手軽に登れて絶景が見れる冬の荒島岳へ。雪庇ではなく、ルート上にクレバスが横切っており、注意です!踏み跡が明確で、初めて見たクレバスを興味深く楽しめましたが、雪が積もると隠れる位置で、非常に危険です。
霧氷はなく残念でしたが、山頂の爆風は健在で、自然の造形シュカブラを愛でることができました。
場所:福井
日程:2025年1月21日(火)平日
獲得標高:1381m
距離:10.4km
登山時間:6時間10分(標準CT7時間30分)
登山レベル:中級(初級、中級、上級で分類)雪山登山の知識はある前提で、人は多く踏み跡もあり、冬でも登りやすいため、中級と判断。ただし、山頂付近はホワイトアウトすることもあるため、悪天候時はその対象外。
心踊る自然
初めて見たクレバス。非常に興味深い。
自然の造形シュカブラ。
山頂付近から見下ろす福井の街も綺麗なんだな。
登山計画
ルート
10:20駐車場→12:20小荒島岳、30分撮影→14:15荒島岳、40分撮影→16:30駐車場
登山時間: 6時間10分、内1時間10分撮影(標準CT7時間30分)
駐車場
荒島岳勝原登山口駐車場。平日なので、10時に着いても余裕で停めれます。目の前にICができ、アクセスしやすくなりました。
登山装備
- 服装上(冬インナー、半袖)
- 服装下(ソフトシェル)
- 足元(冬靴)
- アイゼン
- 手袋(インナー)
- タオル
- サングラス
- カメラ(α7Ⅲ、SEL24105F4)
- 三脚
- ドリンク(ハイドレーション1.5L)0.5L使用
- 行動食(ゼリー1、タブレット)
山頂付近で使用
- 手袋(ソフトアウター)
- バラクラバ
- ソフトシェル上
予備装備(使用せず)
- レインウェア下
- ハードシェル上
- ダウン上
- 冬手袋
- 救急セット
- ツェルト2
登山
10:20登山開始。夕焼けを見ようと思い、遅い時間に出発です。結局早く山頂に着きすぎて、景色も良かったので満足して、待機しなくても良いかなーと見ずに帰ってきましたが…笑。
週末も天気が良かったので、踏み跡ありまくりです。
12:20小荒島岳。急いで下山する必要はないので、のんびり30分撮影。こいつらは何者だ?
眺望最高の白山。
福井の街。
ここから見る荒島岳が一番美しいんじゃなかろうか。コアラの愛称の小荒島岳は必登です。
さて、のんびりと荒島岳に向かいます。
すれ違う人たちから、クレバスがあるから注意してね!とのこと。雪庇が崩れているの間違いかな?と思ってたのですが、本当にクレバスでした。
ここまで霧氷がなく寂しかったのですが、もちが壁を登ってからやっと爆風で、雪の造形がよく育った世界です。ここで、ソフトシェル、防風ソフト手袋を着用。
昼も過ぎると登山者はおらず、ゴールデンルート貸切です。
クレバスまだかなーと思いながら進んでたのですが、急登を越えた直後の赤枠の中にありました。
マジでクレバスだ!ルートを横切るように亀裂があります。向かって右側に踏み跡はなく、そこに落とし穴がないかもわからない状況。あまり覗き込まなかったのですが、深さは4mで、落ちても死ぬことはないかな?ただ、今はもう登山者もおらず助けもいないと思うと少し怖い…!荒島岳は2019年からほぼ毎冬登ってますが、クレバスは初です。
踏み跡多数の左側から難なく通過です。
雪が降れば隠れるので、本当に注意です。雪庇はほぼないので、とにかく、左側の谷から2m位置ぐらいは大丈夫なルートです。
これは雪庇崩れですが、今年は、ドカ雪が多く不安定な状態のようですね。
14:15荒島岳。安定の爆風です。夕焼けを見ようと思うとここで3時間待機…ふーむ無理そうだな笑。40分撮影を楽しみます。
南側は一昨年の方が綺麗だったかなー。暖かい日があったのか、育って崩れて、育ってを繰り返してるふうに見えました。
夢のある稜線です。
いい感じのシュカブラ探しに精を出しました。何度見ても、飽きることなんてなくて、形は場所それぞれで面白いですね。
これが一番好きかな。
夕焼け待ちは辞めて、下山開始します。とにかくシュカブラ探しが楽しい。
福井の街、子供とよく行ってますが、いい街です。福井の人の方言の訛り方も、いい人感あって好きなんですよね。
もちが壁手前で記念撮影。
16:30駐車場。無心に下山しました。初見のクレバスが興味深く、シュカブラの造形も面白い山行でした。
今回の山行で活躍した道具
カメラ装備
カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。
ノースフェイスのカメラバッグ
α7Ⅲは寒冷地で十分使用できるので安心です。
登山の時はいつもSEL24105F4!今回は、星空も撮るためにSEL1635F4が主です。
登山装備
いつも愛用しているファイントラックのナノタオル。よく乾きよく吸う良いタオル。
サングラスは、E-NOX EIGHTの調光レンズ。縁がなく視界性抜群です。
値段は高いが、それに見合う素晴らしいソフトシェル。防水ではないですが、防風性能は高く、よっぽどの爆風でない限り雪山でも活躍しています。4年使っても新品同様の丈夫さ。
ファイントラックのコアノパンツ。雪がつかず、防風性能に優れており、ハードシェルの代わりに度々使ってます。
アクティブスキン上下は雪山必須装備です。汗冷えを感じません。
インナーはスマートウールのライナーグローブ。それなりに暖かく、スマホを触る感度も良いので愛用しています。
今回はアイゼンでしたが、チェーンスパイクはとりあえずザックに忍ばせるサイズで便利です。
何かあった時のお守りツェルト2ロング。テント代わりにもなるので、買っといて損なし。
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子供と登る山。
雪山。
沢登り。
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