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登山の楽しさ、美しさを伝えたい。登山、写真。

金剛堂山へ雪山登山〜残雪期、水平に走る虹に感動〜(2019年4月)

暖かくなり残雪期の頃合い。二百名山の一つ金剛堂山に登ってきました。眺望の良い尾根歩きが続き気持ち良い山でした。さらに!見たことのない天文現象3コンボ(ハロ現象、幻日環、環水平アーク)を見ることができ、心に残りまくる登山になりました。

場所:富山県富山市

日程:2019年4月28日(日曜日)

獲得標高:1345m

距離:13.7km

地図:f:id:kuromenboo:20191121221326j:plain

駐車場:旧スノーバレー利賀駐車場。営業の終了したスキー場の駐車場で、とても広いです。

計画

ルート

05:30駐車場→08:30金剛堂山→1時間20分で奥金剛往復→09:50金剛堂山→12:30駐車場

登山時間:7時間(標準CT約10時間)

装備

  • 服装上(インナー、半袖)
  • 服装下(厚手防風ズボン)
  • 足元(3シーズン靴、ゲーター)
  • カメラ(α7II、SEL24105)
  • ドリンク(ハイドレーション2.0L)1.5L使用
  • 手袋(インナー)
  • 緊急用(ツェルト、防寒着上下、冬用手袋)使用せず
  • 小物(ヘッドライト、救急セット、タオル、バラクラバ)使用せず
  • 食事(行動食)
  • ワカン
  • ストック

登山

駐車場→金剛堂山山頂

05:30旧スノーバレー利賀駐車場発。朝早いため誰もいません。f:id:kuromenboo:20190507213909j:image

30分ほど歩けばもう雪の世界です。昨日で15cmほど積もったようで、ノートレースです♪残雪期とはいえ降るときは降りますね。
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雪のついたマンサク。
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金剛堂山が見えてきました。ここからは気持ちの良い尾根歩きです。
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遠くには立山が青白く輝いています。
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もうこの時期になると雪庇も崩れて、雪は安定してそうですが、崩れてないまん丸の雪庇が可愛くて好き。
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昨日はとても冷え込んだようで、予想外の霧氷ちゃんがいました。
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右には白山、左には立山連峰北アルプスが綺麗に見えています。これは白山。
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雪庇が崩れる前にここを通るのは恐ろしいですね。木の近くギリギリを進みます。
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08:30金剛堂山到着。トレースなんてなかったのにリュックがあるんですけど…。
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金剛堂山↔︎奥金剛

誰のリュックだ!?と思っていたら、奥金剛から戻ってくる人がいました。何だ、デポしていただけかと一安心。f:id:kuromenboo:20190507214001j:image

ここから奥金剛への道はたまらんね。尾根歩きが気持ち良すぎるでしょ!
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奥金剛到着。
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御嶽山槍ヶ岳、360度良い景色です。
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ぼちぼち戻ります。
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金剛堂山→スキー場経由で駐車場

09:50金剛堂山出発。登ってきたルートとは違う道、スキー場を経由して下山することにしました。アップダウンが意外に激しく、しんどいルートで、素直に往復すれば良かったとちょい後悔。
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少し歩くと、太陽に光輪が!?ハロ現象です。
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よく見たら太陽を突っ切る白い環も見えるよ!?幻日環という現象です。
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さらに下には虹があるよ!?環水平アークです。何だこの3コンボは!?人生初の天体現象を3つも同時に見れるとは感動です。今日だけは、色々な山でこの天体現象が見れたようですね。

ただ、広角レンズを持ってこなかったことに、未だかつてない絶望を感じました。画角が足りねぇ!全部綺麗に入らない!
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金剛堂山と環水平アーク。不思議な光景だ。
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ハッキリとした綺麗な虹です。1時間ぐらい出現していました。進んでは振り返り進んでは振り返りの繰り返しです。
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天文ショーとはどのような現象なのか?このリンクがわかりやすいです。

tenkijuku.com

天文ショーが終わったので、ぼちぼち進みますが思っていたよりアップダウンが多い!もちろんノートレースなので、足が重い。。。
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やっとリフト上部が見えてきました。
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望遠で写真を撮ると、ん!?誰かいる!?そんなバカな!?生きた人だよね!?
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特等席で金剛堂山を眺めるスキーヤーがいました。急遽積もった雪を滑りに来たようです。人は全くいないと思ってたからびっくりしちゃうわ。
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旧スキー場跡を下りますが、少ない雪と草の組み合わせはよく滑って歩きにくい。
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地面に降り立てば帰ってきたようなものです。12:30駐車場到着。
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下山後の温泉は、近場の天竺温泉の郷で汗を流します。立地的にほとんど人は来ない場所ですが、とても立派で綺麗な温泉でした。広い内湯と露天とサウナもあって私を入れて3人。ほぼ貸し切りです。
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温泉の横のご飯屋さんでトンカツ定食。14:00までなのでちょっと危なかった。もっと人が来ても良い、良い雰囲気の温泉とご飯処です。
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今回は山というよりも天文現象のインパクトが強すぎる登山でした。たまにサプライズプレゼントをしてくれる山はズルイ。

今回の山行で活躍した道具

カメラ装備

カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。

ノースフェイスのカメラバッグ

α7IIの寒冷地性能は貧弱ですが、暖かい残雪期なら問題なし。

kuromenboo.hatenablog.com 

この画角が便利すぎる。SEL24105F4

登山装備

さすがファイントラックの優秀なソフトシェル。防水ではないが、雪はつかないし、防風性能は高いので、雪山でよく使っています。

アクティブスキン上下は雪山必須装備です。汗冷えを感じません。

安定のストック、トレイルプロショック。丈夫で心強い味方。

kuromenboo.hatenablog.com