日本三大渓谷の一つ、大杉谷。綺麗な透き通った緑の水、見応えのある大滝、大規模な崩落地の巨石、見どころ満載でした。
堂倉滝までであれば累積標高は高くなく、景色は最高に美しいので、とてもオススメです。距離は長いですが、立派な桃ノ木小屋に泊まりで行けばゆっくりと楽しめると思います。
場所:三重県
日程:2017年4月29日(土)
獲得標高:2755m
歩行距離:28.2km
登山時間:9時間
出会った自然の美しさ
水平歩道を思わせる崖をえぐった登山道は歩くだけで楽しい。
緑に輝く透き通った水を眺めながら道は続く。
獅子淵。そびえる岩の先の滝の景色が美しい。
大崩落地点。自然の脅威を感じた。
大杉谷の奥地にある堂倉滝。釜と滝ともに美しく、7つある滝の中でも1番。
日程と装備
ルート
06:20駐車場→07:20千尋滝→08:30桃ノ木小屋→09:20光滝→09:50堂倉滝→11:15日出ヶ岳→15:20駐車場
登山時間:9時間(標準CT:19時間10分)※ハイペースで行きましたので、コースタイムは参考にしないで下さい。
駐車場
06:00に駐車場に着きましたが、大杉谷登山口の駐車場は広く空きは充分でした。
装備
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行動着上(インナー、半袖)
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行動着下(インナー、半ズボン)
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足元(トレランシューズ)
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カメラ(α6000、SEL35F18)
登山
06:20駐車場出発。目的地の日出ヶ岳まで14.1km!
今日は人生初のトレランシューズです。靴擦れが心配でしたが、大丈夫で軽やかな足取りでした。
登山口すぐから水平歩道のような雰囲気にテンションが上がります。
高度感はあまりありません。
吊り橋は何箇所もあり、よく手入れされた登山道です。
岩場のような場所もありますが、危険箇所は特にありません。
美しい渓谷の景色を眺めながら進みます。
07:20千尋滝。展望台から眺める滝です。2人組の方がドローンを飛ばして撮影してましたが、いい景色が撮れそうです。
水は透き通り、緑が美しい。
このゴルジュを遡行するもの楽しそうですね。
この美しきゴルジュはしし淵。その先にはニコニコ滝。
ハートの石!この辺りで、先行者に追いついて、気付くまで静かに後ろを歩いていたのですが、急に振り返ってびっくりして腰を抜かしていました。熊だと思われたようですが、驚かせてしまい申し訳ないです。これを機に熊鈴を買いました。笑
08:30桃ノ木小屋到着。秘境にある宿泊施設にしてはとても立派です。多くの人が、泊まりで来ていました。
七ツ釜滝。一部しか見えませんが、大きな滝です。
沢沿いの楽しい道が続きます。高低差もそんなになく快適です。
日が当たるとより緑が美しいです。
危険箇所にはしっかりと鎖がありますが、滑らないよう注意です。
2004年の台風で発生した大崩落現場。この巨石がゴロゴロ積み重なった光景に自然の脅威を感じまくりです。
岩の間に登山道を通す労力も凄いです。
09:20光滝。
滑らかに流れる滝は見ていて心地よく美しいですね。
水はずっと綺麗。
ここまで来ると人は少なくなってきました。
09:50堂倉滝。大きな釜を持っており、いい感じに光があたり美しいです。
堂倉滝から日出ヶ岳までは渓谷ではなくなり、ひたすら登りなので、ただただしんどいです。日帰りで来るもんじゃないです。
景色が変わるともう少しです。
ここからの眺めは素晴らしいです。
さくっと下山します。
大崩落地点はやはり凄まじい。
森の妖精さんがいました!
昼過ぎになると桃ノ木小屋は増して賑わってました。
大杉谷には多くの人が登っていました。人の割に車が少なかったので、皆さんバスかタクシーで来てたのでしょうか。獅子淵がやはり人気です。
15:20駐車場到着。往復28kmの長い登山でしたが、渓谷はとても美しく大満足で、ぜひまた来たい場所です。
今回の山行で活躍した道具
カメラ装備
カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。
ノースフェイスのカメラバッグ
α6000(APS-C)小さい分登山では使いやすいけど、フルサイズの方が良いですね。
SEL35F18。APS-CのEマウント用単焦点レンズ。十分綺麗に撮れます。
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実際に登った雪山をまとめました。
kuromenboo.hatenablog.com
実際に行った沢登りをまとめました。kuromenboo.hatenablog.com
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