでます。
乾いた雪であれば、終始このグローブで行くこともあります。防水でも撥水でもないので、もちろん防水の雪山グローブは必須ですが、カメラ撮影がしやすく最高です。
安定のストックです。
モンベルのチェーンスパイクは、使いやすく軽いので買っといて間違いなしです。
登山で出会った絶景
これまでの登山で特に心に残った山行です。kuromenboo.hatenablog.com