LIFE LOG(自然と遊ぶ)

自然と遊ぶ

登山の楽しさ、美しさを伝えたい。登山、写真。

冬の奥獅子吼山へ雪山登山〜思ったより遠い山頂〜(2018年12月)

石川県白山市にあり、ロープウェイで行ける獅子吼高原のさらに奥にある山。928mの低山ながら登山時間は7時間と長く、がっつりと雪山を楽しめます。金土と降り積もった雪を狙って、今季初のラッセルを楽しんできました。雪は多くて膝ぐらいで、山頂にだけ霧氷がありました。

場所:石川県白山市

日程:2018年12月16日

獲得標高:11.5km

歩行距離:865m

登山時間:5時間50分

地図:YAMAPリンクをどうぞ

https://yamap.co.jp/sp/activity/2852792f:id:kuromenboo:20200912210213j:plain

登山計画

ルート

06:10駐車場→07:25月惜峠→08:25分岐→10:00奥獅子吼山、30分撮影→11:10分岐→11:40月惜峠→12:00駐車場

登山時間:5時間50分(標準タイム6時間50分)0.85

スタート地点はスカイ獅子吼のゴンドラ乗り場ですが、登山者は第3駐車場とのことなので第3駐車場に停めました。(お洒落なお店、もくゆうりんの正面)

装備

  • 服装上(インナー、半袖)
  • 服装下(インナー、長ズボン、ゲイター)
  • 手袋(インナー)
  • カメラ(α7II、SEL1635F4)
  • 三脚
  • ストック
  • ドリンク1.2L(0.5L使用)
  • 小物類
  • 緊急用(ツェルト、アイゼン、防寒着上下、冬用手袋、レインコート上下)使用せず

登山

駐車場→奥獅子吼山頂

06:10 第3駐車場

暗い中到着したので他の車はいませんでした。普段に比べてめっちゃ寒いです。準備して、道路を少し歩いてゴンドラ乗り場に向かいます。f:id:kuromenboo:20181225071042j:image

ゴンドラ乗り場の建物の下を通って行きます。
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そのまま遊歩道を進むと登山道ですが、その手前の道路が凍結しており、滑って転びました。おそるべしブラックアイスバーン。暗い中歩くもんじゃないです。
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街から少し離れるだけで雪がたくさん積もっていてテンションが上がります。登りだしから少し雪が付いています。残念ながら?先行者が1名います。
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この真っ白なふわふわ雪を求めていました!
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避難小屋?このあたりで20cmぐらいの積雪があります。先行者がいるため、まだラッセルと言うほどではなくさくさく進めます。
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比較的ずっとなだらかな傾斜で登りやすく、いい眺望です。
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うさぎさんが遊びまわった軌跡でほっこりします。
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だんだんと積雪は増えてきて、30cmぐらいです。
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先行者はここで断念したようで、ここからノートレースのラッセルを楽しめます。
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このトレースのない道を期待していました!(動物の足跡はたくさんあります)
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30cmぐらいですが、トレースがないためスピードダウンです。
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池も凍りついています。この真横を通ったのですが、どこが池の端かわからないので、落ちないように注意です。
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だんだんと高い木がなくなってきて太陽の眩しい攻撃がきます。
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この看板あたりから、辛くなってきました。傾斜は緩いのですが、ラッセルで体力を奪われます。夏だと気持ちよくトレランできそうです。看板の一言に元気をもらいますね。
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雪の重みで道を塞ぐ木達を優しく揺らします。ごめんね。
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40cmぐらいです。
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木を避けつつラッセルを頑張らねばなので、体力勝負です。
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やっと奥獅子吼山が見えてきました。思ったよりもまだ遠い。。中々前に進めません。太陽の攻撃が強く、日焼け止めを忘れたことを後悔しました。
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霧氷の残骸でしょうか?キラキラした氷が一面を覆っています。
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ここまでくれば、ヤバかっこいい白山が見えます。ここは平和ですが、白山の上だけは雲が荒々しく動いていて過酷だとわかります。
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膝ぐらいになってきました。
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山頂

10:00奥獅子吼山

山頂1番乗り!と思いきやうさぎさんが1番乗りしていました。
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長い道のりでした。
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ここに来てやっと霧氷が見られます。金曜に霧氷が成長し、土曜日でほとんど溶けたようですが、今日まで残っていて良かった。ここまでは木の壁が風を防いでいましたが、山頂だけは遮るものがなく風は強いです。
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三脚をおいて、記念撮影です。あえてのぶらし撮りを楽しみまくりです。
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白山に向かってダッシュ
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ごめんなさい、犯人は私です。次にここに来た人は何が起きたのか理解できないことでしょう。f:id:kuromenboo:20181225071147j:image

奥獅子吼山→駐車場

10:30下山開始

ぼちぼち下ります。
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下りのラッセルはめっちゃ気持ちいいです。ここで3人組とすれ違いました。
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一気に下って来ました。長靴で登っている人が2組いましたが、北陸の人は長靴スタイルが多いんでしょうか?

山頂まで行かずに景色のいい場所でお茶している老夫婦がいて、山の楽しみ方をわかっていてほっこりです。
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12:00駐車場(もくゆうりん)

帰ってきました。お洒落な木の建物でピザとかパスタが美味しいお店です。
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街に近くアクセスは簡単ですが、足を踏み入れるとやはり雪山。小屋も何もないので準備は重要です。

今回の山行で活躍した道具

カメラ装備

カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。

ノースフェイスのカメラバッグ

α7IIの寒冷地性能は貧弱ですが、今日の気温では問題なく使えました。kuromenboo.hatenablog.com 

逆光耐性が強い、SEL1635F4。

登山装備

アクティブスキン上下は雪山必須装備です。汗冷えを感じません。