LIFE LOG(自然と遊ぶ)

自然と遊ぶ

登山の楽しさ、美しさを伝えたい。登山、写真。

紅葉の涸沢カール〜新穂高から日帰り登山〜(2019年10月)

紅葉のピークを迎えた涸沢カール。一度は行ってみたいと思いつつも行けていない場所。新穂高から白出沢を登って日帰りで往復してきました。山々に囲まれた紅葉はやはり美しかったです。

場所:北アルプス(長野県、岐阜県

日程:2019年10月9日(水)

獲得標高:2717m

距離:22.9km

駐車場:市営新穂高第三駐車場(登山者無料駐車場)

出会った自然の造形美

日も登らない朝方。ガスに包まれた林道は味がある景色を見せてくれる。f:id:kuromenboo:20191011001950j:image

森の中の苔の世界。白きモノがそこにいた。苔に注目すれば小さな世界は無限に存在している。
f:id:kuromenboo:20191011001957j:image

ザイテングラードから見る涸沢カール。下ばかり見ていないで、たまには前を向こう。そこにはとても美しい景色が広がっている。
f:id:kuromenboo:20191011001954j:image

涸沢ヒュッテから見る涸沢の紅葉。写真では伝わらない、山々に囲まれた場所でみる紅葉は美しい。
f:id:kuromenboo:20191011145821j:image

計画

ルート

04:50駐車場→06:20白出沢入口→09:30穂高岳山荘→11:00涸沢ヒュッテ→12:30穂高岳山荘→14:40白出沢入口→15:30駐車場

登山時間:10時間40分(CT18時間)0.6f:id:kuromenboo:20200311214845j:plain

装備

  • 服装上(インナー、半袖)
  • 服装下(機能タイツ、半ズボン)
  • 足元(トレランシューズ)
  • 手袋
  • カメラ(α7II、SEL24105)
  • ドリンク(ハイドレーション3.0L)全て使用
  • 予備の水1L(使用せず)
  • 緊急用(ツェルト)使用せず
  • レインコート上下(使用せず)
  • 防寒着ダウン上下(使用せず)
  • 小物(ヘッドライト、救急セット)使用せず
  • 食事(行動食、コンビニパン)
  • 三脚、涸沢カールで使用
  • ストック
  • ヘルメット、白出沢から使用

登山

駐車場→白出沢入口

04:50駐車場出発。駐車場は平日にもかかわらず半分ぐらい埋まっていて、やはり人気の場所だ。案内所は24時間開いており、明かりがあるのは嬉しいです。f:id:kuromenboo:20191010222033j:image

トイレで登山前の用を済ます。24時間やってるのは助かりますね。
f:id:kuromenboo:20191010222047j:image

静かな林道を黙々と歩きます。認可車両は入れる道なので歩きやすいです。
f:id:kuromenboo:20191010222025j:image

白出沢入口→穂高岳山荘

06:20白出沢から登山開始。初めはなだらかな森を進みます。西側の斜面なので日が当たらないためか、苔がとても多いく楽しめます。
f:id:kuromenboo:20191010221923j:image

今日はスピードハイクで日帰りなので、トレランシューズで攻めています。
f:id:kuromenboo:20191010222210j:image

苔の中の、自分の好きな小さな世界を探すのは楽しいです。
f:id:kuromenboo:20191010222057j:image

笠ヶ岳方向には太陽が当たり、天気が最高に良いことを教えてくれています。f:id:kuromenboo:20191012093439j:image

増水すると渡れなくなる重太郎橋。前日は雨でしたが水量は少なく、橋がなくても通れそうです。滑りそうですが意外にグリップが効き、難なく通過できました。f:id:kuromenboo:20191010221932j:image

重太郎橋の先。ここから石切道です。梯子は一歩一歩安全を確認しながら登ります。
f:id:kuromenboo:20191010223222j:image

右側は10m程の崖になっており、落ちたらただでは済みません。しっかり鎖が張られているので安全に通過できます。有難い。
f:id:kuromenboo:20191010223310j:image

石切道を抜けると、右側の森に入っていきますが、ここの通過点はわかりにくいです。暗いと誤って真っ直ぐ直登してしまいそう。
f:id:kuromenboo:20191010222007j:image

少し森を進みます。
f:id:kuromenboo:20191010222105j:image

さぁここから白出沢の本領発揮?とにかく石の道を直登すれば穂高岳山荘です。登りでは気付きませんでしたが、ちゃんと目印を辿れば浮き石が少なく歩きやすいです。ただ、下の方は目印が埋まっている場所が多々あり崩落したようです。
f:id:kuromenboo:20191010221928j:image

アビナイヨ!ここからは目印は表に出ていてちゃんと辿れば階段のように進めます。
f:id:kuromenboo:20191010222142j:image

後ろを振り返る。結構急な場所を登ってきたと実感します。
f:id:kuromenboo:20191010222138j:image

やっと山荘部分が見えてきて、太陽も顔を出してきました。ただこのあたりから風が強くなり半袖では防御力が足りません。
f:id:kuromenboo:20191010221940j:image

09:30穂高岳山荘到着。以前テント泊で来た以来で懐かしい。ここで防風対策でレインコートを着ましたが、太陽が暖かくてすぐに脱ぎました。
f:id:kuromenboo:20191010221906j:image

穂高岳山荘→涸沢ヒュッテ

本日の目的地、涸沢カールに向かいます。ザイテングラードは左右を山に囲まれているので、ふと前を見た時の景色の美しいこと。
f:id:kuromenboo:20191010222028j:image

紅葉はピークを迎えているようで、橙色が明るすぎる程です。
f:id:kuromenboo:20191010221952j:image

あと少し歩けば涸沢ヒュッテです。自ずと笑顔になる素晴らしい場所ですね。
f:id:kuromenboo:20191010222154j:image

10:50涸沢ヒュッテ到着。ここまで6時間。自分の体力を考慮した計画通りのタイムです。日本でも有名な涸沢カールの紅葉はとても美しい。
f:id:kuromenboo:20191010222206j:image

せっかく持ってきた三脚で自撮ります。ポカポカ陽気で風もなく、半袖半ズボンで暖かい。みんなベンチに座って景色を楽しんでいます。
f:id:kuromenboo:20191010221936j:image

涸沢ヒュッテ→穂高岳山荘

日帰りの悲しいところ。ここでゆっくり泊まりたいがもう帰らなくてはいけません。平日にも関わらずテントは沢山います。岩だらけなので、数に限りのあるベニア板を山荘でゲットできるかどうかが重要なようです。
f:id:kuromenboo:20191010222135j:image

紅葉よさようなら。素晴らしい景色をありがとう。山に続いている道、ザイテングラードを目指して登り返します。
f:id:kuromenboo:20191010222202j:image

危険度はそこまで高くないですが、道を間違えそうな場所が何箇所かありました。そこには目印の×があるので見逃さないように気をつけましょう。
f:id:kuromenboo:20191010222020j:image

12:30穂高岳山荘。時間があれば奥穂高岳にも登りたかったです。今日のところは見逃してやろう。
f:id:kuromenboo:20191010222118j:image

穂高岳山荘→駐車場

私のいつもの登山スタイルはこれ。カメラバッグはブログを参考にどうぞ。ストックが固定されていないのは勘弁、気づかなかったです。
f:id:kuromenboo:20191010222158j:image

白出沢を下る!
f:id:kuromenboo:20191010222043j:image

下山時は、目印を見つけやすく浮き石のほとんどないルートを進むことができるので、登りの苦労に比べてめっちゃ楽です。
f:id:kuromenboo:20191010221910j:image

この目印たちを見逃すな!

f:id:kuromenboo:20191010222149j:plain
f:id:kuromenboo:20191010222054j:plain

石切道まで戻ってきました。下りで見る方が高度感があります。
f:id:kuromenboo:20191010222128j:image

落ちたらただでは済まないので慎重にね。
f:id:kuromenboo:20191010222146j:image

森の中の苔ゾーンに来ました。ちょっとゆっくり好きな苔世界を探します。
f:id:kuromenboo:20191010222100j:image

林道まで来たら帰ってきたようなものよ!速足でさくさくと帰ります。
f:id:kuromenboo:20191010222115j:image

15:30駐車場。平日だけど満車です!
f:id:kuromenboo:20191010221919j:image

下山後の温泉は、駐車場からすぐ近くの「ひがくの湯」。泉質は結構好きです。男性用の温泉は2つの露天風呂のみで、一つは洗い場の近くで、もう一つは駐車場の一部囲われた場所を歩いて行くとあります。そこは立てばほぼ丸見えの解放感が堪りません。

個人的にぜひ注目して欲しいのが、注文の多さです。外にも貼り紙、温泉の脱衣所にも貼り紙。注文の多い温泉とはこのことか。笑った。
f:id:kuromenboo:20191010221956j:image

今回の山行で活躍した道具

カメラ装備

カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。ただし、岩場では足元が見辛くなるので注意です。

α7IIは登山にはかかせません。kuromenboo.hatenablog.com

この画角が便利すぎる。SEL24105F4

登山装備

足にフィットして使いやすいアカシャは、軽快な登山の相棒です。

足の負荷を減らしてくれている気がします。機能タイツもいざというときの仲間。CW-Xジェネレータ。