LIFE LOG(自然と遊ぶ)

自然と遊ぶ

登山の楽しさ、美しさを伝えたい。登山、写真。

錦城山〜度重なる合戦の城跡を辿る〜(2020年3月)

里山でありながら、城を築きやすい地形により数多くの城が築かれ、合戦が起き、目まぐるしく歴史を刻んできた錦城山(きんじょうざん)。

もうお城はないものの、地形は昔のままに残っており、合戦の様子が伺える珍しい場所です。駐車場にある無料案内図、各所にある看板はとても丁寧で、知識がなくても昔の様子を十分に想像でき、興味深かったです。

場所:石川県

日程:2020年3月21日(土)

獲得標高:125m

歩行距離:2km

日程と装備

ルート

14:30駐車場→14:50錦城山山頂→15:40駐車場

登山時間1時間10分f:id:kuromenboo:20200329091733j:plain

駐車場

10台ほど駐車可能です。登り口にある案内図はゲットすべし。

装備

登山装備不要で、ちょっと場違いでした。笑

道は整備されているので、私服で散歩するのに適した場所だと思います。

  • 行動着上(半袖)

  • 行動着下(半ズボン)

  • 足元(トレランシューズ)

  • 手袋(インナー)使用せず

  • カメラ(α7II、SEL24105F4)

  • レインコート上下(使用せず)

  • 小物(ヘッドライト、救急セット)使用せず

城跡ハイキング

14:30駐車場。横には広場がありました。城跡を巡る人、広場でボール遊びをする人、満車になることは無さそうです。f:id:kuromenboo:20200326205527j:image

ここからは、白山が綺麗に見えます。実はここ、100名山で有名な深田久弥が生まれた場所なのです。
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さて、登山(ハイキング)開始です。ずっと整備された道なので、登山靴なんて不要で、スニーカーでOKですよ。
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登山口によくある案内図。今まで見てきたやつは基本空っぽでしたが、ここには立派な地図が入ってました!

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この地図の番号に従って巡って行きます。案内図もしっかりしていますし、途中にある看板も情報量が多く、城跡で何があったのか、知識がなくても楽しめます。
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すぐあるのが、『偽金造りの洞穴』。ここで悪いことしてたわけですね。中は水が溜まっていて入りませんが、そんなに広くないです。f:id:kuromenboo:20200326205409j:image
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城があった頃はどんな地形だったのか、道はどこにあったのか、想像しながら行きます。

丁度私と同じタイミングで来られた女性は、管理している人?に案内してもらっていました。タイミングが合えば、説明しながら案内してくれるようなので、城マニアの方はぜひ。(管理している人がいついるのかは知りません…)f:id:kuromenboo:20200326205504j:image

左が旧道。右は整備された道。なるべく旧道を進み、昔の情景を思い浮かべます。
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ちょっと広場。
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景色が良く、加賀の町が見渡せます。
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もう少し進むと、もう本丸跡地です。横に長い地形で、どこに何が配置してあったか看板に書かれていました。
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看板は、何度か城が変わった変遷の歴史が書かれています。軍事拠点にしやすい地形の山だったのですね。
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何の石碑かはよくわからぬ。
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本丸があった場所の横の土塁に上がれました。当時はもっと高く壁みたいな状態だったのでしょうか?
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14:50山頂。本丸の最高地点?
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本丸の先に進みます。馬洗い池。飲料水確保のために作られた場所のようですが、血生臭さを感じてしまうのは気のせいでしょうか。
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本丸から少し離れた場所にある、二の丸跡。
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少し前までは、子供の遊び場として活躍していた形跡がありますが、今はもう使われて無さそうです。

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看板は多くありますし、地図もあるので迷うことはありません。一通り巡りますよー。
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戸次丸跡。見たことない大きな椿の木がありました。
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整備された道です。歴史を感じながら、ゆっくりと歩きます。f:id:kuromenboo:20200326205426j:image

『堀切』大工事して、城として使える地形に作り替えたようですね。人の手だけで、頑張ったのでしょう。
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血生臭さい『局谷』かんざしを刺した蛇が出るとか。
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1番広い、鐘ケ丸跡へ。土塁の上を歩けます。
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激戦区になり、骨になるまで遺体が放置されていた場所のようです。
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ここが激戦区だったのかと思いながら見ると、少し不気味。幽霊でも出るんちゃうか。
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東丸まで来ました。
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深田久弥の記念碑は、白山が眺められる場所に設置してありました。
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15:40下山。ここまで戦場を感じる場所は珍しいのではないでしょうか?ここに城があったのかとよくわかる地形が残っており、面白かったです。

 

すぐ近くにある深田久弥記念館に行きましたが、コロナウィルス問題のために閉館。残念。
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今回の山行で活躍した道具

カメラ装備

カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。

ノースフェイスのカメラバッグ

α7IIは登山の相棒です。kuromenboo.hatenablog.com 

SEL24105F4はSONYユーザー必携の扱いやすいレンズです。