白木峰でご来光を拝むために、白木峰登山口から夜間登山。もちろんこんな時間には誰もいません。
山頂に広がる台地を独り占めして、静かに聞こえてくるのは小鳥のさえずりのみ。とても気持ちの良い時間を楽しめました。
場所:富山県
日程:2021年7月22日(木)祝日
獲得標高:1156m
歩行距離:13.4km
登山時間:5時間
出会った自然の造形美
山頂台地に広がる木道。この先にある池塘(ちとう)は、目的地にふさわしい場所。
最終地点、浮島の池。こんな場所にこんな美しい場所があるとは。
気持ち良すぎる道。太陽が登り、浮島の池への道で自撮り。
ササユリはとても香りが良く、見た目も華やかで好き。
日程と装備
ルート
02:50駐車地→03:50小白木峰→04:50白木峰→05:10浮島の池(15分撮影)→06:00避難小屋→06:15白木峰→07:50駐車地
登山時間:5時間(標準CT:9時間)0.56(標準CTが長めに設定されている気がします)
駐車場
白木峰登山口の駐車スペースに駐車。15台ぐらい停めれそうです。(赤い橋の奥の車停まっている所)駐車地までの道は細く1台しか通れない道です。
石川方面から向かう場合、赤と青の選択肢がありましたが、赤い道は失敗でした。細い上にクネクネと険しく精神を使いました。遠回りでも青い道がオススメです。
装備
-
行動着上(半袖)
-
行動着下(半ズボン)
-
足元(トレランシューズ)
-
カメラ(α7Ⅲ、SEL24105F4)
- 三脚
-
ドリンク(2.5L)1.5L使用
-
レインウェア上下(使用せず)
-
小物(ヘッドライト、救急セット)使用せず
-
ツェルト(使用せず)
登山
駐車地→白木峰
険しい山道の運転で酔ったようで、辛いので30分だけ寝ました。日の出に間に合わせるためには行かねば…夜間登山の核心はこの眠気ですね。
02:50出発。ふと見上げると天の川が見えたので撮影したい!ただ時間がない…ので、カメラ直置きで撮影。月は沈んだので、F4でもここまで映るほどの万天の星空です。
予定では02:00発だったので、少し急がなきゃ。ライトつけるとめっちゃ虫が寄ってきて辛い…
夜間登山の場合、登山道までの取り付きで、慎重に行かないと間違えやすいです。短いトンネル通って、川を渡渉。川付近で登山道が少しわかりにくかったですが、登山道に入れば黙々と進むのみ。
雲の中にいるのか、ガスってきました。星は見えるので山頂までガスってことは無さそうです。
03:50小白木峰到着。この辺りから少し眺望が良くなってきました。
太陽が登る前の美しいグラデーションタイム!これがあるから夜間登山は堪らんのですよね。
小白木峰から白木峰まで開けてはいるものの、眺望は良くなく、綺麗なグラデーションはあまり見えませんでした…
結構登ってくると、眺望が開けてきました。振り返ると、幻想的な雲海がいい仕事しています。
遠く高山の山並みも美しく、ここで日の出を迎えても十分綺麗です。
オオバギボウシは今が旬なのかたくさん咲いてました。
白木峰の手前でやっと木道きました!これを見に来たんだ!気持ちの良い最高の時間です。
白木峰、良かった。 pic.twitter.com/HlM6Fc5hdh
— Ken (@Ken_enjoy) 2021年7月22日
04:50白木峰到着。何とかご来光に間に合いました。ここまで2時間、想定外の速さです。
白木峰〜浮島の池
どこで撮影するのがベストなのか分からないので、とりあえず最終地点まで向かいます。良い台地です。
コバイケイソウの葉。朝露に濡れて良い。ちなみに朝露のために靴はびしょ濡れです。トレランシューズの中まで濡れてます…
花の楽園ですが、ニッコウキスゲのピークは終わり、次はコバイケイソウの季節ですかね。
振り返るとモルゲン。こんもりが白木峰。木道を進むのは気持ちよく、あっという間に遠くまで来ました。
ポツンと避難小屋。ビーナスベルトが美しい。
この堪らん気持ちの良い木道はどこまで続くのか、アップダウンもほとんどないので、最高の道です。
太陽おはよう!
朝日に照らされて最高やないか!
05:10浮島の池に到着。最終地点にふさわしい美しい場所です。
アカハライモリ、他にも色々な生物が暮らす楽園なのでしょう。
のんびり自撮ります。α7Ⅲの機能である、スマホをリモコン代わりにして撮りました。
ここでご飯を食べると最高に気持ちが良いことでしょう。ボチボチ帰ります。
ササユリは甘い良い香りで、見た目も可憐で好きです。
この気持ち良さは、人気があるわけですね。
コバイケイソウは咲き乱れ待ちのようで、みんな蕾です。
自撮りしようと木道までダッシュするも間に合わず途中でパシャリのミスショット。見つかりますか?
浮島の池の方向を何度も振り返ります。こんな景色が延々と続くとか最高かよ!
自撮り。まだ6時にもなっていないので誰も来ません。静かに聞こえるのは鳥のさえずりのみで、風もなく最高に気持ち良いです。
ニッコウキスゲの旬は終わり、数輪のみでした。
周回して、避難小屋に行ってみます。
06:00避難小屋到着。太陽光パネルがあったり、バイオトイレがあったり、近代的でとても綺麗です。
ぐるっと回って白木峰に行きますが、特に見所なしです。
06:15白木峰に戻ってきました。長い時間堪能した気分ですが、まだ6時とか!帰ります。
名残惜しいですが、下界へ!
登りは暗くてはっきりとは見えませんでしたが、眺望はあまり良くないです。
トンボはやばいほどいました。
小白木峰の展望所。うーん、そんなに良くないかな。
終始歩きやすく、トレランに適した道ですが、時々ぬかるみがあります。
池塘はいくつかあり、所々に見所があるのは嬉しいですね。
07:50下山!トレランモードでサクッと降りてきました。登って来る人が不思議そうな目で見てましたが、そりゃこんな時間に降りて来る人いたら、ビックリですよね。
山頂台地で迎えるご来光はとても綺麗で、その景色を独り占めして、静かな中に聞こえるのは鳥のさえずりのみ。とても有意義な時間を過ごせました。
帰りの温泉は、「ぬく森の郷」へ。内湯だけでなく露天風呂は広く開放的で、効能がありそうな泉質も私好みでした。オススメです。(サウナがないのは残念)
今回の山行で活躍した道具
カメラ装備
カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。
ノースフェイスのカメラバッグ
α7Ⅲは登山の相棒です。寒冷地でも十分使用できるのでα7IIから乗り換えました。
登山は基本SEL24105F4。これ一本あれば十分です。
登山装備
夏山ではスキンメッシュが重宝します。汗びえしないのはやはり良い。
何かあった時のお守りツェルト2ロング。テント代わりにもなるので、買っといて損なし。