街に近い場所にある遣水観音山。明治までは女人禁制で、中腹にある観音堂は白山信仰の霊地として栄えていたようです。
登山口は霊水を汲む人で賑い、山は整備されて歩きやすく、山頂の展望台からは良い眺め。3時間もかからない登山は程よいです。
(石川県には4つの観音山があり、全て登ると良いことがあるかもしれません。遣水観音山、岩倉観音山、寺尾観音山、西尾観音山)
場所:石川県
日程:2020年1月26日(日)
獲得標高:360m
距離:5.3km
計画
ルート
07:50遣水観音霊水堂→08:10観音堂→08:25遣水観音山山頂→20分のんびり、鉄塔側の展望地に散歩→08:45下山開始→09:40遣水観音霊水堂
登山時間:1時間50分(標準コースタイム2時間20分)
駐車場
遣水観音霊水堂。10台ほど停められる駐車地です。地元の人達が、水を汲みにひっきりなしに出入りしていました。
装備
- 服装上(長袖)
- 服装下(長ズボン)
- 足元(トレランシューズ)
- カメラ(α6000、SEL1635F4)
- 三脚
- ドリンク(水筒0.5L)0.3L使用
- 緊急用(ツェルト)未使用
- レインコート上下、未使用
- 小物(ヘッドライト、救急セット)未使用
登山
霊水堂→観音堂
07:50遣水観音霊水堂。厳かな森の中にひっそりとしていますが、水を汲む人で賑わう場所です。
早速霊水を頂きます。勢いが強すぎて一瞬で満タンになりました。味はよくわかりませんが、パワーを感じます。
観音堂で手を合わせます。人の出入りが多いので、よく手入れされ生花が備えられています。
1人金ピカなのは何故でしょう?こちらでも手を合わせます。
霊水堂の10mほど先に登山口があります。階段の急登スタートですので、ペースを上げすぎずゆっくりと行きましょう。
階段が続きます。昔、友人と競争した時は死ぬほど辛かったですが、ゆっくり登れば歩きやすい適度な山です。
1合目。頂上の10合目まで看板があり、迷うような道はありません。
この辺りから視界が開けてきて、木の隙間からちらほらと石川の街が見えます。
もう一踏ん張り登りです。階段の一歩は小さく、楽に登れるように設計されており、整備した人の優しさを感じます。
08:10観音堂。当時の観音堂と観音像は焼失してしまい、今は空っぽのようです。すぐそばの石仏に手を合わせます。昔は修行僧で賑わっていたんですかね。
観音堂→山頂
ここから傾斜は緩やかになり、のんびりハイキングです。
仏陀寺を開いた、大源禅師が腰掛けたとされる岩。もう看板の説明書きも消えていますが、腰掛けて、街を見ていたのでしょう。
階段はなく、登りやすい傾斜が続きます。
08:25遣水観音山山頂。自撮り。
遮るものが何もないので、この展望台からの景色は素晴らしいです。ここでランチが王道パターンでしょう。
180度見渡せます。金沢平野の先には日本海。
後ろには白山も見えます。今年は暖冬ですが、白山は安定の白さです。
山頂→霊水堂
08:45下山開始。左が一周コース。右に2分ほど行けば、ガバッと開けて白山の山々が眺望できます。(鉄塔が邪魔だけども)写真はあえて載せませんので、行ってからのお楽しみ。
下山ルートは落ち葉の絨毯。トレランコースとしても良さそうです。
しゃくなげ?何かの植物の群生地がありました。
杉並木ゾーンに来ればもう少しです。ここで花粉を拾って帰ったのか、家に帰ってから鼻水に苦しめられました。
やっと光が差し込んできて、やっぱり光が作り出す世界は美しいと再認識です。
道路に戻ってきました。ここに駐車して登るパターンもあるようですね。
道路から見えた池に、強引に近くまで行きました。透明度が高く厳かな雰囲気は好きです。
09:40霊水堂。とてものんびり歩いた割には2時間程で、満喫できました。
大判焼
帰り道にある大判焼。1個120円で、皮は薄くもちもちで、中身はあんことお餅。登山後にこれは堪らん。美味かった。
石川県の観音山
この遣水観音山
岩倉観音山
寺尾観音山
西尾観音山
今回の山行で活躍した道具
カメラ装備
カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。
カメラバッグ
α7Ⅱを修理中なので、α6000を使いました。フルサイズ用のレンズを使えば、十二分に綺麗にとれました。
APS-Cカメラにつければ、標準レンズとして良かったです。こんな使い方は想定していませんでしたが、ありですね。
登山装備
足元はトレランシューズ。軽快に歩けるので、ある程度足腰がしっかりした人にはオススメです。(ハイカットの登山靴に比べると、足首をひねるリスクは高いです)