刈込池から三ノ峰を越えて、別山まで行ってきました。福井県最高峰の2128m三ノ峰は、別山までの序章のように感じるほど、三ノ峰から見る別山は美しかったです。
深い森を眺めながらの稜線歩きは気持ちよく、歩きやすい道だからかトレラン勢が少しいました。終始爆風で体が揺れるほどでしたが、登山好きな私にとって、そんなのは暑い季節には丁度良く涼しいただの風。良い山行でした。
場所:福井県
日程:2021年6月11日(金)
獲得標高:2107m
歩行距離:18.2km
登山時間:6時間50分
出会った自然の造形美
三ノ峰に続く道は気持ちの良い稜線。
ワンちゃんがいた。
三ノ峰からみる別山は素晴らしい。
御舎利山から見るゼブラー白山。
日程と装備
ルート
04:00駐車場→05:00稜線→06:15避難小屋→06:30三ノ峰→07:30別山→20分で御舎利山往復→10:20刈込池→10:50駐車場
登山時間:6時間50分(標準CT:11時間15分)0.61
駐車場
上小池駐車場。20台ほど駐車できる広い駐車場で、トイレありです。
装備
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行動着上(インナー、半袖)
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行動着下(半ズボン)
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足元(トレランシューズ)
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カメラ(α7Ⅲ、SEL24105F4)
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ドリンク(2.5L)1L使用
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レインウェア上下(使用せず)
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小物(ヘッドライト、救急セット)使用せず
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ツェルト(使用せず)
登山
駐車場→三ノ峰
04:00駐車場発。ヘッドライトなくてもギリギリ見えるレベルの中スタート。安全のためにもライトは必要ですが、暗い中感覚を研ぎ澄ませて歩くのが好きです。あっという間に登山口到着。
よく整備された森の中を進みます。
ギンリョウソウの群れがお出迎え。別名ユウレイタケだとか。暗い中がよく似合います。
05:00 1時間で稜線まで来ました。日の出の時間は過ぎましたが、焼けることなく、太陽は雲の中です。
ここから遮るものが何もない、気持ちの良い稜線です。まだ見えていない三ノ峰に向かいます。
コイワカガミの群れ。白山が花の百名山ということもあり、この辺りにも多くの花が咲いています。
振り返ると、気持ちの良い稜線と、遠くまで広がる森。
左側の丸い山が三ノ峰です。もう少し。
ワンちゃん!に見えますよね?
太陽が出てきて、陰影が綺麗に浮かび上がってきました。私のいる場所には太陽はあたらず、光が後ろから迫ってきます。
少し雲海。中々の森で、人工物は全然見えません。深い自然の中に来たと実感。
振り返って見える景色が綺麗だから、何回も振り返ってしまいます。決して休憩しているわけではない…ことはない…
太陽!避難小屋が見えてきました。
06:15 避難小屋到着。とても綺麗に手入れされた良い小屋です。
少し行けば三ノ峰。こんな良い場所に小屋があると、泊まりたくなりますね。
06:30 三ノ峰。ここからは、
三ノ峰、別山、御舎利山
とてつもなく美しい別山が見えます!もし、当初の目的地が三ノ峰だったとしても、この景色を見ると別山に行ったでしょう。
今日の目的地は別山なので、ルンルンで進みます。
一箇所、登山道が崩れてステップがなくなり、砂で滑りやすい危険箇所がありました。
なんて気持ちの良い稜線!白山も良い山ですが、三ノ峰側も良い山ですね。
御手洗池と別山。サンショウウオを期待しましたが、生き物は何もいませんでした…。
景色を堪能しながらサクサクと。
07:30 三ノ峰から1時間で到着。とてつもない爆風ですが、登山は楽しいんです。
白山を眺めに御舎利山に向かいます。
霞がかかっているのも相まって、遠くに見える山が雲の海に浮いているよう。
御舎利山から見える白山!
縦走したくなる良い稜線です。さすがに今日は時間がないですが、トレラン勢なら、日帰りで白山まで行けるかもしれませんね。
別山に戻ります。一部登山道は雪に埋まっていますが、傾斜は見た目ほど大きくないので、アイゼン等は不要です。
別山→刈込池→駐車場、下山
20分で往復してきました。この尾根を下山します。
帰りはサクサクと進みます。
4組ほどすれ違いましたが、みなさんベテランオーラありました。
ずっとこんな風が吹いており、体が揺れます。
あのかっこよく尖った山は何でしょう。
登山道に蛇が!木の棒でちょちょいと退かしましたが、後で調べるとマムシでした。臨戦態勢をとるんじゃないよあなた。通らせて欲しいだけやで。
もう夏ですね。花は綺麗で、緑も美しい。森の中を、木漏れ日を感じながら歩くのも好きです。
時間があるので、ちょっと刈込池まで寄り道します。秋には私服で行く人もいるので、らくーにサクッと行けるかと思いましたが、想像より登山道でした。
10:20刈込池。アカハライモリの楽園でした。風がなくて天気が良ければ綺麗なリフレクションが見えるのかな。
10:50駐車場到着。
稜線歩きが長く、とても気持ちの良い山行でした。
今回の山行で活躍した道具
カメラ装備
カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。
ノースフェイスのカメラバッグ
α7Ⅲは寒冷地で十分使用できるので安心です。
良い単焦点レンズです、SEL35F18。これ一本での登山でも十分景色を写真に納められそう。
登山装備
夏山ではスキンメッシュが重宝します。汗びえしないのはやはり良い。
寒い季節のインナー手袋はスマートウールが使いやすいです。カメラの操作性に問題がない厚さで、暖かいし、スマホも操作可能です。
何かあった時のお守りツェルト2ロング。テント代わりにもなるので、買っといて損なし。