一里野スキー場の麓からスタートするブナオ山。山頂からは、白くなった白山、大笠山、笈ヶ岳がドカンと見え、眺望最高でした。
場所:石川県白山市
日程:2019年1月12日、2人
獲得標高:964m
歩行距離:6.6km
登山時間:9時間10分
地図:
登山計画
ルート
05:30駐車場→10:45ブナオ山山頂→1時間15分撮影→12:00下山→14:40駐車場
登山時間:9時間10分(コースタイムデータなく不明)
装備
- 服装上(インナー、長袖、ソフトシェル)
- 服装下(インナー、厚手防風ズボン)
- 足元(冬靴、ゲーター、スノーシュー)
- ストック
- カメラ(α7II、SEL55F1.8)
- 三脚
- ドリンク(1.2L)0.7L使用
- 手袋(インナー)
- 緊急用(ツェルト、防寒着上下、冬用手袋、ハードシェル上下)使用せず
- 小物(ヘッドライト、救急セット、タオル)使用せず
登山
駐車場→山毛欅尾山山頂
05:30駐車場発。
除雪車も止まっている広い駐車場に停めました。
2,3日ほど雪が降っていないので、雪質は固いかも?とドキドキしながらスタートです。運良く?登山者はいなかったようでノートレースです。ツボ足だと歩きにくいのですぐにスノーシュー装着です。初めてのスノーシューにワクワク。
久々に誰かと登ります。相方はワカンです。夏道だと発電所の人用の階段を登りますが、冬の階段は危険なので斜面を登ります。ここから明るくなっている場所まで登りますが、雪が少ないため少し登りにくいです。
どうにか尾根まで来ました。藪気味ですがさくさく進みます。
水を送る配管のようです。この水道管を伝っていきます。
水貯めがありました。
水は綺麗で底が見えます。
屋根から滑り落ちる雪が、固まりながら滑り落ちて面白い造形となっていました。
さて、ヤブヤブの登山道を気合い入れて登って行きます。
スノーシューでも30cmぐらいは沈むので、多分ツボ足では無理だったと思います。今回がスノーシューデビューですが、とても使いやすいです。
尾根沿いをどんどん進みます。
大きな杉の木の世界に来ました。落雪注意です。この場所はヤブがないのでとても歩きやすいです。
遠くに見える白山。やはりカッコいい。
杉の木地帯を抜けるとまたヤブヤブ。
ワカンだと、場所によっては膝まで埋まります。スノーシューだと膝下までなのでさくさく進めます。
可愛らしい雪庇ちゃんがいました。
眺望が良くなってきて、左が大笠山。右は笈ヶ岳です。白山同様に真っ白です。
あと少しヤブを攻めれば山頂です。
10:45山毛欅尾山山頂。
山毛欅尾山で撮影タイム
山頂からはほとんど何も見えません。ここからは笈ヶ岳に縦走でき、その途中に開けた眺望スポットがあるのです。ブナの木の間を抜けて向かいます。
先に見えるのは笈ヶ岳。
眺望スポットの前に枯れた木があり、リスさんが住み着いていました。近づくと必死に逃げて行きました。びっくりさせてごめんね。
大笠山と笈ヶ岳が目の前に見えます。縦走してみたいものです。
白山の眺望が特に美しいです。なんとこの撮影の時だけ太陽が白山を照らし、白山は青く輝いていました。
ブナオ山→駐車場
12:00下山開始。下りはスノーシューがない方がサクサク飛ぶように進めて楽かなと思ってツボ足モードに変更!ごめんなさい。全然無理でした。スノーシューの5倍ぐらいしんどい。膝まで埋まるわ、バランスとりにくいわですぐに諦めました。
この眺望ともおさらばです。ヤブヤブゾーンに突入していきます。
撮影タイムだけ太陽が輝いており、下山中はうっすらと世界を照らしています。下山中に一名登っている人があり、笈ヶ岳までテント泊で行くようです。良いですね。
一里野スキー場が見えてきました。雪が少ないためか一部のリフトは動いていませんでした。
下りはなんて楽なんでしょう。
水道管ゾーンまで来ました。
行きに登った斜面は、下りの時は緩くなり雪崩の可能性もあったので、避けて林道に行ってみました。
危険箇所はないのですが、遠回りなのでちょっと失敗でした。
平和に下山中です。
橋を渡ればもう駐車場です。
14:40駐車場着。
あまり人が入っていない山毛欅尾山。山頂付近までは面白みのない尾根沿いのヤブヤブ道ですが、山頂の眺望の美しさは最高でした。もっと寒くなれば、山頂のブナ達に霧氷が育ち、また違った景色を見せてくれることでしょう。また登りたい山です。
次は、一泊二日で笈ヶ岳まで縦走かな。
今回の山行で活躍した道具
カメラ装備
カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。
ノースフェイスのカメラバッグ
α7IIのバッテリーは貧弱でも、何とか撮影は続けられます。今回はバッテリー問題なしでした。
登山では扱いづらい画角だけど、綺麗に撮れる、SEL55F18。
登山装備
値段は高いが、それに見合う素晴らしいソフトシェル。防水ではないですが、防風性能は高く、よっぽどの爆風でない限り雪山でも活躍しています。4年使っても新品同様の丈夫さ。
さすがファイントラックの優秀なソフトシェル。防水ではないですが、雪はつかないし、防風性能は高いので、雪山でよく使っています。
アクティブスキン上下は雪山必須装備です。汗冷えを感じません。
トレイルプロショック。安定した強度で信頼しています。
今回使用したスノーシュー。
スノーシューもピンキリで安いのを買おうかと悩みましたが、1番登坂性能の高いものにしました。値段も1番高いですが、これにしてよかったと思える食いつきで、しっかりグリップして急登にも対応できる心強い味方でした。私は体重65kgで25インチを購入しました。