雪山を味わいに大普賢岳へ。窟の中に育った氷筍は可愛らしく綺麗で、パウダーラッセルは楽しくて、最高の天気で遥か遠くまで見え、心の目で富士山が見えました。今回も楽しい登山でした。ただ、暑かった。夏山の格好で良かったです。
場所:奈良県
日程:2017年1月28日(土)
獲得標高:1730m
歩行距離:13km
登山時間:8時間20分
出会った自然の美しさ
窟の中に育った氷筍。可愛らしい氷柱に目を奪われます。
新雪にトレースを作って頂き感謝。
最高の天気で、眺望は最高です。
心の目で富士山が見えました。(台形の山の先)
日程と装備
ルート
07:00駐車地→08:00和佐又ヒュッテ→09:50笙ノ窟→12:30大普賢岳→15:20駐車地
登山時間:8時間20分(標準CT:6時間45分)
駐車場
和差又ヒュッテに駐車予定が、道路が凍結していて登れず、バス停付近に駐車。道路の空きスペースは何箇所かありました。2駆のスタッドレスで無理でしたが、ちょうど凍結した日だったのでしょうか。
装備
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行動着上(長袖)暑くて上着なし
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行動着下(ハードシェル)
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足元(3シーズン靴、ゲーター、アイゼン)
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手袋(インナー、アウター)
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カメラ(α6000、SEL35F1.8)
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ドリンク(ペットボトル)
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小物(救急セット、ヘッドライト)
登山
07:00駐車地発。車で登れなかった凍結路面を進みます。凍結路面が予想以上に歩きにくく、途中でアイゼンを装備しました。
太陽おはよう!今日はいい天気だ。
08:00和差又ヒュッテ。4駆があればここまで来れたのか…。
和佐又ヒュッテからは新雪ですが重めの雪で、積もってから今日まで誰も登ってなかったよう。先行者のワカントレースを追って行きます。
トレースがありがたいです。アイゼンでもほとんど沈まないので歩きやすい。
最高の青空!
所々にツララが垂れており寒さが伺えますが、今日は暑い!
トレースが本当にありがたく道を迷う心配もありません。
良い天気で、遠くまでよく見えます。
軽い雪崩の跡。今日は安定してそうですが、雪山であれば、雪崩の心配はつきまといますね。
朝日窟到着。
つらつら!陽の光が入るためか、数は多くないです。氷漬けの5円玉。
09:50笙の窟。ここには立派な氷筍がお待ちかねです。
洞窟に育ったつらら、氷筍。初めて見ましたが可愛らしい面白い形です。一つ一つ形が異なり、のんびり眺めるだけでも楽しい!
岩窟までの人もいたようで、山頂まで行かずここまででも十分楽しいです。
先に進みます。ここから傾斜が強くなり、トラバースやら梯子やら直登やらです。
洞窟あたりから雪はパウダーになり、良い雪質です。
ピッケルを出しましたが、パウダーラッセルの前ではあまり意味をなしませんでした。
本当に良い天気。
霧氷が出てきました。今日は暑いので全て溶けるでしょう。
先行者に追いつきました。中々の急登になってきてペースダウンしたようです。
トレースを作って下さってありがとうございます。交代しながらパウダーラッセルで山頂に向かいました。夏道とは違うルートから直登です。
12:30大普賢岳山頂。山頂の処女雪は堪能させてもらいました。
山頂はほぼ全方向の眺望が良く、気持ち良いです。
中々の新雪で気持ち良い!
心の目で富士山が見えました。真ん中の台形山の上ですが、写真では見えず…
帰りにも窟で氷の造形美を堪能します。
15:20駐車地。サクサクと戻ってきました。
人生で初めてみた氷筍は鍾乳洞の氷バージョンで面白く、とても見応えがありましたし、天気が最高に良く、富士山も見えた(心の目で)のでいい思い出になる山行でした。
今回の山行で活躍した道具
カメラ装備
カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。
ノースフェイスのカメラバッグ
α6000(APS-C)小さい分登山では使いやすいけど、フルサイズの方が良いですね。
APS-C用の単焦点レンズSEL35F18。それなりによく映るので撮るのが楽しくなります。
α6000の次は、フルサイズが良かったのでα7Ⅱに買い替え、その後α7Ⅲにしています。
登山装備
値段は高いが、それに見合う素晴らしいソフトシェル。防水ではないですが、防風性能は高く、よっぽどの爆風でない限り雪山でも活躍しています。4年使っても新品同様の丈夫さ。
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