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登山の楽しさ、美しさを伝えたい。登山、写真。

真夏の丹沢山〜トレラン向きの整備されたコース〜(2025年7月、神奈川県)

百名山の一つ、丹沢山(たんざわさん)。大倉のバス停から、塔ノ岳を越えて往復登山してきました。とてもよく整備されており、トレラン向きであり、多くの山小屋が点在するため、補給はいつでもできるため、ハイキング感が強く、私は山々の絶景を感じることができませんでした…。百名山たる所以は、他のルートにあると思った登山でした。

場所:神奈川県

日程:2025年7月26日(土)

獲得標高:1749m

距離:18.0km

登山時間:5時間20分(標準CT10時間47分)

登山レベル:中級(初級、中級、上級で分類)危険はなく、体力だけの問題で中級。塔ノ岳までなら登山初心者でもいけます。

心踊る自然

木漏れ日がとても美しい。f:id:kuromenboo:20250731071058j:image

富士山!ドカンと見えることはなく残念。
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塔ノ岳から丹沢山ルートにあった登山らしいルート。
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都会の中にこのレベルの山があるのはすごい。
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登山計画

ルート

07:00大倉バス停→09:15塔ノ岳→10:00丹沢山→12:20大倉バス停

登山時間: 5時間20分(標準CT10時間47分)

交通手段

平塚駅から電車→バスで大倉バス停からスタートです。1番早くて07:00に到着できます。始発のバスを逃したとしても、すぐに次のバスが来てたので、焦る必要はなさそうでした。

登山装備

  • 服装上(半袖)
  • 服装下(半ズボン)
  • 足元(トレランシューズ)
  • 帽子
  • タオル
  • カメラ(α7Ⅲ、SEL24105F4)
  • ドリンク(ハイドレーション3.5L)2.9L使用
  • 行動食(ゼリー1、バー2)
  • 昼ごはん(パン)

予備装備(使用せず)

  • レインウェア上下
  • 救急セット

登山

7:00大倉バス停出発。かなりトレランの人が多かったです。今日も最高気温35度の暑さですが、山だと多少は和らぎます。f:id:kuromenboo:20250731070907j:image

各所に無人販売所があり、都会の中にもこのような田舎があるのだとほっこり。
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木漏れ日の中をサクサクと進みます。とてつもなく整備されており、これが都会の財力なのかと…。
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ちらっと富士山。さらに登ればもっと見えるのかと思ってたのですが、これ以上見えることはなかったです。
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今回の登山ルートには、6か所も山小屋がありました。凄まじい密度です。
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トレラン向きの山で、多くのトレイルランナーに抜かされました。
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都会から1時間程度で登山口で、これほどの山があるのも面白いもんですね。
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あれが丹沢山かな?
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09:15塔ノ岳。一般登山者はこの山を目標として登るようです。今日もすごく大勢の人が登っていました。
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それなりに開けてはいますが、満足できない私がいました…。
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ここから丹沢山山へのルートは多少整備の手は減ってますが、十分に整備された道です。
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お、稜線歩きらしい道!こういうのを求めているのだよ。
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ヤブヤブー。半袖半ズボンだと肌が荒れました。笑
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10:00丹沢山到着。
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ここにも山小屋があり、やはり人口が多いとそれだけ密度も上がるのですね。
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眺望はあまりなかったです。
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サクッと下山します。
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若干の登り返しもありますが、比較的傾斜は緩いので、負担なく行けました。
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塔ノ岳は老若男女で賑わってました。
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下界に帰りましょう。
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個人的に1番美しかった景色は、この木漏れ日の光でした。
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12:20大倉バス停到着。バス停のすぐ手前に登山者が好きに使える水道があり、本当にありがたかったです。滝汗も水を浴びれたことでスッキリ。

今回の山行で活躍した道具

カメラ装備

カメラバッグ

ノースフェイスのカメラバッグを、自分で編み出した方法で固定して使っていますが、本当に便利です。

カメラ

カメラは、α7Ⅲです。寒冷地でも使用できるので安心です。

カメラレンズ

登山の時はいつもSEL24105F4。時々単焦点を使うと楽しいです。

 
三脚
攻める山行の時は軽量化のためにこの三脚を使用しています。小さいですが、安定感が素晴らしいです。

登山装備

トレランシューズ

使っているトレランシューズはアカシャです。一足履き潰して二足目です。

タオル

いつも愛用しているファイントラックのナノタオル。よく乾きよく吸う良いタオル。

ハイドレーション

ハイドレーションはプラティパス。穴が空いたのを修理して使ってますが、問題なさそうです。 

サングラス

サングラスは、E-NOX EIGHTの調光レンズ。縁がなく視界性抜群です。

ツェルト

何かあった時のお守りツェルト2ロング。テント代わりにもなるので、買っといて損なし。

登山スポットまとめ

初心者向けまとめ

実際に登った、初心者や子供向けの山のまとめです。

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過去の登山まとめです。

【6年使用レビュー】マムートShelter Glove|登山での写真撮影に最適な防風手袋

登山中、寒さで手がかじかんでスマホやカメラがうまく操作できない――そんな経験、ありませんか?

私は2018年からマムートの「Shelter Glove」を愛用しており、寒い季節(春・秋・冬)に6シーズン以上にわたって使用してきました。

特に写真撮影やスマホ操作をスムーズにしたい登山者には、非常におすすめの手袋です。

この記事では、実際に6年間使ってわかった良かった点・気になる点をレビューします。f:id:kuromenboo:20250623222437j:image

マムート Shelter Gloveとは?

マムートの製品は気に入っており他にも多数登山で使用しています。

  • ブランド名:MAMMUT(マムート)
  • モデル名:Shelter Marsglove(2025.6時点は、Shelter Gloveという名称です)
  • GORE WINDSTOPPER® 素材で防風性・通気性◎
  • 親指と4本指に分かれた設計+折り返しフラップ付き指先
  • 着脱がラクなループ付き
  • 手首までしっかり覆うロングカフ

私の登山での使い方

2018年から、暑い時を除き、春・秋・冬に使用しています。雪山でも使用しています。基本的にインナー手袋の上に、この防風手袋を付けています。

気温が低く寒い時、風が強くて寒い時に活躍できますが、さすがに寒すぎる雪山では使えません。f:id:kuromenboo:20250623220110j:image

使ってみてわかったこと

指先が使える=カメラ操作が楽

人差し指や親指のフラップをめくれば指が使えるため、繊細なカメラ・スマホ操作が可能です。「操作する時だけ指を出す」スタイルなので、全体を脱ぐ必要がないのが大きなメリットです。


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防風性・通気性が優秀

GORE WINDSTOPPER のおかげで、爆風の稜線でも手が冷えにくい。手の中は無風の場所にいるような遮断性能です。

寒い時に使用した山行例を挙げます。

  • 厳冬期の荒島岳(2025.1.21):山頂付近は爆風でしたが、この手袋が風をシャットダウン。
  • 厳冬期の乗鞍岳 (2020.2.2):-10℃でしたが、服装側が暖かかったので、手は冬用アウターでなくても対応できました。

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雪が付きにくい

普通に雪山でも使えます。

  • 雪はつきにくく、乾いた雪ならはたけば落ちる。
  • 湿雪でもさほどベチャつかずすぐに濡れることはない。

ただし、防水機能はないため、一度濡れると終わりですので、頼り切ることはできず、冬用アウターも携行必須です。f:id:kuromenboo:20250623221203j:image

耐久性

耐久性はかなり高いと思います。6シーズン、合計50回は使い、一部剥げてきた部分はありますが、致命的な破れ・ほつれなしで、まだまだ現役で使えます。

枝をつかんだりするようなハードな使い方は避けていますが、通常の登山には充分な耐久性があります。f:id:kuromenboo:20250623221244j:image

よくない点

外した時にフードを固定する部分が面ファスナーなのですが、これの接着力が弱くなってきました。ただし、最新のものはボタン式になっており改善されており、もはや弱点なしです。f:id:kuromenboo:20250623221430j:image

結論:どんな人におすすめか

  • スマホやカメラを使う登山者
  • 雪山でもカメラを操作性よく使いたい人

とくに、「手袋をいちいち脱ぐのが面倒」と感じている方にとって、この構造は革命的です。

関連装備紹介(カメラ装備)

カメラバッグ

登山ではこのカメラバッグでカメラを持ち運んでいます。めっちゃ便利です。

カメラ

α7Ⅲは寒冷地で十分使用できるので安心です。

カメラレンズ

1番よく使うのがFE24105F4。この画角がめちゃくちゃ便利。

登山装備

ソフトシェル(上)

値段は高いが、それに見合う素晴らしいソフトシェル。防水ではないですが、防風性能は高く、よっぽどの爆風でない限り雪山でも活躍しています。4年使っても新品同様の丈夫さ。

ソフトシェル(下)

さすがファイントラックの優秀なソフトシェル。防水ではないですが、雪はつかないし、防風性能は高いので、雪山でよく使っています。

カメラグローブ

雪山でも場合によって終始このグローブで行っています。もちろん防水の雪山グローブは必須ですが、カメラ撮影がしやすく最高です。

簡易テント

ツェルト2ロングは、緊急用のお守りとして安心ですし、テント泊としても使えるので汎用性が高い。

ストック

安心のトレイルプロショック。

タオル

ファイントラックのナノタオルは、汗を拭いた後水で洗えば匂いはほとんどなく、一つあれば帰りの温泉でも使える。

登山レポートまとめ

初心者向けスポットまとめ

北陸の初心者向けの登山スポットです。

雪山スポットまとめ

雪山登山で私が実際に行った場所のまとめです。登る場所の参考にどうぞ。

沢登りスポットまとめ

沢登りで実際に行った場所のまとめです。参考にどうぞ。

心震えた登山まとめ

これまでの登山で見た絶景たちです。

 

【比較レビュー】モンベル サワタビ vs サワーシューズ|沢登り初心者におすすめなのは?

沢登りに欠かせない沢靴でまず悩むのは、フェルトソールとラバーソールはどちらが良いのか?

モンベルには似た沢靴として、以下の2つがありますが、どちらを選べばいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか?

  • サワーシューズ(フェルトソール)
  • サワタビ(ラバーソール)

私は2017年から沢登りを始め、これまでに20回以上の沢登りを経験。その中で、両方の沢靴を実際に使ってきました。

この記事では、サワーシューズとサワタビの違いを、実体験をもとに比較・解説します。「初めての沢靴選びに迷っている」「どっちを買えばいいかわからない」という方の参考になれば幸いです。


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フェルトとラバーの違い

まずは、ソール素材の違いについてモンベル公式の解説をもとに整理します。

ソール素材 こけ 草付き
フェルト
ラバー

フェルト:ぬめりのある水垢やコケなどに対して優れたグリップ力を発揮します。反面、草付きの斜面や泥の上などでは滑りやすいです。

ラバー:濡れた岩に対してグリップ力が高いのが特長です。反面、ぬめりのある水垢やコケに対しては滑りやすいです。

参考: モンベル | オンラインストア | サワーシューズ

サワタビとサワーシューズのスペック比較

それぞれ実際に2年間使用しましたが、主な違いはソールです。

項目 サワーシューズ サワタビ
ソール ポリプロピレンフェルト アクアグリッパー(ラバー)
素材 4mm厚クロロプレンゴム 3mm厚クロロプレンゴム
重量(片側) 328g 320g
固定方法 かかと側もある靴紐 ベルクロテープ
価格 9,500円 11,880円

実際に使って感じた違いを比較

グリップ力・安定性の違い

両方に対して共通ですが、柔らかいソールのため、岩にぶつけると痛いですし、足腰が強くないと踏ん張りが効きにくいです。

サワーシューズ(フェルトソール)
  • 点で立ってグリップする力はないですが、面で踏むことで、濡れた岩でもしっかりと踏むことでグリップします。
  • 苔の上でもある程度グリップしますが、滑らないわけではないです。

沢登り界隈の玄人も愛用している物なので、テクニック次第では攻めた登攀も可能なのだと思います。

サワタビ(ラバーソール)
  • 濡れた岩や斜面でもしっかりグリップし、点で立つこともできます。
  • ただし、苔のついた岩では滑りやすいです。ただし、フェルトと比べて大きな差はなく、それなりにはグリップします。

歩きやすさ・疲労感の違い

サワーシューズ:フェルトソールが良いクッションになり、長距離の歩きでも足裏への疲労は小さいです。

サワタビ:ラバーはフェルトと比較してソールが薄いのでクッション性が低く、長時間歩くと足裏が疲れやすいです。長距離歩くにはやや不向き。

温かさの違い

ウェットスーツと同じ素材が使われており、水中保温性が高く、冷たい沢水に足を突っ込んでも冷たさを感じません。厚さは違いますが、特に違いは感じませんでした。

  • サワーシューズ:4mm厚
  • サワタビ:3mm厚

履き心地・フィット感の違い

サワーシューズ:足首全体を紐で固定するタイプで、フィット感が高い。
サワタビ:バンド固定だが、実用上はずれることもなく、十分なフィット感。

特に優位な差は感じませんでした。

その他:臭いが気になる

どちらも素足で使うと悪臭が出やすいです。靴下を導入してからは、悪臭はなくなったので、使う時は靴下もセットで購入することをお勧めします。親指と4本でわかれてるので、少し特殊な靴下が必要です。

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結論|あなたに合う沢靴はどっち?

サワーシューズがおすすめな人

  • 全体的に滑りにくく、歩きやすいので、初心者の一足目としては最適
  • 長時間歩く山行が多い
  • 苔の多い沢や、足元が不安な場面が多い

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サワタビがおすすめな人

  • シャワークライミングや岩登り系の沢で攻めたい
  • 足元のグリップ力を重視したい
  • 苔のスラブのような沢はあまり行かない
  • 多少の足裏の疲れは体力でカバーできる

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オススメの沢登り装備

沢登り装備は色々試してきて、自分に合った装備がわかってきました。 

防水リュック

私が使っている防水リュックはこれです。完全防水で水は入ってきませんし、重量が軽いので、沢登り以外にも使い勝手がよく日帰り登山ではよく使ってます。

沢靴

沢靴はラバーソールのこれです。安いのは良かったですが、ソールが薄いので長時間歩くと足裏が痛くなります。指が割れた靴下使ってます。

ハーネス

ハーネスはロッククライミング用がオススメです。強度も高く、カラビナをかける場所も最適化されてるし、重さは気になりません。

確保用

ロープで確保しながら登るとき用のマイクロトラクション。滑りが抜群に良く、小さいので買って良かった一つです。ロープに固定し、登る側には動くが、落ちる側では止まり、安全を確保できます。

防水カメラ

沢で使っている防水カメラはこれです。大きな不満はなく、マクロ撮影もできて便利です。

沢登りレポート

実際に行った沢登りレポートのまとめです。

中部編。

関西編。

その他登山レポート

初心者向けの山まとめ

北陸の初心者向けの山です。

特に心に残った登山まとめ

これまでの登山で見た絶景たちです。

【2年使用レビュー】モンベルのサワーシューズ|沢登り初心者にもおすすめなフェルトソール沢靴

沢登りの必需品「沢靴」。フェルト?ラバー?メーカーは?どれがいいか悩みますよね。

私は2017年に沢登りを始めて以来、20回以上沢登りを経験してきました。沢靴は、一足目はモンベルのサワーシューズ(フェルト)、二足目はサワタビ(ラバー)を使用してきました。

メリット・デメリットがあり、どちらが良いかはスタイルの違いもありますが、この記事では、実際に「サワーシューズ」を使って感じたメリット・デメリットを紹介します。f:id:kuromenboo:20250618225627j:image

サワーシューズってどんな沢靴?

地下足袋とわらじに、モンベル独自のアイデアを投入して作られた沢登り用のシューズです。

  • メーカー:モンベル(登山用品の大手)
  • ソール:フェルト
  • 素材:4mm厚クロロプレンゴム(ウェットスーツ素材)
  • 価格:比較的リーズナブル

2017年に購入してから20回以上の遡行で使用しましたが、さすがにフェルトがなくなったため引退です。f:id:kuromenboo:20250619180012j:image

実際に使ってわかったサワシューズの魅力

全体的に滑りにくい

濡れた岩でもしっかりと踏めばグリップします。苔のついた岩はそれなりにグリップしますが、滑らないわけではないです。

ボルダリングシューズのように、点で立ってグリップするような力はないですが、面で踏めばあらゆる環境でもしっかりグリップするイメージです。沢登り界隈の玄人も愛用している物なので、テクニック次第では攻めた登攀も可能なのだと思います。

柔らかいソールで「面」で踏める

柔らかめのソールなので、足裏全体で岩に接地できて安定感があります。苔だらけの岩でも、面で踏むことでグリップを保つことができます。ただし、柔らかい分、岩にぶつけると痛いですし、足腰が強くないと踏ん張りが効きにくいです。

フェルトソールがよいクッションになり、長距離の歩きでも足裏への疲労は小さいです。

クロロプレンゴムが暖かい

ウェットスーツと同じ素材が使われており、水中保温性が高く、冷たい沢水に足を突っ込んでも冷たさを感じません。

フィット感は良好

全周に渡って紐が張り巡らされており、しっかり固定できます。f:id:kuromenboo:20250619180043j:image

デメリット:ここはちょっと気になる

登攀力は足りない

岩でもそれなりにグリップしますが、スラブなど点で立って登るような時は、抜けやすい印象です。面で踏める環境であればグラップしますが、点だと滑りやすいです。登攀力はラバーの方が有利です。

臭いが気になる

靴下を履かずに使うと、中々の悪臭を放ちます。靴下を導入してからは、悪臭はなくなったので使う時は靴下もセットで購入することをお勧めします。親指と4本でわかれてるので、少し特殊な靴下が必要です。

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モンベルの沢靴まとめ

モンベルには数多くの沢靴が販売されており、使っていた仲間たちの感想も交えて意見を綴ります。

モンベル | オンラインストア | 沢靴

製品名 ソール 特徴・コメント
サワタビ ラバー 登攀向け。コスパ良好。
サワークライマー ラバー 登攀向け。足首の自由度が高く、性能も高評価。リールの予備は要常備。仲間が使用。価格気にしなければこれが欲しかった。
サワーシューズ フェルト バランスタイプ。コスパ良好。登攀力はラバーに劣るが、クッション性があり疲れにくい。
サワートレッカー フェルト サワーシューズの強化版という印象。(使ったことはないため推測)


結論:「サワーシューズ」は初心者の最初の沢靴におすすめ

長距離歩いても疲れにくく、全体的に滑りにくいので、沢登りの一足目としては、サワーシューズはおすすめです。

ボルダリングのように、しっかりグリップしながらシャワークライミングを楽しみたい方には、サワタビがおすすめです。webshop.montbell.jp

オススメの沢登り装備

沢登り装備は色々試してきて、自分に合った装備がわかってきました。 

防水リュック

私が使っている防水リュックはこれです。完全防水で水は入ってきませんし、重量が軽いので、沢登り以外にも使い勝手がよく日帰り登山ではよく使ってます。

沢靴

沢靴はラバーソールのこれです。安いのは良かったですが、ソールが薄いので長時間歩くと足裏が痛くなります。指が割れた靴下使ってます。

ハーネス

ハーネスはロッククライミング用がオススメです。強度も高く、カラビナをかける場所も最適化されてるし、重さは気になりません。

確保用

ロープで確保しながら登るとき用のマイクロトラクション。滑りが抜群に良く、小さいので買って良かった一つです。ロープに固定し、登る側には動くが、落ちる側では止まり、安全を確保できます。

防水カメラ

沢で使っている防水カメラはこれです。大きな不満はなく、マクロ撮影もできて便利です。

沢登りレポート

実際に行った沢登りレポートのまとめです。

特に心に残った登山レポート

これまでの登山で見た絶景たちです。

北横岳・縞枯山に5歳の子供と登山〜残雪は中級者向け〜(2025年5月、長野県)

中々登山に行ってくれない娘ですが、ロープウェイに乗れるなら行く!と言うことで、八ヶ岳へ。一般者用の木道はもちろん歩きやすく、近いピークが複数あり、時間に応じたプランで行けるのも良かったです。子供は、縞枯山付近の岩場を大層気に入り、登ったり、ジャンプしたりを楽しんでいましたが、サポートする側はとても必死…とりあえず楽しんでくれたようで良かったです。

場所:長野県

日程:2025年5月18日(日)

獲得標高:543m

歩行距離:7.5km

登山時間:4時間40分(標準CT:4時間14分)

登山レベル:中級(初級、中級、上級で分類)この時期は残雪が残っており、初心者向けではないです。ルート次第では初級。

登山年齢:6歳〜。残雪期は子供向けではないです。一般の散策ルートのみであれば、整備された木道が続くので、2歳ぐらいから歩けます。

登山のハイライト

今日の相棒はシナモン。登山開始時はガスっていたので、娘は最強装備。f:id:kuromenboo:20250523062953j:image

岩場歩きが楽しかったようです。
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縞枯山近くの展望台から、良い景色。
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一般者ルートの木道も、苔むした道がとても気持ちよかったです。
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恐竜!と娘も大はしゃぎ。
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日程と装備

ルート

08:55山頂駅→09:50北横岳→11:50縞枯山→13:35山頂駅

登山時間:4時間40分(標準CT:4時間14分)

駐車場

北八ヶ岳ロープウェイの駐車場。

装備

  • 行動着上(半袖)
  • 行動着下(半ズボン)
  • 足元(トレランシューズ)
  • ドリンク(1.5L)0.4L使用
  • ウィンドシェル(使用せず)
  • カメラ(α7Ⅲ、SEL24105F4)
  • 行動食
  • 小物(ヘッドライト、救急セット)使用せず

チェーンスパイクを持っていけば良かった…。

子供用装備

  • 子供服装上(長袖、薄いアウター、レインウェア)
  • 子供服装下(長ズボン、厚め長ズボン、レインウェア)
  • 手袋
  • ザック(モンベル、ベビーキャリア)
  • おやつ、ジュース

これだけ着せてちょうど良かったです。

登山

ロープウェイはほぼ貸切。最近は、雲がどこからやってくるのかを聞いてくる年頃になりました。f:id:kuromenboo:20250522212959j:image

08:55山頂駅。少し肌寒かったのと、雨が降りそうな雰囲気もあったので、娘は最強装備にします。私は半袖半ズボンです笑。今日の相棒はシナモン。
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さて、ガスの中、横岳方向へスタート。天気予報は曇りでしたが、雲の上に出るのか、晴れてくれるのか…?
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時折ガスは晴れ、青空も見えており、これからの好転に期待です。
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まだ眠たいようで、リュックスタートしてました。この後すぐ寝ていきました。
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ロープウェイ付近の山は初心者向けの山で余裕っしょと、ほとんど下調べせずに来たので、まさか雪があるとは思わず、チェーンスパイクを持ってくれば良かったと反省。思ったより問題なかったですが、ちゃんとした準備は必要ですね。
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北横岳ヒュッテ通過。この後の雪道が少し急だったので、チェーンスパイクなしで戻る時本当に大丈夫なのか?と、どうしよう…と少し悩みつつも、登りきることに。
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09:50北横岳到着。風も強く何も見えず、即撤退です。
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不安だった雪道の下りは、問題なかったです。凍ってたら無理でしたが、雪の上についた黒い土やら葉っぱやらが滑り止めになり思ったより滑りませんでした。
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次は縞枯山方向へ。 この辺りは、溶岩そのままの黒い岩が多く、面白い景色です。
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目を覚ました娘は、お菓子を食べて満足し、木道を歩き始めました。


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こちらが不安になる岩場が特に楽しいようで、ジャンプしながら進むのですが、滑ったりしないかとサポートする側は必死です。
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雪が出て来たのでリュックに乗車。子供を背負っていて重いため、落とし穴にはまる頻度が高く、少し大変でした。
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11:50縞枯山展望所到着。ガスは晴れ、とても良い景色。ただ、吹き飛ばされそうなほどの爆風です。
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この岩場を大層気に入り、2往復しました。ちょっとスリルがある場所を楽しいと思える精神は良いよー、ただサポートは必死。
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最高!f:id:kuromenboo:20250524060952j:image

まだ岩場で遊びたそうでしたが、昼ごはんが遅くなるので下山します。登りのルートは雪が多く、下りが不安でしたが、帰りに使ったルートは雪がなく安心でした。
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岩場下りも楽しんでます。
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一般者ルートにくると飽きたのか、リュックに乗車。こここそ歩きやすいのだけれど…笑。
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苔の道がいい感じです。
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恐竜を発見し、娘も喜んでました。
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登りはガスで何も見えなかったロープウェイ乗り場は、とても景色が良い場所ですね。


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13:35ロープウェイ駅。娘が思いの外楽しんでいたので、予定より遅い到着になってしまいました。溶岩の岩、苔だらけの森、眺望の良い展望岩場、色々な景色を楽しめるとても良い山でした。

今回の山行で活躍した道具

子供登山装備

モンベルのベビーキャリアを使っています。1歳の時から今に至るまでずっと使っています。ちゃんと固定すれば、横に傾けても子供が落ちる心配はありません。

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もう4歳も近くなると、体が飛び出すので、サンシェイドは使えなくなりました。代わりに帽子を被せています。小さい頃は必須でした。

カメラバッグとして活躍している「ノースフェイス のカメラバッグ」、フロントバッグとして、子供用ドリンク、おやつなどすぐにアクセスできて便利です。

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登山装備

子供と登る場合、増して安全面に気を配った装備が必要になります。夏山ではスキンメッシュが重宝します。汗びえしないのはやはり良い。

何かあった時のお守りツェルト2ロング。テント代わりにもなるので、買っといて損なし。

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ファイントラックのナノタオルは、汗を拭くのもよし、頭に巻くのもよし、帰りの温泉でタオル代わりにも使用可能。テント泊で2日使用しても臭くならない、必需品です。

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子供撮影機材

子供登山の時は撮影する余裕がないため持って行きませんでしたが、子供撮影や、登山ではα7Ⅲが大活躍しています。登山ではミラーレスで軽量ですし、寒冷地でも十分使用できます。子供撮影時は瞳AFの追尾機能が優秀でピント合いまくりです。

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いつも使うレンズはSEL24105F4です。

子供撮影は単焦点が良く、家ではSEL35F18。

子供と登った山

子供と登った山の記録です。適度な距離で、何かあっても良いように人が多い場所を選択しています。

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子供登山記事ではないですが、これまでの登山の記録です。

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