当初は、扇沢から鹿島槍ヶ岳に行く予定が、大雨のため通行止め…とういうことで、急遽、唐松岳五竜岳に変更!(候補として計画済みでした)
満点の星空の中、ガスに包まれた夜景はとても美しくて、台風一過の朝焼けと雲海はもう最高過ぎて、五竜岳への稜線も気持ちよくて、感激する景色に出会えました。
場所:長野県
日程:2021年8月11日(水)お盆休み
獲得標高:2461m(YAMAP記録)
歩行距離:21km(YAMAP記録)
登山時間:10時間15分
出会った自然の造形美
2時間前には降っていた雨が嘘のように、満点の星空と、夜景を包み込むガスが幻想的。
雲海、一つ一つの雲が作る景色はまさしく芸術。
太陽が登る前のこの景色は、何度見たって綺麗だと感じる。
独り占めの唐松岳山頂からの景色は、ガス時々絶景。
ガスが切れるのは本の数秒。一部しか見えない不帰ノ嶮の稜線はカッコ良い。
五竜岳。この稜線を歩けると思うとワクワクは止まらない。
八峰キレットの先の鹿島槍ヶ岳。当初の予定ではあちら側に立っていたと思うと面白い。
至る所に咲き乱れる花々。
日程と装備
ルート
02:00黒菱駐車場→03:30八方池→05:10唐松岳、45分撮影、05:55出発→07:30五竜山荘→08:20五竜岳→10:20唐松山荘→11:20八方池→12:15黒菱駐車場
登山時間:10時間15分(標準CT:12時間50分)0.8
駐車場
200台駐車可能な黒菱駐車場。少し狭いくねくね道の先にあります。02:00の時点で結構埋まってましたが、リフト運行前に埋まることはないんじゃないでしょうか。
日の出運行で、リフトの始発が04:30の日もあってびっくり。www.happo-one.jp
装備
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行動着上(インナー、半袖)唐松岳手前で+ウィンドシェル
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行動着下(スポーツタイツ、半ズボン)
- 手袋
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足元(3シーズン靴)
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カメラ(α7Ⅲ、SEL24105F4)
- 三脚小
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ドリンク(3L)2.5L使用
- 予備の水1L(使用せず)
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レインウェア上下(使用せず)
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小物(救急セット)使用せず
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ツェルト(使用せず)
- 行動食(バー5、ジェル2)
登山
02:00黒菱駐車場出発。かなりの急登の舗装路を登ります。
ふと振り返ると、ガスの中の夜景と満点の星空が幻想的。肉眼ではほとんど雲が見えないので、カメラだからこそ観れる景色です。
リフト終着地点付近での取り付きが分かりにくかったですが、一本道なので、暗くても大丈夫。
八方池山荘と夜景7良い。本の2時間前まで雨が降っていたのが嘘のよう。iPhone12でも撮って見た所、カメラには及びませんが、頑張ってます。
樹林帯も少しあり、ここを抜けると風が強くなり肌寒くなったので、ウィンドシェルと手袋を装備しました。
04:15には、美しい朝焼けタイムが始まり、ライトはいらなくなりました。カメラマンが1人いて、山頂付近はガスってるので、ここで日の出を迎えるとのこと。どんな写真が撮れたのか気になります。
白馬岳方向。確かにてっぺん付近はガスってますが、唐松岳付近は晴れてると信じて進みます。
雲は芸術作品だ。
朝焼けは、何度見ても美しいと感じます。
もうすぐ山頂ですが、薄いガスの中に突入しましたが、こんな時こそ、絶景が待ってるもんです。
05:10唐松岳。ギリギリ日の出に間に合いました。ガスの中の太陽は幻想的です。
ガス時々絶景の中、ここにいるのは私だけ。独り占め最高!
気温は10度で風も強いためかなり寒いです。基本は真っ白の世界で、ガスが晴れるのは本の数秒。じっと待ってカメラを構えます。
唐松岳なう。ガス時々絶景。#唐松岳 pic.twitter.com/D6q9D62Bfd
— Ken (@Ken_enjoy) 2021年8月10日
ガスが晴れるか!と思ったらまたガスに包まれての繰り返しですが、この待ち時間も幸せです。
あっという間に45分経過し、幸せな時間が経つのは早いです。晴れるのを待ちたいところですが、時間がないのでそろそろ五竜岳に向かいます。
唐松岳頂上山荘に泊まれば、山頂からの絶景を簡単に見れて最高でしょうね。2021年は、小屋は休みで、テント泊のみ受付のよう。
ガスの中、軽い岩場を進みますが、高度感もありる危険なルートが45分ほど続くので、怖いと感じる人は早々に引き返すべきです。
この場所が1番高度感あったと思いますが、感覚が麻痺ってる私にとってはただの楽しいルートです。
ガスが晴れて、五竜岳が姿を現してきました!カッコ良い!この稜線を歩けるなんて幸せだー。
岩場は道を誤らないように、しっかりと目印がありました。
砂地の場所まで来たら岩場は終わりです。少し樹林帯もありますが、比較的気持ちの良い稜線が続きます。
07:30五竜山荘到着!良い場所にありますな。泊まって、夕日とか見てみたい。
もう一踏ん張りです。尾根ではなくトラバース気味な道ですが、危険はそんなにないと思います。
最後に軽い岩場を登れば、五竜岳ピーク!
08:20五竜岳到着。
この稜線を歩いてきたのか。
八峰キレットの向こう、鹿島槍ヶ岳もカッコ良い。当初の予定ではあちら側に立っていたと思うと面白い。
気持ちの良い大眺望を動画でどうぞ。
五龍岳からの大展望が素晴らしかった。
— Ken (@Ken_enjoy) 2021年8月12日
剱岳立山、八峰キレットの先の鹿島槍ヶ岳、五竜山荘の先の唐松岳。
キレットを挟んで、当初の予定の鹿島槍ヶ岳が見えるのもまた面白い。#8月11日#五龍岳 pic.twitter.com/iBYhshrodS
街がちっちぇ。向こうからもここが見えてるのでしょうか?
せっかくなので自撮り。今度は鹿島槍ヶ岳行くからな!
ぼちぼち帰ります。
花は咲き乱れ過ぎてるので、お気に入りだけだけ撮影。クルマユリと、タテヤマウツボグサ。
最後の登り返しが体力を奪ってきます…
ただの急な登りよりも、岩場の方が集中する分疲れない不思議。
中々の場所を登れば唐松山荘です。
10:20唐松岳山荘到着。ここまで来れば下るだけなので、もう終わった気分です。唐松岳に登る人の多いこと。
守られた区域にコマクサちゃんがいました。人気があるだけあって美しい外観ですね。
リフト組の人たちが登ってきます。コロナ禍ということもあり、挨拶が控えめな私です…本当は笑顔でこんにちはって言いたいんですけどね。
登りでは暗くてガスで見えなかった、白馬岳方向の雄大な山が見えます。
これだけ山に囲まれながらリフトで登れるんだからそりゃ人も多いか。
流石に疲れてきたので、花でも愛でながらのんびりと下ります。
八方池が見えてきました。人が…やばい…
11:20八方池到着。ここまでは登山装備ではない人でも来れるので、半端ない人の数です。
人をかき分けながら帰ります。
ええとね、お金とマスク持ってない…乗りたかった。泣く泣くリフトを横目に歩いて下ります。
ラスト急な下り!夜景が見えた場所も、昼間だとこういう景色なのかと、疲れながらもそんなことを考える余裕はありました。
12:15下山!流石に疲れた!
下山後の温泉は、倉下の湯へ。湯は濁り湯で露天風呂のみ。味のある雰囲気が良い感じでした。
今回の山行で活躍した道具
カメラ装備
カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。
ノースフェイスのカメラバッグ
α7Ⅲは登山の相棒です。寒冷地でも十分使用できるのでα7IIから乗り換えました。
登山は基本SEL24105F4。これ一本あれば十分です。
登山装備
夏山ではスキンメッシュが重宝します。汗びえしないのはやはり良い。
スポーツタイツはCW-Xのジェネレーターモデル。効果があるのかはよくわかりませんが、長い登山では、多少歩行の助けになると信じてお守り代わりに履いてます。
何かあった時のお守りツェルト2ロング。テント代わりにもなるので、買っといて損なし。
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冬の唐松岳。景色が全然違います。