日本三百名山の人形山(にんぎょうざん)。手を繋ぎあった姉妹の人形の雪形が山の斜面に現れるためこの名前がついたそう。
登山道は優しい斜度で非常に登りやすく、要所要所に休憩ポイントもあり、宮屋敷跡、人形山の稜線、三ヶ辻山(みつがつじやま)と見所も十分です。特にポツンと残された鳥居が美しい。
登山口までの道路が悪路でなければ非常によいのですが…
場所:富山県
日程:2021年9月19日(日)
獲得標高:1267m
歩行距離:13.4km
登山時間:4時間30分
出会った自然の造形美
歩きやすい樹林帯で上を見上げれば、大きく葉を広げたブナの木。
残された鳥居。山の中にポツンとある雰囲気が好き。
ガスの中で何とか顔を出した人形山。
鳥居の存在感が良い。
日程と装備
ルート
07:00人形堂(駐車場)→08:30宮屋敷跡→09:30人形山→10:00三ヶ辻山→11:30駐車場
登山時間:4時間30分(標準CT:7時間40分)0.6
駐車場
駐車場は広く、20台ほど停めれますし、人形堂も綺麗です。
ただし、駐車場までの道路が悪路で、20分ほど写真のような道が続きます。何回か落石に擦りながら何とか辿り着きました…
装備
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行動着上(インナー、半袖)
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行動着下(半ズボン)
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足元(3シーズン靴)
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カメラ(α7Ⅲ、SEL24105F4)
- 三脚
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ドリンク(2L)1.5L使用
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レインウェア上下(使用せず)
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小物(救急セット)使用せず
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ツェルト(使用せず)
- 行動食(バー2、ジェル1)
登山
07:00一台停まっていたので、先行者が蜘蛛の巣退治してくれて歩きやすいぞーと気持ちよく出発です。(ただし、上で合わなかったし、下山してもその車停まってて謎…)
シロソウメンタケ。完全にもやしです。
非常に登りやすい斜度の登山道を進むと第一休憩所です。大事に整備されている雰囲気を感じます。
ブナの木が大きく葉を広げた姿はカッコ良い。
第二休憩所も広い。宮屋敷跡までは非常に登りやすい道です。
カエル!擬態してて踏みそうになってめっちゃびっくり!登山道に何でいるの⁉︎
薄ガスがとれてきて、青空!このまま気持ちよく晴れてくれよー。
08:30宮屋敷跡。ポツンと残った鳥居の雰囲気が素晴らしい。
接近するとキノコが育ち、そのキノコをナメクジが食べるという食物連鎖が見られました。
中々とれないガスに向かって進みます。
この辺りからぬかるみポイントが増えて、気を抜くと足首ぐらいまで沈んでしまいます。トレランシューズだったら終わりです。
人形山が見えてきました。良い稜線です。
見えてきた辺りから登山道を草が塞ぎ出します。道は明確で迷うことはないのですが、その上に被さってる状態です。朝露で足が濡れ放題!
ガスの中の人形山。
まぁこの雰囲気も嫌いじゃないよ。
09:30人形山到着。うーん、景色は何も見えません!
ガスで景色が見えないので、このまま下山するか、一応三ヶ辻山にも向かうか迷い、向かうことにしました。少し倒木はありますが道は明確です。
どうせ真っ白だと思っていたら、こちら側は晴れている!15分ほどの距離で景色が全然違います。
後ろを振り返ると人形山はガスの中。ガスが湧きやすい地形なのでしょう。
三ヶ辻山は晴れてます!
10:00三ヶ辻山。草が高くて景色は特に見えません…
ガスの中に帰って下山します。すこーしばかり紅葉していましたし、この場所は紅葉が美しいそうです。
サクッと下山していると晴れてくるあるあるですね。さらば人形山。
はい晴れてきたー。7組ほど登ってきており、それなりに人気のある山のようですね。
鳥居までで引き返す方もいるようですが、登りやすいですしそういう登り方もありですね。
トレランスタイルで下山!
11:30下山!
悪路の途中にあった中根山荘と、山美館。2001年に建てられたのでしょうか?この廃墟感は中々良い雰囲気ですし、栄えていた頃を想像すると少し面白いです。
帰りの温泉はぬくもりの郷へ。食事もできますし、露天風呂が広く気持ち良いので多用しています。
今回の山行で活躍した道具
カメラ装備
カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。
ノースフェイスのカメラバッグ
α7Ⅲは登山の相棒です。寒冷地でも十分使用できるのでα7IIから乗り換えました。
登山は基本SEL24105F4。これ一本あれば十分です。
登山装備
夏山ではスキンメッシュが重宝します。汗びえしないのはやはり良い。
何かあった時のお守りツェルト2ロング。テント代わりにもなるので、買っといて損なし。