泳いで登って飛び込んで、大人の全力川遊びの集大成の様な沢です。花崗岩の白さの中のエメラルドグリーンの沢は美しく、見るのも最高!
赤坂谷を登って、陸から沢を移動し、ツメカリ谷から下るルートです。
赤坂谷は、直登できない滝は少なく、巻道は安全のためにロープが設置されており、危険度は低めです。移動は踏み跡がわかりにくいので注意!とりあえず方向を頼りに突き進みました。ツメカリ谷は飛び込める滝が多く、キャニオニングを満喫です。
総じて、沢登りの楽しみがギュッと詰まったいい沢です。
レベル:沢2級
オススメ度:★★★★★
場所:滋賀県
日程:2017年8月26日(土)
人数:3人
所要時間:8時間50分
心に残る自然との対峙
沢の入口に泳ぎゴルジュ。気分が高まります。
シャワー直登しなくても進めますが、なるべくシャワー突破!
下りはとにかく飛び込みまくり!
計画
ルート
06:50駐車地→07:20神崎川入渓→08:30仙香谷→10:50赤坂谷→11:40沢移動→12:50ツメカリ谷→13:40神崎川本流→14:40遡行終了→15:40駐車地
登山時間:8時間50分
駐車場
道路横の広いスペース(チェーン脱着場)に駐車しました。
装備
- 服装上(アクティブスキン、半袖)
- 服装下(アクティブスキン、半ズボン)
- 足元(サワーシューズ)
- 防水カメラ
- ヘルメット
- 昼ごはん
- ドリンク
- 緊急用(タオル、緊急セット)使用せず
沢道具(持っていきましたが、危険な滝は巻いたため、特に使用せず)
沢登り
06:50駐車地発。入渓地点までは林道があるので、簡単アクセスです。
大きなゴロ岩を飛び進むと、ゴルジュに到着!水量が少ないため意外に浅く、途中まで歩いていけましたが、最後は泳ぎで。
支流に入るまで特に難所はなく、楽に進めますが、なるべく困難なルートを選んで、積極的にシャワーを浴びたり、泳いで進みます。
08:30支流に入り、ここから仙香谷です。
比較的広い気持ちの良い沢です。
泳ぎあり、適度な滝あり、ロープがいらないレベルです。
無駄にシャワークライミングを楽しみます。(こんなことしなくても、楽に登れます)
直登無理な滝もありました。攻めれば直登できそうでしたが、安全のため巻きます。巻道にはしっかりとしたロープが設置されており、安心です。
無駄に直登を楽しみながら進みます。
水の底が暗くなっている深い釜を発見!恐る恐るゴーグルを装着して潜り、潜水を楽しみます。
迫力のある滝も出てきますが、楽に登れるルートがあり、初心者向けの人気な沢な訳ですね。
今回のルートで1番大きな滝。確保が有ればシャワー直登できそうですが、安全なルートから登ります。
遊んでいると後ろから人が来てしまいました。少しペースアップしよう。4パーティほど出会いました。
滝がなくなり、サクサクと進みます。
ちょっと早いですがランチタイム。沢は水がたくさんあるのが良いですよね。(煮沸必須だと思いますが)
10:50ここから赤坂谷です。ここも適度な滝の連続です。
滝の中に入ると道がある楽しい滝。最後までシャワーを楽しみます。
木漏れ日が気持ちの良い沢です。濡れすぎると寒いですが、その時は水を避けて進めば暖まります。
本当に登りやすい滝が多いです。
ツメカリ谷への最短距離ぐらいの位置までGPSを確認しながら進みます。
11:40入りやすそうな場所からツメカリ谷目指して陸を進みます。
踏み跡がわからなかったので、とりあえず方向を頼りに突き進みました。ヤブヤブしておらず、そんなに苦戦もなく行けましたが、肌出てるとダメですね、ヒルちゃんにやられました。
12:50ツメカリ谷到着。
ツメカリ谷は飛び込みまくりで、キャニオニングを楽しめます。浅いところもあるので、飛び込む前に要確認です。
飛び込んで登って飛び込んでを繰り返して遊んだり、魚を捕まえたり!
勇気を出してジャンプ!
飛び込まなくても安全に降りられる滝ばかりですし、下りの道も安全です。
ただ、飛び込みは楽しい!
13:40神崎川本流到着。川なので本場のキャニオニングな雰囲気になってきました。わざわざ岩場を登って楽しみます。
本流は明らかに深いので安心して飛べます。
流れに身を任せて、とはいえ水量はそこまで多くなかったです。
キャニオニングを楽しむ人たちでしょうか?間を抜けて飛び込んで行きます。
花崗岩の白さとエメラルドグリーンの水は見るだけでも綺麗です。
14:40広くなってきて、遡行終了。ここでも何パーティーかいました。
ダムの横から登って林道に出ます。
後は道なりに進めば駐車地。下山が楽なのも良い。
15:40駐車地。泳いで、登って、飛び込んで、全力で楽しめる良い沢でした。帰りの車ではみんなぐったり。帰りの運転の力は残しましょう。
活躍した沢登り道具
沢登り装備は、色々試してきて自分に合った装備がわかってきました。 kuromenboo.hatenablog.com
今回は通常の登山ザックを代用していますが、後日この防水リュックを購入して使っています。完全防水で水は入ってきませんし、重量が軽いので、沢登り以外にも使い勝手がよく、日帰り登山でよく使ってます。
今回の沢靴はサワーシューズでしたが、登攀能力の点でラバーソールのサワタビの方がオススメです。ただ、フェルトに比べてソールが薄いので長時間歩くと足裏が痛くなります。
今回のハーネスはモンベルの、サワークライムシットハーネスを使用していましたが、ロッククライミング用がオススメです。強度も高く、カラビナをかける場所も最適化されてるし、重さは気になりません。
ロープで確保しながら登るとき用のマイクロトラクション。滑りが抜群に良く、小さいので買って良かった一つです。ロープに固定し、登る側には動くが、落ちる側では止まり、安全を確保できます。
沢で使っている防水カメラはこれです。大きな不満はなく、マクロ撮影もできて便利です。
アクティブスキン上下。通常の登山であれば保温性を感じますが、泳ぎメインの沢で完全に濡れて乾く暇もなければ保温性はほとんどなく、お守りみたいな感じですが、着てます。ウェットスーツ必須です。
沢登りまとめ記事
私が実際に遡行した場所オススメ度5段階評価でまとめてます。