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自然と遊ぶ

登山の楽しさ、美しさを伝えたい。登山、写真。

冬の八経ヶ岳独り占め〜白い世界を雪山登山〜(2018年1月)

冬の八経ヶ岳、距離が長いため踏み入れる人はほとんどいない場所。寒波が入り、木の幹まで白くなる極寒の世界を独り占めしてきました。
キンキンに冷えた無音の世界は心地よく、晴れ間の青空はとても綺麗でした。

場所:奈良県

日程:2018年1月12日(金)平日

獲得標高:1831m

歩行距離:17.7km

登山時間:9時間40分

出会った自然の美しさ

踏み跡のない場所に、自分で道を作っていく。f:id:kuromenboo:20211028220429j:image

木の幹まで白くなった真っ白な世界。
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近畿地方最高峰の八経ヶ岳
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弥山の鳥居も真っ白け。
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八経ヶ岳山頂。どこをみても真っ白な世界。
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ガスが晴れ、一瞬見えた晴れ間の美しいこと。
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下山してると見える太陽。登山あるある。
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青空に霧氷は最高だ。
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日程と装備

ルート

06:15駐車場→09:50狼平→11:20弥山→12:00八経ヶ岳→15:55駐車場

登山時間:9時間40分(標準CT:10時間30分)f:id:kuromenboo:20211030213322j:plain

駐車場

道路に積雪はありますが、凍結していないので、スタッドレスの2駆で登山口まで行けました。f:id:kuromenboo:20211028060922j:image

装備

  • 行動着上(インナー、半袖、ソフトシェル)

  • 行動着下(インナー、長ズボン)

  • 足元(3シーズン靴、アイゼン、ゲイター)

  • 手袋(インナー、アウター)

  • バラクラバ
  • 冬用手袋

  • カメラ(α7II、SEL2870F3.5-5.6)

  • 小物(救急セット、ヘッドライト)

登山

06:15月が綺麗な中、登山開始。f:id:kuromenboo:20211028060845j:image

先行者は鹿。
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月が見えたので晴れかと思ったら曇り。早々に霧氷がお出迎えしてくれました。
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20cmぐらいの新雪を、モフモフと踏み遊びながら進みます。
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マイトレース。そこまで沈まないのでラッセルと言うほどではなく、程よく楽しいです。
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色のない世界で唯一の色。
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雪が音を吸収するため、とても静かな山歩き。f:id:kuromenboo:20211028220434j:image

遠くの山には光が差してるけどなー。
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小さな木にも霧氷がついてて可愛い。
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09:50狼平到着。冬でも泊まれる良い場所ですね。
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ここから環境が激変しました。寒さが増し、木の幹が見えないほど、全てが真っ白。
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吸う息が冷たい。
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真っ白のスノーモンスター。
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木が少ない場所が道なので、見極めれば登山道は見えます。
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一瞬の青空。白と青がとても綺麗な不思議な世界です。
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11:20弥山。八経ヶ岳まで向かいます。
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エビの尻尾!というより、本体のような丸みです。
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極寒の世界は続きます。今日は風がないのでよかったですが、風があったらやばい寒さでしょう。
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鹿除けの柵が雪のために開けれない!
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12:00八経ヶ岳近畿地方最高峰を独り占めですが、ガスの中。
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太陽が出そうで出ませんでした。薄めのガスの中にずっといるようです。
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とりあえずどこをみても白く、天気が変わる兆しもなさいので、帰ります。
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さらば八経ヶ岳
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マイトレースを辿って帰ります。ラッセルというほどではなかったです。一応目印はありますし、高いところに向かえば良いので迷うことはありませんでした。
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一瞬太陽の光が!真っ白な世界に陰影が生まれて、景色が一変します。f:id:kuromenboo:20211028220418j:image
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こんな寒い中に鳥が。生き物がまだいるとは驚きです。
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狼平で雪を使ってカップ麺と思いましたが、非常に時間がかかりそうだったので、やっぱりやめて下ります。雪から水作る時は、元になる水がないとダメなのですね。
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雪が降ってきました。
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凍てつく白い世界は続きます。
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最後の最後で太陽きた!
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霧氷は青空に映えますね。
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凍てつく世界から戻ってきました。
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クジラ?氷も色々な形をして面白いです。
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ただいま。
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15:55駐車地到着。ほとんど人が踏み入れない冬の八経ヶ岳。凍てつく寒さが作り出す真っ白な世界に身を置くと、とても不思議な面白さがありました。

今回の山行で活躍した道具

カメラ装備

カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。

ノースフェイスのカメラバッグ

α7IIは登山の相棒ですが、3年間使用した後、α7Ⅲに買い替えました。kuromenboo.hatenablog.com

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キットレンズのSEL2870F3.5-5.6。イマイチな映りなので早々に手放しました。

登山装備

値段は高いが、それに見合う素晴らしいソフトシェル。防水ではないですが、防風性能は高く、よっぽどの爆風でない限り雪山でも活躍しています。4年使っても新品同様の丈夫さ。

アクティブスキン上下は雪山必須装備です。汗冷えを感じません。

関西から行くおすすめの山行

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