LIFE LOG(自然と遊ぶ)

自然と遊ぶ

登山の楽しさ、美しさを伝えたい。登山、写真。

琵琶の滝の氷瀑〜スケール感失う巨大氷瀑〜(2018年2月)

落差50mの琵琶の滝。水量が多いため通常は部分的な氷瀑にしかなりません。しかし!30年ぶりレベルの記録的な大寒波により、全てが凍りついた巨大氷瀑は、スケール感を失う程の圧倒的な存在感でした。

また、全く無名な中の滝は、氷瀑の裏側に人が入れる程の氷の洞窟が造られており、神秘的な景色を楽しませてくれました。

場所:奈良県

日程:2018年2月10日(土)平日

獲得標高:1264m

歩行距離:8.8km

登山時間:6時間10分

出会った自然の美しさ

全く無名な中の滝。大きな空洞の中は…f:id:kuromenboo:20210314132155j:image

氷の洞窟。目の前を水が流れる中に入れるとは何とも神秘的。
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高さ50mの特大氷瀑、琵琶の滝。f:id:kuromenboo:20210314132224j:image

全面凍結することなんてほとんどなく、大きすぎてスケール感を失う。
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中腹に登って最接近。氷の中には凄い勢いで水が流れている、そんな場所に立っている不思議な感覚。f:id:kuromenboo:20210323215245j:image

日程と装備

ルート

06:30駐車地→07:45滝見台→08:40中の滝、1時間40分滝見→10:20出発→11:00琵琶の滝、40分滝見→11:40出発→12:40駐車地

登山時間:3時間50分+滝見2時間20分f:id:kuromenboo:20210324210810j:plain

駐車場

林道の先には駐車場がありますが、道路凍結のため、早々に諦めて林道途中の広い場所に駐車しました。

装備

  • 行動着上(薄手インナー、半袖、ソフトシェル)

  • 行動着下(インナー、長ズボン)

  • 足元(3シーズン靴、アイゼン、ゲイター)

  • 手袋(インナー)

  • 冬用手袋、使用せず

  • カメラ(α7II、SEL2870、SEL55F18)

  • 三脚

  • ヘルメット

  • 小物(救急セット、ヘッドライト)使用せず

登山

06:30駐車地。道路は凍結しておりスタックするかもしれないので、下から歩きます。f:id:kuromenboo:20210314091313j:image

どんな氷瀑が見れるのかと期待に胸膨らませながら、登山の安全を祈願します。
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夏場の駐車場まで来ました。さぁ、琵琶の滝へ向かいましょう。滝見台までは整備された安全な道です。

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07:45滝見台到着。落差50mの琵琶の滝。水量はかなり多い滝が、完全凍結している!これは半端ないです…ここから見るだけでもその巨大さに感動します。

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楽しみは取っておこうということで、琵琶の滝は置いておいて、まずは中の滝に向かいます。f:id:kuromenboo:20210314091238j:image

08:40中の滝到着。正直全然期待していませんでしたが、中々の氷っぷりです。また、サプライズの氷の洞窟により、1時間40分も氷瀑を楽しみました。
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あれ?滝の裏側に洞窟のような空洞が見えるぞ…
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氷の洞窟だ!
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四つん這いになれば人が入れる程の大きさです。
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記念撮影。私です。氷の奥では水が流れる音が聞こえる、とても神秘的な空間です。
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この奥には普通に滝の水が流れています。
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まさしく氷のカーテンです。普通は、水がガンガン流れているのでしょう。
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何と神秘的な氷の洞窟でしょう。離れるのが名残惜しいです。
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10:20中の滝出発。十二分に楽しんだので、メインの琵琶の滝に向かいます。
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ラスボスが見えてきました。デカイな。
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落差50mの巨大氷瀑。比較物がないとサイズ感が伝わりません。中腹に登れそうなので、行きます!
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道を間違えると水の中かもしれないので、足場を確認しながら接近して行きます。とりあえず直下まで来ました。
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右手から登れそうなので、行ってみました。
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中腹に立ちました!f:id:kuromenboo:20210323221625j:image

デカイ!この時は標準ズームレンズしか持っておらず、足場が限られているため全貌が収まりません…(ここで私は、広角レンズを買うことを決意しました)
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スケール感がよくわかりませんね…中腹から見てもとにかく大きいのです。
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中腹とはいえ、地面があるわけではなく、下を水が流れる氷の上に立っています。普段は絶対に立てない場所です。
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滝見台が遥か遠くに見えます。小さすぎて写真ではわからないかもしれません。
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氷が崩れるかもしれないので、長居するのも怖いため戻ります。遠くから見直すと、中心部の氷は薄く水が流れる様が分かりますね。

あそこに接近していたとは凄い体験ができました。
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12:40駐車地着。

 

普段は凍りつくことのない琵琶の滝。大寒波が見せてくれた景色は決して忘れません。

今回の山行で活躍した道具

カメラ装備

カメラバッグは自力で編み出した方法で使っていますが、本当に便利です。

ノースフェイスのカメラバッグ

α7IIは登山の相棒です。kuromenboo.hatenablog.com

α7ⅡのキットでついてきたSEL2870。価格相応で、わざわざ購入するようなレンズではない。

SEL55F18は、いい写りをしてくれて、撮っていて気持ち良い単焦点

登山装備

値段は高いが、それに見合う素晴らしいソフトシェル。防水ではないですが、防風性能は高く、よっぽどの爆風でない限り雪山でも活躍しています。4年使っても新品同様の丈夫さ。

アクティブスキン上下は雪山必須装備です。汗冷えを感じません。

関西から行くおすすめの山行

雪山。kuromenboo.hatenablog.com

氷瀑。 

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沢登り。kuromenboo.hatenablog.com