岩倉観音山の山頂は、一向一揆の時に築いた山城跡。明確に痕跡が残っており、自然の堀、土手を使って城を築いていたことがわかる場所は珍しいのではないだろうか?歴史の実地勉強のような登山も楽しいです。
(石川県には4つの観音山があり、全て登ると良いことがあるかもしれません。遣水観音山、岩倉観音山、寺尾観音山、西尾観音山)
場所:石川県
日程:2020年1月26日(日)
獲得標高:248m
距離:3.4km
計画
ルート
11:00駐車地→11:40岩倉観音堂→11:50岩倉城址→12:10駐車地
登山時間:1時間10分(標準コースタイムは1時間25分)
駐車場
岩倉城址案内図がある駐車地。道路から見える位置に、5,6台停められるスペースがあります。
装備
- 服装上(長袖)
- 服装下(長ズボン)
- 足元(トレランシューズ)
- カメラ(α6000、SEL1635F4)
- 三脚、未使用
- ドリンク(水筒0.5L)未使用
- 緊急用(ツェルト)未使用
- レインコート上下、未使用
- 小物(ヘッドライト、救急セット)未使用
登山
駐車地→岩倉観音堂
11:00道路の横にある駐車地。300m先駐車地の看板があって、始めはどこかわかりませんでしたが、看板があるのでここだと思い停めました。
駐車地にある看板。迷い込むような道はなく、看板通りの登山道でした。
道路脇の看板を頼りに登山口に進みます。駐車地からはこの看板が見えず戸惑いましたが、駐車地から見て、左側の小道です。
猪除けのフェンスですかね?紐で固定されただけだったので、通過後に再度固定しました。
登山口に到着。往復約1時間30分、年配の方でもそんなもんだと思います。
ほう、クマが出るとな。毎回熊鈴は装備してます!
道の左手にお梅地蔵。岩をくり抜いたところにちょこんといらっしゃいます。危うく見逃しすところでした。
全然人が入ってないかもしれないと身構えていきましたが、そんなことはなく、道は明確で看板もあります。
登りはそんなになく、落ち葉の絨毯をのんびりハイキングです。
開けた場所は城主の屋敷跡。屋敷があった面影は全くないですが、イメージすれば何か見えてくる気がします。
ナム。
左は城址、右は観音堂。どちらに行ってもぐるっと繋がってますが、観音堂から行きます。
霊水、岩倉清水を見守る清水地蔵。ナム。
11:40岩倉観音堂。透明な窓から大きな岩が見えていて、もしかしたらドア開くかな?と開けてみると、
開いた。ちゃんと締め直せば拝んでもいいよね?真ん中は石仏、左右は木の守護神のようです。
石仏は、石造八っ手観音坐像。とてもパワーがあるように書かれております。
風雨にさらされたためか形状は丸くなっていますが、八本の手はわかり、面影は十分にパワーを感じます。手を合わせ、扉を閉めます。
岩倉観音→岩倉城址
看板に沿って岩倉城址に向かいます。
11:50岩倉城址。何も知らなければただの空き地のようにも見えますが、しっかりとした説明看板があります。
城の残骸はないものの、土塁が城址の周りを囲んでおり、何かあったことが伺えます。石垣の替わりに、自然の土を盛ったようなものでしょうか。
看板の左奥に行ってみます。
奥から城側を見ると、壁のようになっていて、直登は難しそう。自然の要塞ですね。ここは、堀が残っている分何かがあったことの想像が膨らみやすいです。
岩倉城址→駐車地
さくっと落ち葉の絨毯を堪能しながら帰ります。
行きは通らなかったさむらい道に行ってみます。ヤブヤブの覚悟でいざ。
思ったよりしっかりと道がありました。途中で土塁構造の場所もあり、敵が来るのを潜んで待つ場所なのかなとか想像は膨らみます。
12:10駐車地。
山上の城址。結構珍しい場所なのではないでしょうか?城マニアには堪らなさそうです。知識があればもっとイメージが膨らみ楽しめそうですね。
石川県の観音山
この岩倉観音山
遣水観音山
寺尾観音山
西尾観音山
今回の山行で活躍した道具
カメラ装備
カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。
カメラバッグ
α7Ⅱを修理中なので、α6000を使いました。フルサイズ用のレンズを使えば、十二分に綺麗にとれました。
APS-Cカメラにつければ、標準レンズとして良かったです。こんな使い方は想定していませんでしたが、ありですね。
登山装備
足元はトレランシューズ。低山は基本的に身軽に攻めます。