LIFE LOG(自然と遊ぶ)

自然と遊ぶ

登山の楽しさ、美しさを伝えたい。登山、写真。

大笠山〜晩秋の紅葉登山〜(2020年11月)

三百名の一つ、大笠山。美しい紅葉と、白化粧した白山を眺めに行ってきました。

カラッと晴れない天気だからこそ見れた幻日、晩秋ではあるが美しい紅葉の山々、カッコ良い山容の笈ヶ岳と白山。急登で大変な山ですが、満足できる素晴らしい景色に出会えました。

場所:富山県

日程:2020年11月1日(日)

獲得標高:1578m

歩行距離:10.8km

登山時間:5時間50分

出会った自然の美しさ

ハロか幻日か、太陽の周りにできる虹は不思議な光景で面白い。f:id:kuromenboo:20201104195349j:image

ギリギリ三段紅葉の笈ヶ岳。カッコ良い山容が素晴らしい。
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山頂から見える、笈ヶ岳と白山。
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晩秋ではあるが下の方はまだまだ紅葉のピーク。美しい色合いだ。
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日程と装備

ルート

05:30駐車場→07:10前笈ヶ岳→08:45大笠山→15分撮影→09:00下山開始→11:20駐車場

登山時間:5時間35分+15分撮影

登り:3時間15分(標準CT:4時間50分、0.67)

下り:2時間20分(標準CT:4時間5分、0.57)f:id:kuromenboo:20201103210534j:plain

駐車場

登山口の前に駐車スペースあり。目の前は2台だけしか停めれないですが、道路は狭くないので路駐可能です。

装備

  • 行動着上(インナー、半袖)インナー途中で脱いだ

  • 行動着下(インナー、長ズボン)インナー途中で脱いだ

  • 足元(トレランシューズ)

  • カメラ(α7II、SEL1635F4)

  • 三脚
  • ウィンドブレーカー、使用せず
  • レインコート上下、使用せず

  • ハイドレーション3L、2.5L使用

  • ヘッドライト

  • 小物(救急セット、携帯トイレ)使用せず

  • ツェルト(緊急用)使用せず

登山

駐車地→大笠山

最近、熊出没のニュースが多いので、人の少ないこの山に、暗いうちに1人で登ることは、わずかながら恐怖心がありました。

明るくなってから登ろうかなと思っていたら、7人の大グループが来て、準備を始めたではないか!こりゃ安心だと、私も準備し大グループの5分後ぐらいの05:30駐車地スタート。

橋を渡り、急な場所に連なる梯子登りから始まります。異様な登り出しですが、短い梯子が終われば通常の登山道です。

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大グループの人達よ、あなたたちのおかげで暗いうちから登り出すことができました。感謝します。熊鈴を響かせながら先に進みます。f:id:kuromenboo:20201103063840j:image

登り出しは寒く、インナーを上下着ていましたが、早々に暑くなったので、脱ぐことにしました。結局夏と同じ格好になっちゃう。紅葉の道を進むが、結構な急登が続きます。
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太陽おはよう。ピカッと眩しくなく、柔らかい優しい光に照らされ、世界が赤くなる。

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07:10気付いたら前笈ヶ岳。木々が高く眺望が良いとは言えないですが、太陽を見ると、左右に虹があるぞ!これが幻日。カラッと晴れない天気だからこそ見れた面白い天気現象。
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前笈ヶ岳からは登り続きではなくなりますが、下って登っての繰り返しになりそれなりにきつい。

奴の落とし物が…まだ登山中に一度も会ったことないんだよなー。出会わないように熊鈴をさらに響かせます。
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天の又が見えてきましま。急に見えるけど、見えたままに急です。
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ここまで来れば眺望が良くなります。笈ヶ岳の先に白山。三段紅葉と言っても良いのではないでしょうか。
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大門山方向。紅葉のピークは終わったのか晩秋の雰囲気を感じます。f:id:kuromenboo:20201103064319j:image

幻日がハロに変わってきました。
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大笠山が見えてきて、急登は終わり、少しなだらかになってきました。

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2,3日ほど前に積雪のために撤退したレポートがありましたが、まだ雪が残っていました。アイゼンが必要なレベルではないですが、この時期には軽アイゼンをザックに忍ばせとくのが得策でしょう。f:id:kuromenboo:20201103064327j:image

もう眺望は抜群に良く、遠く穂高連峰から立山連峰までくっきりと見えます。
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景色も良いし、道も良い!
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避難小屋。山頂から5分もかからない位置にあり、泊まればさぞ美しい景色が見えることでしょう。中は綺麗で銀マットもいくつかあり、寝袋さえあれば宿泊できそうです。
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08:45大笠山山頂。360度開けており、ベンチもあり、眺望は最高。f:id:kuromenboo:20201104215002j:image

登ってきた方向は晩秋の山々が連なり美しい。
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ここから見る笈ヶ岳と白山も美しい。
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大笠山→駐車地

09:00下山開始。山頂からの眺望は最高なので名残惜しい。大笠山からの景色がここまで美しいとは知らなかった!
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さらば白山。
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気持ちの良い道を下っていこう。
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比較的急登が多いが、危険ポイントにはしっかりとロープが張られているので、不安になることはなかったです。
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少し下ったところから見える笈ヶ岳が1番好き。
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気持ちの良い紅葉の道もありますが、基本は急なので足元を見ることが多くなってしまいます。落ち葉に滑らないよう慎重に。
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下界に近づくほど紅葉は濃くなり、まだまだピーク。
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結構急。
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ラスト、梯子ラッシュを下ればゴール。ここを前向きで降りてしまうところ、恐怖心がない証拠なのでしょう。
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駐車地すぐそばの橋から見た紅葉。
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11:20駐車地。駐車地には観光で紅葉を見にきた人達が多くおり、賑わっていました。キャンプ場も近いので、ふらっとドライブしに来るのでしょう。

今回の山行で活躍した道具

カメラ装備

カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。

ノースフェイスのカメラバッグ

α7IIは登山の相棒です。kuromenboo.hatenablog.com 

SEL1635F4は見える範囲全てを収められる良い画角で、逆光耐性強く使いやすい。

登山装備

トレランシューズは、軽くて足運びが楽なので低山で大活躍です。他にも、攻めの登山の時は使っています。ただし、足首の守りは弱く、足を挫きやすいので注意。

何かあった時のお守りツェルト2ロング。テント代わりにもなるので、買っといて損なし。