剱岳を近くから眺められるので有名なのは中山ですが、登山時間が短く物足りません。そこで見つけたのが大熊山。剱岳も眺められて、また残雪期のみ楽しめるコット谷の下山ルートが魅力的な山です。
大熊山の山頂付近から見える大日岳、剱岳、猫又山は美しく、下山ルートのコット谷は広大で、走り降りるのは最高に気持ち良かったです。
場所:富山県
日程:2022年5月6日(金)平日
獲得標高:1007m
歩行距離:10.9km
登山時間:5時間
出会った自然の楽しさ
始めに続く急登は杉の大木の住処。
大熊山から見る剱岳、やはり美しい。
広大なコット谷。走り降りるのが最高に気持ち良い。
コット谷の山側の眺めも好き。
日程と装備
ルート
09:00駐車地→11:30大熊山、20分ランチ→12:20コット谷→14:00駐車地
登山時間:5時間(標準CT:6時間ぐらい)
駐車場
広い駐車スペースあり。
装備
チェーンアイゼンで行きましたが、コット谷に降りるルートはアイゼン推奨です。
- 行動着上(インナー、半袖)
- 行動着下(長ズボン)
- 足元(3シーズン靴、チェーンアイゼン)
- カメラ(α7Ⅲ、SEL24105F4)
- 三脚(未使用)
- ドリンク(水筒2L)2L使用
- サングラス
- 食事(パン)
- 防寒着上(未使用)
- アイゼン(未使用)
- 小物(ヘッドライト、救急セット)
- ツェルト(未使用)
- レインウェア上下(未使用)
登山
09:00登山スタート。少し急登の森歩きです。
立派な杉の大木が多く、飽きることなく登れます。
お花もチラホラと咲いており春ですね。イワウチワ、バイカオウレン。
木々の隙間から見える山が良い雰囲気です。
急登が終わるぐらいで残雪が出てきたので、チェーンアイゼン装着。
振り返ると猫又山。
ガシガシと登ります。細い部分もありますが、横は崖でもないので、危険な場所はありません。
剱岳はやはり美しい。左下に小さく人が写ってますが、画質的に見えないですかね。
ハロ。確かに何か薄い雲が多くなってきました。
もうすぐ大熊山。山々に囲まれて、海も見えて、良い場所です。
5/6大熊山。大日岳、剱岳、猫又山を眺められる良い場所!ちょい曇りなのが残念。 pic.twitter.com/g9HFsQrKI9
— Ken (@Ken_enjoy) 2022年5月6日
11:30大熊山到着。
大日岳、剱岳が綺麗に見える良い場所です。
20分のんびりパンのランチタイム。座るシート忘れて、ビニール袋に座ると冷たい…ちゃんと持ってこないとですね。
コット谷に向かいます。踏み跡は多くありますが、コット谷に降りるまでは少し危険なルートでアイゼン推奨です。(チェーンアイゼンだと厳しいです)
コット谷が少し見えてきました。
適度な傾斜の場所から降ります。
結構急!ヒップソリで攻めると楽しそうですね。
12:20コット谷に降り立ちました。どこ歩いても良い素晴らしい場所。
降りてきた方を振り返ると中々の傾斜です。
デブリもチラホラあり、冬は雪崩の巣ですね。
気持ち良い!
雪崩の影響か…
スノーブリッジポイントまで来ましたが、少し降り過ぎたようで、渡れる場所が見当たりません。
まぁいいかと渡渉しましたが、川幅は狭く濡れずに渡れました。スノーブリッジポイントは少し上側だったようです。
地面部分は浮石が多く歩きにくいので、雪が繋がっている箇所を通りますが、一回落とし穴にハマりました…
フキノトウの群れ!山菜マニアにとって穴場スポットなのでは?
工場道路に出れば終わりみたいなものですね。
雪崩で埋まってる場所もありますが、難なく通過可能です。
林道整備ありがとうございます。
14:00下山!初めの急登は杉の大木が面白く、残雪が出てくると山々の景色が良く、コット谷を歩くのは気持ち良く、良いルートでした。
下山後はアルプスの湯へ。内湯、露天風呂ともに大きく熱々のサウナもあり、値段もお手頃で大満足でした。
今回の山行で活躍した道具
カメラ装備
カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。
ノースフェイスのカメラバッグ
α7Ⅲは寒冷地で十分使用できるので安心です。
この画角が便利すぎる。SEL24105F4
登山装備
今回はアイゼンは使わずチェーンスパイク。つけていても感じない重さなので気軽に使えて便利です。
何かあった時のお守りツェルト2ロング。テント代わりにもなるので、買っといて損なし。
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