キャンプ場から少し入った所とは思えない、立派なゴルジュを有しており、立ちはだかるほとんどの滝を直登することができ、ボルダリング課題のようで面白く、シャワー直登を満喫させてもらった。小さい滝が多いが、その数mを越えるのに苦労する箇所があり、難易度は低くない。水量が少なかったためか、泳ぎで突破する箇所が少なめなのは少し残念。
下山は、林道を使えるので楽。
ラバーソール推奨。フェルトだと踏ん張りが効きにくく、突破できない箇所あり。
支点は多く構築されており、上級者が初心者に沢を経験させるのに丁度良さそうだ。
レベル:沢2級上(個人的なランク付け)
オススメ度:★★★★☆
日程:2020年8月9日(日)
人数:3人
所要時間:4時間15分(早い方)
地図:
心踊る自然との対峙
周りを岩に囲まれたゴルジュにある滝。これぞ沢登の醍醐味。
2段8m。ロープ出して登る高い滝ほど楽しい。あれは登れるのか?ルートを考え、登れた時の達成感は最高だ。
シャワー直登か?それとも岩場を攻めるか?自分にあった場所からどう登って突破してもいい。ボルダリングとは違い道具も使っていい。突破できれば何でもありの知恵も使うのが楽しい。
計画
ルート
07:00駐車場、即入渓→07:30堰堤越え→ここから滝ラッシュ→10:40林道の橋→11:15駐車場
登山時間:4時間15分
駐車場:愛郷の森キャンプ場の駐車場。(勝手に停めさせてもらったが本当は確認必要かも)
装備
- 服装上(インナー、セミドライスーツ)
- 服装下(アクティブスキン、セミドライスーツ、半ズボン)
- 足元(沢タビ)
- 防水カメラ
- ヘルメット
- 昼ごはん
- ドリンク(1.5L)0.7L使用
- 緊急用(ツェルト、タオル、緊急セット)使用せず
沢道具、全て使用。支点は各所にあるので、使わせてもらった。大きい滝は少ないが、登りにくい箇所が多いので、後続にロープを出した方が良い。
沢登り
07:00愛郷の森キャンプ場の駐車場を利用。もう少し進んだ入渓地点の近くにも空きスペースがあったので、そちらの方がいいかも。
徒歩3分で入渓。穏やかな沢を進みます。
堰堤は2つ。この2つ目を越えた下りは懸垂した方がいいポイントだが、木を伝ってパワーで降りれました。
07:30堰堤を越えてから、沢は深くなり沢登りらしくなってきました。
一つ目の難所、3m滝おにぎり岩。他の方のレポでは、おにぎりの左側から登っていました。
とりあえずシャワー直登を狙う病気なので、行ってみると、手も足もある!シャワー直登行けた!水量が少なめだからこそいけた気もします。
次は、2段8m。
直登できそうだが、落ちたら危険なので、巻道で登って、上からロープを垂らしてからトライすることにします。岩から飛び込んで遊べますが、この時の水深は2.5mで浅めでした。
支点は何箇所も構築されていたので、拝借して安全を確保しながらみんな登ります。
出だしの登りは少しやらしいが、水の中にガバがあり、意外にも1段目は簡単。2段目の最後の一手が少しやらしかったです。ロープがないと踏み込みが怖くて一歩がでないかもしれません。
でかい滝は終わり、ここからは少し穏やかになり、小さめの滝ラッシュ。小さいとはいえ、登りやすくはなかったです。
2m。行けなくはなさそうだったが、みんなサクサクと巻いちゃったので、左岸の階段からさくっと行きました。
CS3m。シャワー直登は断念し、左岸側の岩の隙間から直登。ラバーソールだと踏ん張りが効き登れたが、仲間2人はフェルトで、無理そうだった。個人的にはラバー最強です。
明るいゴルジュ、3m。直登できず、左岸がステップになってたので、そこから登りました。
左手に3段40m。あれ登っても楽しそうだけど、今日は行きません。
3m。他の方のレポでは、右岸のやらしめトラバースでクリアしていましたが、近くで見るとトラバースは少し危険です。水深が浅く、落ちたら岩です。
とりあえずシャワー直登狙うも、手がないし、全体的にヌメヌメだしで、素直には登らせてくれず、誰もクリアできませんでした。そこで、協力プレイの醍醐味、ショルダーからの押し込みで何とか突破!
後続は支点からのスリングでパワー突破。
ミニゴルジュ。光に照らされて綺麗だけど、もう沢の終わりが近づいてきたので少し寂しい。
ラスト、5m。巻いても行けるし、左側の斜滝からも行けますが、とりあえず難しそうな所から攻めます。
流れが強く取り付きは少しやらしいし、岩がヌメヌメで手も少し悪いけど、何とか突破!楽しい!
10:40橋が見えたら終わりです。想像より早く、みんな物足りなさが残ってしまいました。初心者がいないとこんなにもサクサク行けてしまうのか。ここからは林道でワープです。
11:15駐車場。水遊びの人達で賑わっていました。
ほとんどの滝を直登突破できたので、満足度は高めで、楽しめましたリルが少し足りなかったかも?笑 やはり沢登りは楽しいですね。
活躍した沢登り道具
沢登り装備は色々試してきて、自分に合った装備がわかってきました。 kuromenboo.hatenablog.com
私が使っている防水リュックはこれです。完全防水で水は入ってきませんし、重量が軽いので、沢登り以外にも使い勝手がよく日帰り登山ではよく使ってます。
沢靴はラバーソールのこれです。安いのは良かったですが、ソールが薄いので長時間歩くと足裏が痛くなります。
ハーネスはロッククライミング用がオススメです。強度も高く、カラビナをかける場所も最適化されてるし、重さは気になりません。
ロープで確保しながら登るとき用のマイクロトラクション。滑りが抜群に良く、小さいので買って良かった一つです。ロープに固定し、登る側には動くが、落ちる側では止まり、安全を確保できます。
沢で使っている防水カメラはこれです。大きな不満はなく、マクロ撮影もできて便利です。