LIFE LOG(自然と遊ぶ)

自然と遊ぶ

登山の楽しさ、美しさを伝えたい。登山、写真。

岩倉観音山〜一向一揆の山城跡〜(2020年1月)

岩倉観音山の山頂は、一向一揆の時に築いた山城跡。明確に痕跡が残っており、自然の堀、土手を使って城を築いていたことがわかる場所は珍しいのではないだろうか?歴史の実地勉強のような登山も楽しいです。

(石川県には4つの観音山があり、全て登ると良いことがあるかもしれません。遣水観音山、岩倉観音山、寺尾観音山、西尾観音山)

場所:石川県

日程:2020年1月26日(日)

獲得標高:248m

距離:3.4km

計画

ルート

11:00駐車地→11:40岩倉観音堂→11:50岩倉城址→12:10駐車地

登山時間:1時間10分(標準コースタイムは1時間25分)f:id:kuromenboo:20200128224431j:plain

駐車場

岩倉城址案内図がある駐車地。道路から見える位置に、5,6台停められるスペースがあります。

装備

  • 服装上(長袖)
  • 服装下(長ズボン)
  • 足元(トレランシューズ)
  • カメラ(α6000、SEL1635F4)
  • 三脚、未使用
  • ドリンク(水筒0.5L)未使用
  • 緊急用(ツェルト)未使用
  • レインコート上下、未使用
  • 小物(ヘッドライト、救急セット)未使用

登山

駐車地→岩倉観音堂

11:00道路の横にある駐車地。300m先駐車地の看板があって、始めはどこかわかりませんでしたが、看板があるのでここだと思い停めました。f:id:kuromenboo:20200127224135j:image

駐車地にある看板。迷い込むような道はなく、看板通りの登山道でした。f:id:kuromenboo:20200127223934j:image

道路脇の看板を頼りに登山口に進みます。駐車地からはこの看板が見えず戸惑いましたが、駐車地から見て、左側の小道です。f:id:kuromenboo:20200127224110j:image

猪除けのフェンスですかね?紐で固定されただけだったので、通過後に再度固定しました。f:id:kuromenboo:20200127224203j:image

登山口に到着。往復約1時間30分、年配の方でもそんなもんだと思います。f:id:kuromenboo:20200127224034j:image

ほう、クマが出るとな。毎回熊鈴は装備してます!f:id:kuromenboo:20200127224142j:image

道の左手にお梅地蔵。岩をくり抜いたところにちょこんといらっしゃいます。危うく見逃しすところでした。f:id:kuromenboo:20200127224150j:image

全然人が入ってないかもしれないと身構えていきましたが、そんなことはなく、道は明確で看板もあります。f:id:kuromenboo:20200127224038j:image

登りはそんなになく、落ち葉の絨毯をのんびりハイキングです。f:id:kuromenboo:20200127224025j:image

開けた場所は城主の屋敷跡。屋敷があった面影は全くないですが、イメージすれば何か見えてくる気がします。f:id:kuromenboo:20200127224200j:image

ナム。f:id:kuromenboo:20200127223952j:image

左は城址、右は観音堂。どちらに行ってもぐるっと繋がってますが、観音堂から行きます。f:id:kuromenboo:20200127224155j:image

霊水、岩倉清水を見守る清水地蔵。ナム。f:id:kuromenboo:20200127224009j:image

11:40岩倉観音堂。透明な窓から大きな岩が見えていて、もしかしたらドア開くかな?と開けてみると、f:id:kuromenboo:20200127224031j:image

開いた。ちゃんと締め直せば拝んでもいいよね?真ん中は石仏、左右は木の守護神のようです。f:id:kuromenboo:20200127224001j:image

石仏は、石造八っ手観音坐像。とてもパワーがあるように書かれております。f:id:kuromenboo:20200127224116j:image

風雨にさらされたためか形状は丸くなっていますが、八本の手はわかり、面影は十分にパワーを感じます。手を合わせ、扉を閉めます。f:id:kuromenboo:20200127224022j:image

岩倉観音→岩倉城址

看板に沿って岩倉城址に向かいます。f:id:kuromenboo:20200127224004j:image

11:50岩倉城址。何も知らなければただの空き地のようにも見えますが、しっかりとした説明看板があります。f:id:kuromenboo:20200127224124j:image

城の残骸はないものの、土塁が城址の周りを囲んでおり、何かあったことが伺えます。石垣の替わりに、自然の土を盛ったようなものでしょうか。f:id:kuromenboo:20200127224046j:image

看板の左奥に行ってみます。f:id:kuromenboo:20200127224146j:image

奥から城側を見ると、壁のようになっていて、直登は難しそう。自然の要塞ですね。ここは、堀が残っている分何かがあったことの想像が膨らみやすいです。f:id:kuromenboo:20200127224054j:image

岩倉城址→駐車地

さくっと落ち葉の絨毯を堪能しながら帰ります。f:id:kuromenboo:20200127224013j:image

行きは通らなかったさむらい道に行ってみます。ヤブヤブの覚悟でいざ。f:id:kuromenboo:20200127223940j:image

思ったよりしっかりと道がありました。途中で土塁構造の場所もあり、敵が来るのを潜んで待つ場所なのかなとか想像は膨らみます。f:id:kuromenboo:20200127223944j:image

12:10駐車地。f:id:kuromenboo:20200127224139j:image

山上の城址。結構珍しい場所なのではないでしょうか?城マニアには堪らなさそうです。知識があればもっとイメージが膨らみ楽しめそうですね。

石川県の観音山

この岩倉観音山

水観音山

kuromenboo.hatenablog.com

 

寺尾観音山

kuromenboo.hatenablog.com

 

西尾観音山

kuromenboo.hatenablog.com

今回の山行で活躍した道具

カメラ装備

カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。

カメラバッグ

α7Ⅱを修理中なので、α6000を使いました。フルサイズ用のレンズを使えば、十二分に綺麗にとれました。

APS-Cカメラにつければ、標準レンズとして良かったです。こんな使い方は想定していませんでしたが、ありですね。

登山装備

足元はトレランシューズ。低山は基本的に身軽に攻めます。