30年ぶりの大寒波により、風折滝が凍りついたという情報をゲット!見に行ってきました。
登山道には雪は全くなく、こんな所に氷瀑があるのかと半信半疑でしたが、辿り着いた先には、凄いのがいました。落差70mの滝が作り出す風折滝の氷瀑は、異様な美しさでした。
場所:三重県
日程:2018年2月24日(土)
獲得標高:1336m
歩行距離:6.7km
登山時間:4時間30分
出会った自然の美しさ
雪は全くなかった登山道の先に、一際目立つ存在が、いた。
風折滝の氷瀑。ここだけ凍りついた異様な空間だからこそ、氷瀑の不思議さ、美しさが際立ちます。
日程と装備
ルート
04:40駐車場→07:00風折滝、1時間撮影→08:00発→09:10駐車場
登山時間:3時間30分+撮影1時間
駐車場
池小屋山登山口の駐車場。
装備
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行動着上(薄手インナー、半袖、ソフトシェル)
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行動着下(インナー、長ズボン)
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足元(3シーズン靴)
- 手袋(インナー)
- 冬用手袋、使用せず
- カメラ(α7II、SEL1635F4)
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三脚
- ヘルメット
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小物(救急セット、ヘッドライト)
登山
04:40駐車場発。この時間だともちろん誰もおらず、完全な暗闇です。車の電気を消すとちょっと怖いです。
登山道に入ってしまえば怖くなくなる不思議は、登山あるある?梯子がある場所は良いですが、ない場所はテープが見えないため、登山道を外れないよう慎重に進みます。


暗いですが左側は沢で、その上にみちが作られています。沢の真横によくこんな道を作ったなと感心です。
小屋のドアに「先に戻ります」とメモ書きが。何か怖いので開けずにスルーです。
看板発見。風折の滝方向へ。
この辺りから気持ちばかりの雪は出てきますが、ほとんどなく、足元はアイゼン等なしで問題ありません。
河原沿いのルート取りが、暗くて足元しか見えないので非常に苦労しました。明るいとテープが見えるので、迷う心配はないと思います。
ロープが出てきました。軽いバリエーションルートのような雰囲気ですね。
道をロストしやすいのか、目印がたくさんあるので、道迷いの心配はないと思います。全然雪がないので、本当にこの先に氷瀑があるのかと半信半疑です。
ミニ氷瀑!三脚で撮ってみます。長秒撮りを初めてしましたが、楽しい!
沢沿いの道は通常登山道とは毛色が違い、中々ワイルドで楽しい!濡れてる場所は凍っていて、アイゼンが欲しくなりました。


最後、ロープがないと登のが困難な場所があり、そこを越えると、


お!あれか!すげぇのが見えてきた!あそこだけ凍りついている異様な空間でテンションが上がります。
07:00風折滝の氷瀑到着。これは、凄い。1時間ほどのんびりします。
落差70mの滝が作り出す、幅40m程の氷瀑です。
崩落をしているようで、氷瀑の下には氷塊が転がっています。気温が高くなる時間帯には注意ですね。
氷瀑の下の滝壺?は氷で覆われているので、普通に立てました。
足元の下は水が流れているのでしょうか?不安ながらも、氷は安定している気がします。
右側から接近を試みます。滝が風に折れて水飛沫が飛んでくるー。この空間だけ異様に風が吹いており、だからこそ見られる景色なのですね。
下から見ると、どんな姿か全然わからないですね。
凄い範囲の氷柱だ。
氷瀑の元達。
風で水がこっちに流れてきたー!冷たいー。
光が届かない場所なのか、少し暗い場所に一際目立つ氷瀑は、異様で、不気味な美しさがあります。
08:00発。そろそろ帰ります。何度見ても不思議空間だ。
名残惜しいです。
ロープ箇所は下りの方が危ないです。
河原は少し広いので、テープがないと道に迷いそうです。
梯子ゾーンが見えてきました。
ワイルドなルートで、通常登山道とは違う雰囲気です。


少しだけ名前のついた名所がありましたが、氷瀑を見た後だと何も感じません。氷瀑の刺激が強すぎました。笑


09:10駐車場着。まさか氷瀑があるとは思えない場所にある風折滝の氷瀑。異様な美しさでした。
今回の山行で活躍した道具
カメラ装備
カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。
ノースフェイスのカメラバッグ
α7IIは登山の相棒です。kuromenboo.hatenablog.com
逆光耐性が抜群によく、見える範囲全てを写せる広角レンズ。氷瀑の全体を写すためには必須です。
登山装備
値段は高いが、それに見合う素晴らしいソフトシェル。防水ではないですが、防風性能は高く、よっぽどの爆風でない限り雪山でも活躍しています。4年使っても新品同様の丈夫さ。
アクティブスキン上下は雪山必須装備です。汗冷えを感じません。
関西から行くおすすめの山行など
雪山まとめ。kuromenboo.hatenablog.com